NASAは、36年前に打ち上げられたべ探査機「ボイジャー1号」が太陽系の端の領域を超え、人工物体として初めて太陽系外に広がる星間空間に旅立ったことが確認されたと発表しました。ボイジャー2号が太陽系の最も端に達したことは分かっていたそうですが、新たなデータ分析の結果、昨年8月の時点で太陽系外に出ていたことが判明したそうです。NASAの研究者は「星間空間に人類が踏み出した歴史的な出来事だ」としています。
NASAのチームはボイジャー1号が今春に観測したデータを使い、太陽から送り出される「太陽風」と呼ばれる粒子の流れと、太陽系外から飛来する宇宙船の変化を詳しく分析しました。その結果、太陽風が衰える一方で宇宙船に由来する電子の密度が高くなっていることから、ボイジャー1号はすでに星間空間にあると結論付けたのです。太陽系を出た時期は昨年8月25日頃とみられています。
1977年の打ち上げられたボイジャー1号は木星や土星に接近して多くの写真を撮影してきました。現在は太陽から約190億キロ離れたところを時速約6万キロで飛行中で、地球に信号が遠くまで片道17時間かかるそうです。地球外の知的生命体に遭遇した場合に備え世界55か国のあいさつや音楽、太陽系の位置などを記録した銅製のレコードを搭載しています。
ボイジャー1号には、原子力電池が搭載されていて、原子力電池で2020年東京オリンピックまで通信可能だと言います。そしてプルトニウム238の原子核崩壊の際に発生するエネルギーを熱として利用し、熱電変換素子により電力に変換して、地球へと電波を飛ばしています。プルトニウム238の半減期は87.7年ですが、2020年以降にはシステムの停止が予想され、2025年までには完全に動力を失うようです。
その後はどうなるのでしょう。宇宙空間を慣性で飛び続けていくのでしょうか。そして知的生命体に遭遇することができるのでしょうか。ずれにしても動力源を失えば地球との通信はできなくなるので、消息は全く分からなくなってしまうのですね。でも凄いですね36年前に地球を旅立っていまだに飛んでいるのですから。
NASAのチームはボイジャー1号が今春に観測したデータを使い、太陽から送り出される「太陽風」と呼ばれる粒子の流れと、太陽系外から飛来する宇宙船の変化を詳しく分析しました。その結果、太陽風が衰える一方で宇宙船に由来する電子の密度が高くなっていることから、ボイジャー1号はすでに星間空間にあると結論付けたのです。太陽系を出た時期は昨年8月25日頃とみられています。
1977年の打ち上げられたボイジャー1号は木星や土星に接近して多くの写真を撮影してきました。現在は太陽から約190億キロ離れたところを時速約6万キロで飛行中で、地球に信号が遠くまで片道17時間かかるそうです。地球外の知的生命体に遭遇した場合に備え世界55か国のあいさつや音楽、太陽系の位置などを記録した銅製のレコードを搭載しています。
ボイジャー1号には、原子力電池が搭載されていて、原子力電池で2020年東京オリンピックまで通信可能だと言います。そしてプルトニウム238の原子核崩壊の際に発生するエネルギーを熱として利用し、熱電変換素子により電力に変換して、地球へと電波を飛ばしています。プルトニウム238の半減期は87.7年ですが、2020年以降にはシステムの停止が予想され、2025年までには完全に動力を失うようです。
その後はどうなるのでしょう。宇宙空間を慣性で飛び続けていくのでしょうか。そして知的生命体に遭遇することができるのでしょうか。ずれにしても動力源を失えば地球との通信はできなくなるので、消息は全く分からなくなってしまうのですね。でも凄いですね36年前に地球を旅立っていまだに飛んでいるのですから。