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彼方にカメラ横たわりて…?

2006-02-15 23:40:39 | 撮影とテーマ設定2005~06年3月

ところで、WUBってのは「ウーブ」なんすかね?
それとも「ワブ」なんすかね?


たぶん、サンリオだと「ウーブ」だったと思うけど、早川と創元は両者が混在してるように思える。
そういやぁ、中公文庫ってのもあったなぁ~
まぁ、どうでもいいって言えばどうでもいいことなんだけどね…


ただ、デジカメをぼんやりといじくりながら、これってある意味じゃ「撮影した風景をカメラそのものが記憶し続ける」ってことなんだよなと、それってちょっとディック的にいやらしいことなんじゃないかなと、そんなことを考えていただけです。まぁ、メモリーというか「記憶」も転送したり「模造」したり、そういうことできるしね。


今日は朝からなにやかやと忙しく、おまけに知人がちょっと煮詰まったらしくて、午後から相談に乗ることとしたため、ますます持ってあわただしくなる。
とりあえずいろいろの用事を済ませて、メンテナンスに出しておいた機材を受け取り、駅で知人と合流って流れ。
でまぁ、機材を受け取るってのが実はちょっと曲者でしてね、うっかりするとほかの用事そっちのけで遊んだり、技術者と話し込んじゃったりしかねないんだけど、ぶっちゃけ今日もやばかったっすね。話の種にでもなればと思って、レンズの片割れを持参したんだけど(って、そういうことする俺も俺だよな)、これが意外ときっちり結像するんで2人とも大喜び。新しいおもちゃを手に入れた子どものようなもの、というかそれそのものなんだけど、よく考えればダブル・アナスチグマットの片割れなんだし、結像して当たり前といえば当たり前なんだよね。古い人には、ジンマーの前玉外しみたいなもんだといえばいいんだが、さてどう説明したものかな?
ともかく機材を受け取って、新たに機材をメンテに出したんだけど、やっぱメンテに出した機材はいいね。
ちょっと前にメンテナンスした機材もすっごくよくなってて、試写結果を見たときなんか「腰が抜けた」ほどよくなってたんだけど、さて今回はどうなんでしょうかねぇ~


とかなんとか馬鹿というかヲタクというか、そういうことでひとしきり盛り上がった後、知人と合流して話を聞くこととする。
聞き始めてすぐに感じたのは、単純だけと時間は食いそうだなってこと。
要するに思考が堂々巡りに陥っているんだけど、こうなっちゃうと堂々巡りに陥ったポイントを「煮詰まっている本人が自力で発見」しなければならないので、思考の堂々巡りを一定以上「再現」しつつ引っかかりポイントを検証するという、単純だけど手間のかかる作業が必要になる。しかも、これは「ひとりじゃ出来ない作業」なので、腰をすえてお付き合いすることになる。


TRPGのマスタリングガイドじゃないけど、人間ってのは本当に「なんでもあり」だと、かえってなにをやっていいのかわからなくなってしまうので、ある程度は「行動を規制する枠組み」が必要となる。でまぁ、会社勤めなんかしてると枠組み装置が最初から存在しているもんで、そういうことに悩まなくてもすんじゃうものだけど、ヤのつかない自由業とかだとそうも行かないから、自分で自分に枠をはめる術を覚えるようになるんだが、時として枠がきつすぎて文字通りの自縄自縛に陥ることもあるわけ。
お釈迦様の手の中で暴れているだけなのに、自らを「自由な存在」と思い込んでるお猿さんも困り者だけど、本来なら自由に動かせるはずの手足に「枷がはまっている」と思い込むのもまた厄介だ。とまぁそういうわけで、本人がそのことに気がついたら、そこでほぼ解決という寸法。
ちょっと時間はかかったけど、こういうのは本当にお互い様だし、夕飯もご馳走になったからまぁよしとしましょうかね。


そういえば、お釈迦様の手の中でちょっと連想したんだけど、デジタル作画ってのはアドビRGBというお釈迦様の手の中で作業してるわけなんだよね。もちろん、アナログであっても印刷物やポジの色空間(カラースペース)はそんなに広くないし、如何に銀塩のネガやプリントが表現力を持っているといっても、事実上使用可能な領域というものは存在しているのだから、有限であることには変わりがない。
ただし、その空間領域が仕様として数値化され、公開されていることと、作家の経験と勘の中にだけ存在していることとは、根本的な相違がある。


デジタルの色空間は文字通りデジタルに、あたかもベルリンの壁がごとく厳然として「そこにある」のに対して、アナログの色空間は「霧の彼方に見えるお釈迦様の手」のようなもので、やはり文字通りアナログ的に曖昧模糊としている。
その違いを理解しているかいないかは、なんだかんだ言っても大きな違いになっていくのだろうなと思う。



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