マックンのメモ日記

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中国の「華為技術」は中華の為の会社とも読める!

2013-01-03 20:54:16 | ネット、ビジネス、IT
モバイル端末が生活に欠かせないものになってきています。携帯電話の新規出荷の半分以上を占めるようになったスマホに加え、昨年はタブレット(多機能端末)の新製品も相次ぎ、スマホとタブレットでいつでもどこでも様々な情報やサービスを得られ、これまでの情報端末の主役だったパソコンに変わろうとしています。

スマホに関して言えば、完全に携帯電話の主役になり、新規出荷に占める割合は7割に達する見込みで、スマホを保有する人はまだまだ増えそうです。「iPhone」シリーズの好調が続くなど海外メーカーの新製品が目立つし、使いやすさを売りにした日本製品も利用者のすそ野を広げています。2012年度上期の国内のスマホ出荷台数は1422万台と、前年同期に比べ41,6%も増え、携帯電話の総出荷に占める比率は69,4%となり、12年度の1年間のスマホの出荷台数は28,7%増の3110万台で、総出荷に占める比率は73,3%に達する見通しだそうです。

アップルは昨年9月に発売した6代目の「iPhone5」が消費者の支持を得ています。日本で「iPhone」を発売するKDDIとソフトバンクモバイルが高速携帯電話サービス「LTE」を使えるようにしていることも人気に拍車をかけているようです。「iPhone5」は画面の大きさをそれまでの3.5型から4型に大きくしたほか、厚さは18%、重さも20%抑え、見やすく持ち歩きやすくなりました。アップルは今年も新機種を発売するとみられ、スマホ人気を牽引しそうです。

一方、NTTドコモは昨年11月、中国の華為技術(ファーウェイ)の「アセンドHW-01E」を発売しました。ドコモが販売する初の中国メーカー製のスマホです。電源を入れれば5秒で起動するほか「おサイフケータイ」や「ワンセグ放送」、ドコモグールプの運営するスマホ向け放送「NOTTV(ノッティービー)」など日本独自の機能やサービスも利用できます。しかしこれって中国メーカーに日本の携帯技術を教えているようなものではないでしょうか?ソフトバンクやauに負けまいとしてアップルなどにない機能、つまりガラケイの技術を中国企業に持たせることで、アップルのスマホと差別化するために技術供与しているのではないかと心配します。

中国の華為技術は字を見ると分かるように中華の為の会社と言うようにも読めます。もともとはこの会社を設立したのは軍人出身者が興した会社で米国などはこれを嫌って華為技術の通信製品を政府機関では使用禁止にしているほどです。そう考えるとドコモが生き延びるために華為技術に技術を売ったのではと考えても、あながち違っているとは言い切れません。反対に言えばそこまでドコモはアップルにと言うかソフトバンクやKDDIに追い詰められているという事です。そしてそれが巡り廻って、さらに日本メーカーの力を貶めかねないという事を心配します。一時的な苦境のために苦し紛れにしたことが、かえって日本のガラケイの技術が海外へ流失してしまわないかと心配するのです。

その一方で、日本のメーカーならではの技術力を生かした製品も出ています。ソニーモバイルコミュニケーションズが昨年11月に発売した「エクスペリアAX」は大容量の充電池などが好評であり、シャープの「アクオスフォン ゼータ」は省エネ性能の高い独自の液晶パネル技術「IGZO」を採用しています。そしてスマホが定着するにつれ、日本製品の使いやすさを再評価する動きも出つつあり、ドコモが昨年8月に発売した富士通製の「らくらくフォン」はボタンを大きくするなど中高年に使いやすい仕様でヒットしているそうです。

MM総研の予測では16年度にはスマホの出荷台数は3760万台と11年度から55,6%増え、総出荷に占める比率は85,6%に達する見通しだそうです。