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相手の立場になる

2016年08月31日 | 看護師の仕事など
看護学校時代から、「相手の立場になる」ということを重要視して考えてきました。
就職してからも、勤務先では
 「患者の立場に立つ看護」というのが方針でした。

たとえ自分がその病気でなくても、その病気によって、生活に支障をきたし
それをケアすることが看護の仕事です。
また、病気による症状も把握することはごく当たり前のことです。

骨折したら、痛いでしょうし。
胃潰瘍になったら、食事もできないでしょうし。

肺がんの患者さんが食欲がなさそうです。認知症もあり、自分の体のことを
訴えることができません。どこが悪いのかさえわかりません。

食事量や睡眠の様子、ADLで判断することになります。

食事の量が徐々に減っているとのことでしたので、それは当然のことだと思います。
食べたくないのだと思います。
そういう話しをしていて。

「肺がんもあって、具合悪いと思う」と言ったら、
「だって、肺がんになったことないからわからない」と言われました。

びっくりしました。

なので、
「風邪ひいても、食欲なくなりますよね?」
「どこか具合が悪いと、食欲もなくなると思いませんか?」

と、投げかけてみました。
認知症の方々のケアをしているのですが、
「私は認知症になったことがないからわからない」と言うのでしょうか。
もっと想像力を働かせて欲しいです。