『私だけのハッピー・エンディング』

原題　『A Little Bit of Heaven』


ケイト･ハドソンが主演。

広告代理店で働くマーリーは、ユーモアに溢れた有能なキャリアウーマン。
特定の彼氏は作らずボーイフレンドと気軽に遊び、個性あふれる友人たちと
充実した毎日を過ごしていた。
ある日マーリーは病院での検査で、主治医ジュリアンから“がん”の宣告を受ける。
余命も半年。手術もできない、化学療法もきかないため、治療もやめる。
大腸がん。
刻々と進行していく病状におびえる中、ジュリアンとの出会いが彼女の心を癒やしていく。
そして神様からの贈り物「3つの願い事」を叶えることにより、
自分にとって本当に大切なものに気付いていく。

ジュリアン役の俳優は『チェ・ゲバラ＆カストロ』のチェ・ゲバラ役。
ガエル・ガルシア・ベルナルというメキシコ人。

『アマロ神父の罪』のほうが印象に残っています。

がんの終末期が、あまり辛さもなく表現されていて、これならいいなと
思わせます。最期も静かに静かに息をひきとります。
愛する人たちに見守られて。

ここ数日、具合の悪いすい臓がんの患者さんがいます。
もうせん妄が始まり、毎晩辛い様子を家族が見守っています。
昨夜も深夜の1時半に訪問がありました。

発熱とせん妄です。
がんの終末期のせん妄は、見ていて辛いため、入院してしまうことも多いです。
在宅でのせん妄の対応が、一番難しいと感じる今日この頃ですが、
そばにいる家族の力と勇気が必要です。