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美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




永井荷風二十代後半の作品です。 荷風はとてもしなやかな感覚を持った人です。自然描写が細やかで 詩人のようです。同様に人間観察のセンスも抜群で、皆が新聞を片 時も離さないシカゴの通勤風景を見て『変化のない人生の事件を知 ろうとするアメリカ人は幸せだ』とのたまう件には笑ってしまいま した(わが身も省みて...)。 高層ビルから見た地上の風景に心奪われたり、自由の女神に感動し たり、若者らしい初々し . . . 本文を読む

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エスクァイアの2月号が売れているらしい... アマゾンではすでに中古の方が高い... おそるべしヨン様。 冷やかし半分と『旅する写真家。』という副題でで久しぶりに 買いました。ペ目的の人々にはもったいないな... 情報の取捨選択がいい感じ。『天井桟敷の人々』が公開される のを思い出しました。学生の頃はぴんとこなかったのですが、 今回は心して観ようと思います。 正月は実家で古雑誌などを整理したの . . . 本文を読む

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先日ハンドルネームの由来を書きましたが、本当は prospero とい う名前にしようと思っていました。これは『あらし(別名テンペス ト)』の登場人物で、本好きで魔法が使えるおじさん(おじいさん?) の名前です。最初は prospero で登録しようとしたのですが拒否ら れてしまい、lysander にしたのです。 だけどこんなブログ(http://blog.goo.ne.jp/prospero . . . 本文を読む

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私の lysander というハンドルネームはシェークスピアの 『夏の夜の夢』という戯曲の登場人物からとったものです。 『夏の夜の夢』は四人の若者の恋愛関係のもつれを描いた 喜劇です。急に読み返したくなって帰りの電車と帰宅して からの時間を使って読んでしまいました。戯曲は慣れない と読み難いですが、慣れれば上演時間もあれば読めてしま うもの... 原題は A Midsummer Night's . . . 本文を読む

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最新刊が出てしまいます! 詳細はこちら... 演劇ファン必見! . . . 本文を読む

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ようやく行ってきましたジュンク堂の新しい店舗。 これまで私は池袋を乗換駅にしていて、リブロと ジュンク堂にはお世話になってました。ちょっと 気が利いた本を探すにはリブロが良いのですが、 何でもそろっている安心感ではジュンク堂に軍配 があがります。 何か好きにさせる、その理由が新宿店でかいま見 えたような気がします。 三越の新宿店の7、8階にあたります。新宿に限 って言えば、三越もいい仕事をして . . . 本文を読む

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昨日、神奈川大学主催の講演会を聴きに行った。『社会と文化を考える』 というテーマで全五回の企画。先日は島田雅彦の講演会にも行った。 今日は中沢新一の『日本の歴史と自由-網野史学のこと』という話だった。 網野善彦は名前しか聞いた事がなかったのですが、中沢新一の叔父さんだ ということ。今年、亡くなったそうです。 島田雅彦の時は比較的若い女性が多かったのですが、今回は年配の方がた くさん聞きにきて . . . 本文を読む

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先日、樋口一葉を発掘したときに、同じ文庫本のダンボールから いろいろと懐かしい本が出てきました。その中の一冊が小林秀雄 の『無常という事(角川文庫版)』です。買ったけど持て余して放 っておいた本です。 私は積ん読が好きで、気になる本は気楽に買ってしまいます。読 む読まないは気分次第。その時すぐには読まなくても、一度は気 になった本、しばらく経てば、読みたくなる時がきっとくるだろ うと思っているか . . . 本文を読む

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今日は樋口一葉の命日らしい。駅にも一葉祭という催しの ポスターが貼ってありました。文京区や台東区での催しな のに、どうして横浜にポスターを貼っているのかな... この秋から樋口一葉が五千円札の肖像になった。名前は知 られているけれど、読んだことある人はどれくらいいるの だろう。本好きの友人と話すときに、漱石を話題にしたこ とはあるけれど、一葉の話をした記憶はほとんどない。作 品数の多寡にもよるの . . . 本文を読む

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二三日前の日経にブックオフの9月中間期が好調だったと いう記事が出ていた。その中で同社は中古本販売の市場シ ェアが58%に達したようだとあった。中古本販売でも市場 シェアなんて計算するのだなぁ... ブックオフも出たてはいろいろ叩かれていたけれど、すっ かり市民権を得たのでしょうか。私の生活圏にブックオフ がないので、ぴんときません。早稲田にあったブックオフ には何度か行ったのですが、ぴかぴかし . . . 本文を読む

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先日、下北沢に芝居を観にいったと書きましたが、その帰りに ヴィレッジヴァンガードという本屋さんに行きました。名前は 知ってたのですが、私の遊び場にしている街にはなかったので す。ですが下北沢の本多劇場の下にあるとは知りませんでした。 ちょっと不覚。 一見したところ雑貨屋さんのようです。ごみごみと展示されて いる商品棚をぬうようにして店内を巡ります。デザインの良い 小物がところどころにあって、ぶら . . . 本文を読む

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先日、急に読み返したくなった本です。読了。 文庫本を読む時に、気になるページの端を折る癖があります。 6年前に読んだきりになっていたこの本には、折れてるページ がやたらとありました。再読していると気恥ずかしくなります。 もともとは昭和三十年頃に書かれたエッセイです。消費社会の 萌芽が生まれつつあって『もはや戦後ではない』と言われてい た時代です。『太陽の季節』やそれに共感する若者の心理など も . . . 本文を読む

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福田恒存が訳した新潮文庫版『オイディプス王・アンティゴネ』を読了。 オイディプス王はミステリアスな展開で楽しめたがアンティゴネは ぴんとこなかった。前者の物語は秀逸だが、後者は長台詞が多くて ぴんとこなかった。先日、国立博物館で観たアンティゴネの舞台を 辛く感じた理由がわかった。ちょっと苦手な本です。また、機会を 改めて読んでみようと思う。 福田恒存の名前は新潮文庫のシェークスピアで覚えた。シ . . . 本文を読む

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この前、近所の駅でR25をもらってきました。会社の近所 でも人手を使って配布しており、どんな雑誌なのか興味が あったのです。若者向けの雑誌かと思っていたのですが、 そこそこ読めました。ロハ(只)で配ることについてはいろ いろあるかも知れませんが、ネットを通じて無料の情報が じゃぶじゃぶ得られる時世なので、これくらいしないとイ ンパクトがないのでしょう。少なくとも広告に値段つけて 売っているような雑 . . . 本文を読む

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今日、六本木に出かけてうれしいことがありました。 青山ブックセンターが復活していたのです。 学生の頃は、六本木というとちょっと近寄りがたいイメージがありまし た。WAVEやシネヴィヴァン六本木など、時代の最先端を行く店があ って、そういう店に入れるほど自分は洒落ていないなぁ...という感じ です。青山ブックセンターの六本木店も、そんな店のひとつでした。 そんなにしょっちゅう行っていた訳ではな . . . 本文を読む

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