ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

ジャミング透視システムを試作

2016年05月24日 08時17分31秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 クライミングというものを10年も20年もやってれば聞きかじりで大抵のことは分かる。正確に言うと分かったつもりになれる。ジャミングにしても何となくあんな風にやるんだろうな、でも中々上手く決まらないな、くらいに思っていた。

 クラック・スクールに行ったのは2年前だと思ってたらもう3年も前だった。ジャミングの何たるかから教えてくださいと頼んだ結果は目から鱗だった。そのやり方は思ってたり聞いてたのとは全く違っていた。何故色々なハンドジャムが生まれるのか。その1つはハンドジャムをしてる時、岩の中の様子が外から見えないからだ。それなりに登れちゃえばそのやり方を続けるわけだ。

 ジャミングの様子が見えたら良いなと思って作ったのがこれ。その前にKYスクールの校長に聞いてみたんだけど実はこんな会話を思い浮かべていた。

「 透明な板でジャミングしてる所が見えるのって良いと思いますか? 」
「 う~ん、それって皆思いつくんだけど役に立たないよ 」
「 ああ、やっぱり 」


しかし現実は予想とは正反対だった。校長はずっと前から漠然とそういうのがあったら良いなと思ってたそうで興味を示してくれた。そうなると話してるうちに段々と作る気になった。初めは安い有り合わせの材料でと思ってたらヨメがケチケチすんなって言うからアクリルボードを買うことにした。でも厚さは3mmとやや薄目でコストダウン。


サイズが異なるのはオフセット・クラックを意識したため



厚さ調整のための蝶ネジ。右端の袋ナットはボルト先端での傷付き防止


 下のは製作者の俺がジャミングしてるところを校長が撮ってくれた。ダメ出しが入ったら格好悪いなぁと思ってたけどそんな事はなかったのでホッ




 当日のスクールの人達からも面白がられて概ね好評だった。皆が面白がって手を入れてる様子を離れて見ていると怪しい闇取引をしてるようだった。




 次に作ったのはフィンガー・ジャム用。フィンガー・ジャムは習得が難しいのでハンド・ジャム用と違って効きを試せるようになった。そこで岩の突起を模したネジを付けられるようにし、板は歪まないようにとアクリルボードは5mm厚。


フィンガー・ジャム用


 縁をフェルトペンで赤く塗ったのは目立つようにするため。塗らないとうっかり踏んだり蹴飛ばしてしまうのだ。実際、家の中でハンド・ジャム用のに躓いてしまった。縁を塗るだけで塗ってない穴まで赤く見えるようになった。


サイズ調整の仕組みは同じ


 下のはフィンガー・ジャムを練習してる所。校長が色々やってる時「今、薬指が(岩に)付いてると思ったらそうでもないですねぇ」というのが笑えた。こんな調子でこれを使って分かったことが色々とあった。感覚と実際には稀にズレがあるのだ。やはり見えるというのは良い。それとこれがあると登る前の練習用クラックを探す必要も無くなったのもメリットだそうだ。


20代と思しき女性の肌は白くて綺麗だったのが印象的
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2 コメント

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おもろいわ~ (Sue)
2018-03-09 13:22:31
おもろいわ~
大の大人が真顔でこんなので遊んでるんだから、クライマーってお子様だよね~ (笑)

それにしても、さすが発明王ですね。
チョンボ棒といい、道具を作るのがお上手ですね。

これ、特許だね! ヾ(o≧∀≦o)ノ゙
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re:おもろいわ~ (Sue さん) (ボッケニャンドリ)
2018-03-09 18:12:43
でしょ(^^)v

> これ、特許だね! ヾ(o≧∀≦o)ノ゙
太っ腹なので真似して作ってもOK
でも未だかつて興味示す人ナシ(^^;;;
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