「恋恋風塵」(「戀戀風塵」、1987年、台湾)
監督 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
脚本 呉念眞(ウー・ニエンジェン) 朱天文(ジュー・ティエンウェン)
撮影 李屏賓(リー・ピンビン)
音楽 陳明章(チェン・ミンジャン)
出演 王晶文(ワン・ジンウェン)
辛樹芬(シン・シューフェン)
辛樹芬(シン・シューフェン)
林陽(リン・ヤン) 梅芳(メイ・ファン)
家計を考え中学を出ると台北へ就職したアワン、1年後、幼馴染みで許婚のようなアフンも後を追って台北へ働きにやってくる。辛い仕事も寂しさも同郷の仲間たちと助け合い生活していく二人、やがてアワンに兵役の通知が来る・・・。
歌のない「シェルブールの雨傘」、タイトルで物語を表してしまってます、また、台詞を少なくして間で見せる映画でもありました。
台湾人なら解るのかもしれないが、兎に角、時間に対して極めて不親切な映画、何年頃を舞台にしてるのか最後まで解らなかった。
製作年に近い年代なのかと思っていて、その時分、観光で台湾に行った事があり、「それ程、日本と変わらないと思ったけど、地方の山ン中だとやっぱり20年は遅れてたのかなぁ」なんて傲慢に考えてしまいました。雰囲気も吉永小百合の日活青春映画みたいだし。(アフンって、当時の吉永小百合に似てる所がある)
また、F・O、F・Iで何の説明もなく1年の時間が過ぎていたのでF・Oを時間経過に使うのかと思ったら、そうでない所もあって統一されてない、本当に「今、いつなんだ」がずっと付き纏ってモヤモヤしっぱなしでした、wik見ると'60年代らしく大体、吉永小百合時代で合ってました。(笑)
篠田正浩監督のようなアンチ・クライマックスは余り好きでないし、ラストのアワンのシャツも、何故、それを着れるのか、その意味も心情も僕には判らない。(「愛は残る」の意味らしいが、僕は絶対着ないな、血迷ってタンスの奥に思い出として残したとしても彼女が出来たら捨てる)
青春映画、恋愛を使った大人への通過儀礼を描いた作品として悪くはないし、台湾の風景も良くて、見るべきものの有る作品だけど、主人公の心情変化が判り難く隔靴掻痒を強く感じた作品でした。
祖父の李天祿がいい味出してます、そこに居るだけで味わいが有って景色に馴染んで本当にここに何十年も住み暮らしている感じがして、日本で言えば花沢徳衛さんとか加藤嘉さんかな。
※村の掟なのか、出てくる名前が阿づくし、アワン、アフン、ア何とかばかりで頭こんがらがる(笑)、日本だと佐藤、伊藤、江藤、加藤、工藤でしょうか。
※台湾は「牯嶺街少年殺人事件』に次いで2本目、何か両方とも暗いなぁ、傑作と言われてる「牯嶺街少年殺人事件』もイマイチ合わなくて、長時間座りっぱなしでケツの痛みが何日も取れなかった記憶の方が強い。(汗)
R2.8.23
DVD
監督 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
脚本 呉念眞(ウー・ニエンジェン) 朱天文(ジュー・ティエンウェン)
撮影 李屏賓(リー・ピンビン)
音楽 陳明章(チェン・ミンジャン)
出演 王晶文(ワン・ジンウェン)
辛樹芬(シン・シューフェン)
辛樹芬(シン・シューフェン)
林陽(リン・ヤン) 梅芳(メイ・ファン)
家計を考え中学を出ると台北へ就職したアワン、1年後、幼馴染みで許婚のようなアフンも後を追って台北へ働きにやってくる。辛い仕事も寂しさも同郷の仲間たちと助け合い生活していく二人、やがてアワンに兵役の通知が来る・・・。
歌のない「シェルブールの雨傘」、タイトルで物語を表してしまってます、また、台詞を少なくして間で見せる映画でもありました。
台湾人なら解るのかもしれないが、兎に角、時間に対して極めて不親切な映画、何年頃を舞台にしてるのか最後まで解らなかった。
製作年に近い年代なのかと思っていて、その時分、観光で台湾に行った事があり、「それ程、日本と変わらないと思ったけど、地方の山ン中だとやっぱり20年は遅れてたのかなぁ」なんて傲慢に考えてしまいました。雰囲気も吉永小百合の日活青春映画みたいだし。(アフンって、当時の吉永小百合に似てる所がある)
また、F・O、F・Iで何の説明もなく1年の時間が過ぎていたのでF・Oを時間経過に使うのかと思ったら、そうでない所もあって統一されてない、本当に「今、いつなんだ」がずっと付き纏ってモヤモヤしっぱなしでした、wik見ると'60年代らしく大体、吉永小百合時代で合ってました。(笑)
篠田正浩監督のようなアンチ・クライマックスは余り好きでないし、ラストのアワンのシャツも、何故、それを着れるのか、その意味も心情も僕には判らない。(「愛は残る」の意味らしいが、僕は絶対着ないな、血迷ってタンスの奥に思い出として残したとしても彼女が出来たら捨てる)
青春映画、恋愛を使った大人への通過儀礼を描いた作品として悪くはないし、台湾の風景も良くて、見るべきものの有る作品だけど、主人公の心情変化が判り難く隔靴掻痒を強く感じた作品でした。
祖父の李天祿がいい味出してます、そこに居るだけで味わいが有って景色に馴染んで本当にここに何十年も住み暮らしている感じがして、日本で言えば花沢徳衛さんとか加藤嘉さんかな。
※村の掟なのか、出てくる名前が阿づくし、アワン、アフン、ア何とかばかりで頭こんがらがる(笑)、日本だと佐藤、伊藤、江藤、加藤、工藤でしょうか。
※台湾は「牯嶺街少年殺人事件』に次いで2本目、何か両方とも暗いなぁ、傑作と言われてる「牯嶺街少年殺人事件』もイマイチ合わなくて、長時間座りっぱなしでケツの痛みが何日も取れなかった記憶の方が強い。(汗)
R2.8.23
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