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デジタルとアナログの憂鬱

2007-09-14 19:53:14 | 撮影とテーマ設定2006年3月~12月
Toyosu013


今日は昼前ごろから天気が回復し、午後にはなかなかよい天気になっていたのだが、こういうときに限って事務所から離れられない。ただ、それでも合間を見て近所をぶらつきながら撮影し、ずっと入れっぱなしだったフィルムを消費した。



去年から今年にかけて、デジタル1眼レフを精力的に使ってきたが、どうにもこうにもしっくりこない。自分の場合も、大多数の写真愛好者と同様に、銀塩小型1眼レフの代替機としてデジタルへの移行を試みたのだが、結論から言ってしまうと代替にはならなかったということだ。



理由は簡単で、撮影結果に満足できなかったという、ただそれだけのことなのだが、もちろんそれは致命的な不満であり、逆に言えば銀塩へ回帰する十分な理由ともなっている。とはいえ、最近のデジタル1眼レフはきわめて優れた高解像力を備えており、既に銀塩を超えたとの見方をする人さえ少なくない。個人的にも、単なる解像力の比較であれば、デジタル1眼レフは十分な能力を備えていると思うが、撮影結果を総合的に比較した場合となるとまったく別で、どう考えてもデジタルの方が劣って見えるのだ。



まぁ、デジカメをはじめとするデジタル機器の解像力に関しては、カタログスペックどおりの性能を発揮していない疑惑もあるので、その辺の事情も背景にはあるのかもしれないが、率直に言ってしまうと感覚的な部分が大きいように思われる。つまり、あくまでも自分個人の主観として、デジタルは好みじゃないということだ。



だから、自分自身の趣味志向や主観とはなれて製作する商業の仕事については、デジタルの優れた利便性や運用効率が極めて大きな魅力を持つし、実際に仕事でデジタル1眼レフを使うことには何の不満もない。



ただ、撮影結果は好みじゃぁ無いんだよネェ~



まぁ、デジタル画像の味気なさには使えそうなところも無くはないし、うまくキャンプテイストを盛り込んでいければ、自分の評価も変わってくるようなキがしなくもない。でも、デジカメ愛好者の一部に漂う「銀塩は時代遅れ!デジカメ最高!スペックも銀塩を超えたぜ!」臭を感じるたび、ほっとけばいいのに自分は激しく萎えてしまうんだよな。



最近も、オタクの間で大人気のVOCALOIDを熱く語られた際、同じような「ヴォーカリストは時代遅れ!デジタル最高!音程音階再現性は人間を超えたぜ!」臭を嗅ぎ取ってしまい、心の奥底からうんざりしてしまった。知人に教えられてから、キャンプツールとしてそこはかとなくチェックしていたのだが、なんだかもう名前を聞くのもうんざりってところ。
今から思えば、ニコ動初音ミクをチェックした時に感じた、B級アイドルオタのルサンチマンが伏線だったんだなぁ~


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