ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

チェーンソーの安全対策

2007年01月23日 08時03分08秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 チェーンソーを何度も見ているうちにどの部品が何なのかが分ってくるようになった。すると最近の機種に有って自分のには無い部品があるのに気が付いた。

 チェーンソーは木にチェーンを当てる場所を間違えるとキックバックが発生する。刃が顔の方に向かってくる現象でこれは不用意に切るつもりのない枝などに当っても起きる。こちらは予測しにくいので恐い。キックバックについてはこのページの下の方にあるアニメを見れば良く分る。


写真1 今時のチェーンソー

 上の写真1が今売られているチェーンソーで、これはシングウ商品総覧 より拝借。下の写真2が貰ったもの。新宮に問合せたら20年も前の機種だという。この新旧2つのチェーンソーだけどキックバック対策という視点で見た時にこの2つの違いが分かるだろうか。

写真2 貰ったチェーンソー(約20年前の機種)

 キックバックが起きた時の安全装置としてチェンブレーキがあって外国製のチェーンソーでは随分前から装着されている。キックバックが発生した時、下の写真の黄色で囲んだ部分に自然と腕が辺りその時に強制的にチェーンの回転を止める仕組みになっている。また一部の機種ではキックバックが発生した事を検出してチェーンの回転を止めるそうだ。

写真3 黄色で囲んだ部分が安全装置

 何故うちのには安全装置が無いのか。それは早い話日本製の古い機種だからだ。欧米ではそんな区別はなくこの装置があった。日本では排気量40cc未満のものにその装置は無くても良かった。じゃぁうちの35ccのはそんな装置が要らないほど非力で安全かというとそんなことはない。また欧米ではチェーンソーを使って仕事をする場合、安全ズボンや安全ブーツ着用が義務になってるが日本はそういうことはない。

 最近、林業に転職しようとするサラリーマンがいる。しかし林業の所得は以前よりも少ないなんて話を身近で聞いたことがある。その話を聞いた頃はチェーンソーなんかに興味の無い頃だったのでそれ以外の話は聞かなかったけど、安全面はどうなんだろう。コストのしわ寄せが最初に来るのは直接利益を生まない部分。ただチェーンソーを渡され、普通の作業着とヘルメットでやってる所もあるんじゃなかろうか。
コメント
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