猫2匹が同時に体調不良。初めに不調になったのはチャ、先に症状が重くなったのはメメなので病院に行ったのもメメが先。色々と検査したのでキャットドックみたいなもの。
●メメ体調不良もようやく回復
メメが何かを吐くような仕草をするが何も出て来ない。他に腹部を痙攣させるようになった。それが始まったのが丁度カマドウマを食べた頃と一致。そのせいで何か悪い寄生虫が身体の中に残ってるのかと心配になりメメを病院に連れてった。結果は食べ物とは全く関係無かったけど変な偶然が重なると厄介だ。
猫は自身で症状を説明出来ないから仕方が無いが獣医は色々な可能性を言う。エイズまで出て来た。そして血液検査した方が良いだのレントゲンだのと言われる。半分脅かされてるようなもので今一つ納得が行かないが両方やることにした。
ここには写ってないけど腸にもガス
血液検査は1点を除いて正常範囲。異常なのは体調不良のせいだろう。レントゲンには腹にガスが溜まった様子が写った。鼻呼吸出来ないので食べ物と一緒に空気をという説明だった。ゲンタシンにインターフェロンを混ぜた目薬を貰って帰ったがガス抜きはして貰ってなかったようでゲボゲホは続いた。
病院から戻っても症状は変わらず。しかも衰弱は進む。餌を最近爺婆用のに変えたんだけどもしかしたら不味いのかもと考えた。少し前にクライミングの元師匠に貰った猫缶を1つ残してあった。それを食べさせたらペロリ。ならばとその後はウェットフードにした。
そんなこんなで病の峠は越えた。猫の弱点である腎臓の検査値に異常が無かったのが分かっただけでもまぁ良しとするか。ただドライフード食べたがらないのが困り物。爺婆用のが不味いのか、それよりもウェットフードの方が格段に美味いんだろうな。猫缶を一気にやらなかったのもこういう事が心配だったからだ。
●チャは今も体調不良
始まりはチャの風邪。猫のクシャミは質が悪い。人間だとハァ~~ クションッなんだけど猫の場合はハァ~~が無いのでいきなりクションッとやるので水しぶきをもろに浴びる事がある。といって手をしろと言っても聞かないし。
チャも食欲不振になったのでメメと一緒にウェットフード。2回目の時、魚の骨が刺さったような仕草。口をこじ開けると前歯の裏が真っ黒。でもこれは皮膚の色が黒いだけだった。人間と違って猫の皮膚は肌色とは限らない。問題は奥歯の出血なんだけど俺はそれには気付かなかった。
今度はチャを病院に連れてった。体重を量ったら0.5kg減。元の体重が5kg少々だから大幅減だ。初めは歯周病こじらしたようだと言ってた獣医は「体重の急減なので癌の可能性…」と生検を勧められた。癌だったのどうなるかと黙って聞いたらうちでは治せないので埼玉か東京に行って抗癌剤だの放射線治療。思ってたよりも凄い話だったが生検は不要だと断った。だって猫だもの。
メメがやったように血液検査とレントゲンを撮った。血液検査結果を見ながらエイズになってると獣医は言う。エイズって言うと眉をしかめるような病気だけど猫の場合は引っ掻き合いの喧嘩が原因だそうだ。元々は免疫機能を落とすウイルスで人間が余計な事をして広めたのでウイルスに変なイメージがついた。チャは飼った猫の中では初めて喧嘩に負けない猫だったけどそれなりの返り血は浴びてたようだ。
次に言われたのがレントゲンに写ってた心臓肥大。普通は180回/分の脈拍が240で異常に高いのと辻褄が合うと言う。心筋が厚くなった分送り出す血液が少なくなるのでそれを補うために脈拍が増える。しかも不整脈もアリという病気のデパート。だけどチャは今年15歳で立派な爺猫だからこんなもんだろう。
人は歳を取ると医学知識が自然に増える。なので獣医の話に何とかついていけるけど若い人だと縁遠い医学用語がポンポン出て来て面食らうだろうな。そして今まで健康診断もしたことない親父が初めて病院に行って色々病名を並べられるような経験をチャがした。もっとも本人に自覚は無いので面食らってるのはこっちの方だ。心臓のことがあるので1週間様子見。心臓の薬と抗菌剤を貰って帰ってきた。しかし治るようにと薬飲ませようとするので俺は益々嫌われる。最近は家の中を歩く時に俺を避けてて可愛くない。
チャの顔をアップで撮ったら髭が透き通ってた。夜室内で撮ったけどストロボは使ってない。