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共産党を含む共闘体制確立して参院選に臨む

2018年10月23日 11時38分27秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

                                

                                  

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                           「植草一秀の『知られざる真実』」

                                       2013/10/22

     共産党を含む共闘体制確立して参院選に臨む

               第2169号

   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2018102219001849227
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10月21日、沖縄県那覇市長選が投票日を迎えた。

結果は

城間幹子 79677
翁長政俊 42446

となり、現職の城間氏が大差で再選を果たした。

選挙戦は9月30日に実施された沖縄県知事選とまったく同じ構図で行われ
た。

安倍内閣与党の自公と維新、そして少数政党の希望が翁長氏を支援した。

現職の城間氏を支援したのが、
立憲、国民、共産、自由、社民、会派おきなわ、社会大衆党プラス基地反対の
保守勢力が結集する「オール沖縄」である。

結果は、沖縄県知事選と同様に、オール沖縄陣営の大勝になった。

安倍内閣与党勢力の劣勢が一段と強まっている。

沖縄では、10月14日に実施された豊見城市長選挙でも、社民、共産、社
大、自由、国民、立民推薦の無所属新人山川仁氏が、無所属新人の宜保安孝氏
と、無所属現職の宜保晴毅氏の2名を破って初当選した。

玉城デニー氏の新しい門出を祝福する選挙結果が続いている。

これらの現実は、「安倍一強」がフィクションであることを立証している。

国政においても、取り組みを一つ変えれば状況は一変する。

安倍内閣の基盤は、実は驚くほど脆弱である。



安倍内閣の基盤の弱さを測る上で、もっとも参考になるのは国政選挙での比例
代表選挙結果である。

選挙区選挙では各政党が候補者を擁立するわけではないから、得票数と政党支
持数とが乖離する。

主権者の政党別支持状況を正確に反映すると考えられるのが比例代表の得票数
である。

ただし、自民党と公明党の間では、自民党の選挙区候補者に公明党支持者が投
票する代わりに、自民党支持者に比例代表選挙での公明党への投票が呼びかけ
られる場合があるから、両者については合計数値がより重要な意味を有してい
るとも考えられる。

2017年10月総選挙の比例代表選挙結果を見ると、政党別得票率は以下の
とおりである(得票率は全有権者に占める比率、%)。

自民  17.9
公明   6.7

維新   3.3

立憲  10.7
希望   9.3
共産   4.4
社民   0.9

自公の合計は24.6%

立憲、希望、共産、社民の合計は25.2%である。

自公に維新を加えると27.9%になる。

自由は比例代表選挙に候補者を擁立しなかった。

自由支持者の票は立憲、希望、共産、社民の得票に含まれていると考えられ
る。



つまり、安倍自公政権支持者と、安倍自公政権不支持者の数はほぼ拮抗してい
ると考えられる。

地域によって、両者のバランスが異なる。

2016年参院選では、選挙区において、

北海道、秋田を除く東北、新潟、長野、山梨、三重、大分、沖縄で反安倍自公
勢力が勝利した。

茨城、東京、静岡、愛知、京都、広島で議席は折半となった。

面積で計算すると、安倍陣営勝利地域が46%、反安倍陣営勝利地域が45%
だった。面積では完全な互角の勝負だった。

32の1人区では野党連合は11勝21敗になった。

これでは政権奪取には手が届かないが、少なくとも「安倍一強」という現実は
存在しない。

参院選で野党勢力が力強さを欠いたのは、野党の中心に位置した民進党が主権
者の支持を完全に失っていたからだ。

かねてより指摘しているように、政策路線があいまいなのだ。

「隠れ与党勢力」が多数潜んでいる状況では、主権者はこの政党を信頼して投
票できなかった。

野党勢力は旗幟を鮮明にしなければならない。

その戦いの好事例が沖縄での戦いである。

オール沖縄の戦いをオールジャパンに広げること。

これが日本政治刷新の条件である。



沖縄の選挙の最大の特徴は、反安倍陣営に共産党がしっかりと組み込まれたこ
とである。

安倍陣営の勝利の方程式は、反安倍陣営の分断にある。

反安倍陣営を分断すれば、必ず安倍陣営が勝つ。

当たり前のことだ。

選挙の勝敗を決するのは、衆院の小選挙区と参院の1人区である。

当選者が1人しか出ない選挙区だ。

この選挙区で、反安倍陣営を分断すれば、ほぼ間違いなく自公候補が勝つ。

だから、安倍陣営は常に、反安倍陣営を二つに割ることを考える。



そのために、もっとも有効な方法が、

「共産党と組むのか」

と挑発することだ。

反安倍陣営を

「共産党と共闘するグループ」


「共産党とは組まないグループ」

に分断することに成功すれば、この時点で決着がついてしまう。

だから、安倍首相はいつも声を張り上げて、

「共産党と共闘するんですか!」

「民共共闘に投票するんですか!」

と叫ぶのである。



この声に呼応する勢力が存在することを見落とせない。

この声に呼応するのが、

「連合」

なのだ。

「連合」

は「隠れ自公応援団」である。

「連合」

が声を張り上げて、

「共産党と共闘するんですか!」

と叫ぶ。

安倍晋三氏とハーモニーを演じるのだ。



だから、どうすればいいのかはすぐ分かる。

「共産党と共闘するんですか!」

と声をかけられたら、即座に

「共闘しますよー!」

と答えればいい。

共産党を含めて共闘しない限り、自公勢力を打破することはできない。

この現実をしっかりとわきまえることが何よりも重要だ。

そして、もうひとつ、忘れてならないことがある。

野党共闘の側に、

「共産党と共闘するんですか!」

と叫ぶ人、勢力がいたら、その人々、勢力は、「自公の回し者」と即座に見抜
くことだ。

この言葉は、反安倍陣営を二分するために叫ばれているという、ものごとの本
質を正確に見抜かなければならない。



共産党を含む反安倍政治連合が確立されれば、政権奪還は時間の問題だ。

政党をひとつにするとか、名簿をひとつにするとかにこだわる必要はない。

大事なことは、一つの選挙区に、ただ一人の候補者をしっかりと擁立すること
だ。

はっきりしていることを愚直に実行する。

これが選挙に勝つための極意ではないか。

オール沖縄の戦いをオールジャパンに広げて、日本政治を、日本の主権者の手
で刷新しよう。

 
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