
もう昨日のことになるが、放送大学広島学習センター主催の施設見学会に参加してきた。訪れたのは、江田島市の「さとうみ科学館」。ここは廃校になった深江小学校を利用した施設だ。一般にはあまり知られておらず、私も今回この催しに参加して初めて存在を認識した次第である。

ここではカブトガニの飼育・研究をしている。瀬戸内海でカブトガニと言えば笠岡のカブトガニ博物館を連想するのだが、実はその他の地域でも、ぼちぼち見つかり新聞に掲載されたりしている。ほんの半世紀前にはものすごくいたようだが、山育ちの私にとっては、何度か潮干狩りに行ったことはあるが、子供のころには一度も海で見たことはなかった。

科学館で講義を受けたあと、少し行ったところの河口にある干潟でカニの観察だ。夏ごろだと沢山カニが出ているのだが、この季節かなり寒くなったので、あまり穴から外には出ていない。ちょっと顔を出しても、近づくとすぐ穴にもぐってしまう。参加者の平均年齢はかなり高めだったと思うが、みな童心に帰り、干潟でカニを探していたようだ。