9日目（海洋世界）

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やってまいりました、５階「海洋世界」。
その名のとおり、海がＭＡＰの大部分を占めている世界ですな。
あちこちに小島が点在しております。


塔から出て、ほどなくした場所に町がある。
町がある、とか色々書いているが、
普通なら「アリアハンの町」だの「リリザの村」だのと、
町の名前を表記するものであるが、このブログでそうしていないのは、
別に何か意図があるわけではない。

というのも、町の「案内役」がいないからである。
町に入って人に尋ねても、

「リオラドへようこそ！」だとか、
「ここはマイラのむらです」 だとか、
「ここは あんこくけんを きわめようとするものが あつまってできたむら ファルガバード」だとか、

そういうセリフが存在がしないからなのだ。
なんてったって、このゲーム、町に名前がついてないからな！



さて、町で話を聞くも、この世界はなにやら「青龍」が「龍王」様を追い出して悪さをしていると。
玄武に続き、青龍というわけです。

海賊が多いために船が使えないと言うことだが、
「船のように動く島」があるということなので、
その探索に、町の北、島と島を繋ぐ「海底トンネル」に向かう。



トンネル内で、モンスターや海賊に遭遇するも、
全滅の危険はまったく無く殲滅できた。

が、なんか海賊から、「８７ケロぬすまれた」とか「７４ケロぬすまれた」とか連続でやられ、
金銭面でダメージを受けてしまった。ヘコー。

なぜ、それを倒した時に取り戻せないのか？
と言う疑問もわくが、それ以上に
なぜ戦闘中に金を盗み取ろうとするのか。
倒して奪えばいいのではないのか。
ＦＦとかのシーフもそうだが。
ていうか、なぜ海賊が洋上でなくトンネルにいるのか。



海底トンネルを抜け、動く島を手に入れる。
動く島にのってドンブラコッコと、

探索を続けると、別の町を発見。
「青龍」についての情報を仕入れる。
情報を総合すると、海のどこかにある渦の中に建つ「竜宮城」に住んでいるらしい。

青龍がいるから、竜宮…いや、文字通りの意味なんですけどね。
いやしかし。乙姫様とのラブロマンスとかあってもいいんじゃあないか、
とは思いませんかね。どうよ諸君。

ちょっと良く考えてみたまえよ。
竜宮城といえば、すぐに思いつく単語が「乙姫さま」であろう。
ということは、名前にそぐわず「青龍」は実は女の子でしたパターンで
乙姫≒青龍という展開になってもおかしくないんじゃないッスか？（おかしい）

あまつさえ、ここは海洋世界。つまり海。
海と言えば水着という、もう狙い済ましたようなこの展開！
で、なんか海に水着（ビキニ）の上が流されちゃったりとかしたりして…
やってくれるじゃねえかスクウェア！


というわけで、勇んで竜宮城に向かいたいわけだが、
その為にはまず、準備が必要である。


よーし、パパ武器屋を覗いちゃうぞー。
で、ラインナップを見てみると…。

　　　　　　　　　回数　　　　価格
かたな　　　　　　５０　　２０６０
サーベル　　　　　５０　　２０６０
ミスリルかぶと　　　－　　　６００
ミスリルメイル　　　－　　２５００
いわ　　　　　　　１６　　　１００



「いわ」。
いわ…岩。岩である。
こんな独創的なアイテムがあるのは、魔界塔士Ｓａ・Ｇａくらいのもんだろう。

刀、サーベルといった和洋折衷な中世武器と、
デリンジャーやサブマシンガンといった近代兵器を用意するゲームは数多くあるが、
いわを売ってるゲームと言うのは、なかなか見られまい。

隣の店にはさらに、


　　　　　　　　　回数　　　　価格
パンチ　　　　　　９９　　　５００
サーベル　　　　　８８　　１１００
さんだんづき　　　６６　　２１００
とびひざげり　　　４４　　４１００
ヤマアラシ　　　　２２　　８１００
じごくぐるま　　　１１　１５１００


なんと体術まで売っている。
これは、使うと覚えるもんじゃなくて、武器みたいに装備して使うアイテムなのである。

一応、使い込む（残り回数が０に近づく）と、
どんどん技の威力がパワーアップしていくわけだが、
その状態で別の人に渡して、その人が使っても高威力なのである。

また、なくなるまで使って、次のパンチを買ったら、
また弱っちいパンチなのである。

さらには、ドラクエでは世界樹の葉、ＦＦではフェニックスの尾、といった生き返りアイテムは、
このゲームでは、そのものズバリ「いきかえり」。
生き返るために必要な ♥ も、 ♥ という名前で店で売っている。
ついでに、ＨＰを最大２００まで上げるアイテムが「ＨＰ２００」、４００までだと「ＨＰ４００」だったり、
うーむ、アバンギャルドな世界だぜ。


あ、でもここらへんのセンスって、（ゲーム性はもちろん違うけど）
カードゲームに通じるものがあるな。
意外と現代にも通じるネーミングセンスかも知れん。風来の知れん。
いや、このゲーム自体、現代にも通じると思いますけどね。



さて、ミスリル装備に身を固め、回復用に「いやしのつえ」を買い揃えたところで、
水中にある「竜宮城」に入るために必要な「空気の実」を探しにまわる。
「空気の実」があると、空気が湧き出て、水中でも呼吸が出来るらしい。
水中呼吸のマテリアってやつですね！？
さすがスクウェア！


空気の実をさがす途中、モンスターが出現する。



バラクーダ　×３



バラクーダ…まあ、魚のモンスターである。
魚と言えば、そう、水棲モンスターは雷属性に弱いと相場が決まっているのである。
水に住んでいるだけに、玄武戦でも大活躍した「冷気」攻撃は、効きそうに無い気がする。

だが、
だがね、諸君。

なんと都合のいいことに、クロオ０は
これまでの能力「れいき」を忘れて、新能力「でんげき」に目覚めたのだ！

まさに、海洋世界をカンタンにクリアしてくださいと言わんばかりのミラクル！

今回はこの電撃攻撃で、どんな奴が出てこようが１ターン撃破だぜ～！
というわけで、さっそうと「でんげき」いくぜー！



クロオ０は でんげき で
バラクーダをこうげき！


すばやさが １さがった！
すばやさが １さがった！
すばやさが １さがった！



（´Д｀；）エエー！？　なにそれ！？

ダメージ当たらないのかよッ！？
「すばやさ が １さがった」？
しかも１ってなんですか、それ。


よくよく説明書を読み返してみると、

でんげき → 敵の素早さを低下させる　（能力変化）
いなずま → 敵の上に稲妻を落とす　　（ダメージ）

との記述が！
同じに見えて、まったくの別物！ガッデム！

しかも「れいき」忘れちゃってるよ！


これはまさにバンザーイ　ナシヨの瞬間！
この状態で「青龍」に挑むことができるのか！？


次回に続く！