天気がよくて暖かい日なので、撮影をかねて今日もギャラリーへ出かける。
本当は朝から出かけるつもりだったが、食事の支度をしたり、部屋を掃除したり、たまった洗濯物を片付けたりしている間に、気がつけば昼を廻っていた。
それどころか、サッカー日本代表の試合時間が迫っていて、出かけてしまうと観戦できなくなるんだけど、観てから出ると日が傾いてしまうので、今度は撮影どころじゃなくなってしまう。いろいろ迷ったんだけど、前半15分と経たない間に流れがおかしくなって、なんとなく嫌な予感がしたので、思い切って出かけることにした。
とりあえず渋谷へ向かうと、明治通りを北上中だったと思われる極右政治結社の車列が、東口バスターミナル付近で警官隊に意味不明の言葉を叫んでいた。警官隊も拡声器で応酬するが、出力の差が大きくて話にならない。
ともあれ、思いっきり出鼻をくじかれた格好で、早くも「家でサッカー見ていたほうがよかったかも」なんて思いが頭をよぎる。
その上、今日もまた最初に訪れた画廊が休廊中で、もぅかなぁりうんざりしてしまう。
とはいえ、ここで帰ってしまったら元も子もないので、青山トンネル方面へ移動しつつ、青学の脇を抜け、その辺をぼちぼち撮影する。
まったく正反対のことを言う人がいるのは知っているのだが、少なくとも自分は「撮影時のテンションは低いほうがうまくいく」ので、比較的フラットな気持ちのまま、淡々とシャッターを切っていく。
青学横を抜けると円形劇場前に出て、その辺にはいろいろと思い入れのある施設も点在しているのだが、まぁそれはそれとして押さえるべき被写体があれば撮影し、そうでなければスルーという感じで、だらだらと歩く。
とかなんとかやってると、いつもより全然人が多くて、表参道の交差点にたどり着いたころには、人ごみで身動き取れないほどになる。
まぁ、コミケの企業ブース周辺とは比べ物にならないものの、なんじゃこらと思っていたら表参道ヒルズがオープンしていたそうで、またまたげんなり…
しょうがないのでわき道へ逃れるものの、ロイヤルホストのアタリまで人があふれかえっているんだから、もぅほんとになんだかなぁって感じ。
とまぁ、そんな調子で表参道画廊へたどり着いたころには、ちょっと疲れてしまっていたよ。
いちおう、お目当ては併設されているMUSEE Fで開催中の川鍋友美子写真展「MITSUKYO」だったが、表参道画廊で開催中の天沼有貴展もなかなかよくて、どちらも最終日というのが非常にもったいないような思いを強く覚えた。
その後、傾き始めた太陽に追われるかのごとく、外苑西通りを北上して千駄ヶ谷、代々木と、フィルム2本で29カット撮影し、ついでにショップへ寄ろうと思ったら、日祝休みということで、またしても無駄足となる。またまたげんなりしつつ、新宿3丁目方向へ抜け、せっかく近くまで来たんだからというわけで、またポルトリブレに顔を出す。
采女未和氏は非常に愛想のよい人好きのする、ある意味では作家っぽくないパーソナリティなので、アコースティックライブ直前のばたばたした時間だったというのに、いろいろと話し込んだりして楽しく過ごさせていただいた。
でまぁ、ちょっとばっかし気分がよくなったところで、さすがにそろそろ帰宅しようとバスに乗ったんだが…
そろそろ暖かくなってきたし、世間にはいろいろな人もいますね。
げんなりというか、いい加減くたびれ果てて帰宅すると、サッカーはかなりひどいことになっていたようで、世の中は少し荒れ模様だった。
ちゅうことはなにかい、家にいてサッカー観ててもあれだったってことかい?
こいつぁほんとにしょうがねぇなぁ~