ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

百足

2006年08月08日 08時35分23秒 | 植物、植物っぽい物
 ゲジはよくゲジゲジと言われるが、ムカデやヤスデをひっくるめてゲジゲジと言う人もいる。ゲジはゴキブリの天敵と言われてるが、ゴキブリが家に居たとしても同居はやだ。まして居なければ更にやだ。

 ゲジはムカデの親戚だけど、ムカデとヤスデの区別を気にしない人は多く、足が一杯生えてるのは全てムカデで済まされてしまう。でも蝶と蛾を区別してる日本人としてはここも押さえておきたい。ムカデとヤスデは明らかに違う特徴を持つ。ま、そんな所まで繁々と見たくないからどうでもいい、って話もあるけど節から足が1対出てるのがムカデ、2対出てるのがヤスデである。節の数が同じならヤスデの足の数はムカデの倍だ。また歩く速さはムカデの方がずっと速い。ゲジは特に速そうに見える。

上がムカデで下がヤスデ 節と足の数の関係以外は嘘絵

 ムカデは漢字で百足と書くが、これは百本の足なのかそれとも靴を数えるように百そくなのか、どちらの意味だろうなんて思ったことがある。だけど、節から出てる足の数という点でムカデはヒャクアシでヤスデはヒャクソクとすると問題は解決だ。でも同じ百足をムカデと呼んだりヤスデと読み分けるのは呪い(のろい)と呪い(まじない)よりも厄介そうだからこんな案はボツだろうな。

 ところでヤスデの漢字って見た事が無いが、古い言葉だけど雨彦 (あめびこ) なんて言い方があったらしい。これは堤中納言物語 (つつみちゅうなごんものがたり) の中にある虫めづる姫君の中に書いてあるんだけど、これは太郎とか次郎と名付けるのと同じみたいだ。Wikipedia によれば 「 風の谷のナウシカ」 や 「 もののけ姫 」 はこの話から着想を得ているんだそうだ。この虫めづる姫君ってのはちょっと変った女の人の話。原文では読めないけど口語訳にすれば最近書かれた話と言われても違和感が無い。でもこの話、ざっと千年も前の話なのだ。

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