だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カミーユ・コローのモナリザ

2008-05-30 21:23:13 | 展覧会
画家カミーユ・コローの本名は、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー。りっぱな名前ですね。1796年7月26日パリ生まれ。裕福な織物商人の息子で、26歳の時、画家になるため風景画家のアシール=エトナ・ミシャロンらに師事したそうです。(1875年2月22日没)

そう、コローと言えば風景画。バルビゾン派に属し、1855年のパリ万国美術展でグランプリ、サロン入選など、当時から人気の画家でした。コローの画風は色調や色彩を押さえた落ち着いたもの。精密でかつやわらかな筆致の風景画は、日本人にも人気です。

そんなコローの美術展「コロー 光と追憶の変奏曲」が、国立西洋美術館で開催です。今回の特徴は、ルーヴル美術館所蔵の「真珠の女」が初来日を果たします。“コローのモナリザ”と呼ばれるこの作品は、1858~68年頃に描かれたとされています。

手を重ねてポーズを取るモデルの女性は、まるで“モナリザ”のように見えます。コローの人物画は、他にも「画家の姪マリー=ルイーズ=ロール・セヌゴン」(1831)や「本を読む花冠の女」(1845)、「青い服の婦人」(1874)なども展示されます。

もちろん風景画の「ファルネーゼ庭園から見たコロセウム」(1826)、「ロニーのベリー公爵夫人の城」(1840)、「ティヴォリ、ヴィラ・デステの庭園」(1843)、「傾いた木」(1855~60)、「エトルタの風車」(1855~65)、「モルトフォンテーヌの想い出」(1864)

「ドゥエの鐘楼」(1871)、「サン・ル・ノーブルの道」(1873)などルーヴル美術館所蔵の作品を中心に、油彩画、版画など110点余りの作品が展示されます。素晴らしいですね。これは見に行かなくっちゃ!

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