今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)

マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。

今週の一番『ハンザスカイ』でも、この先は別に見たくないか?というと…

2012年07月29日 | マンガ
5月第4週:戦星のバルジ(第1話 つらぬくもの)
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10556.html#741
【漫研】
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『ハンザスカイ』(作・佐渡川準)が最終回でした。最後まで“空手愛”に満ちたマンガだったと思います。…けっこう能登くんとか、虚竜の吹越とか、地獄大将の真鍋とか、魅力的な選手がいて、この先の活躍も見てみたい気はしていたのですが……まあ、何というか、あんまり「どう戦い、どう勝つのか?」みたいなタクティカルな視点がベースのマンガではなくって、「何を決め、何をやり切るのか?」みたいなマンガで、先輩諸氏はそれを既に決めている人たちという…リスペクトから入っているマンガだったので、ここで良し~決めてしまったら、その先はそう行くだけなのであまり少年マンガ的な波はない~という感覚が見えるような気がして、ある種、納得するものがありました。

今週の一番『おすもじっ』の彩香が怖可愛い。

2012年07月23日 | マンガ
【5月第3週:おすもじっ(第五拾貫◆白身対決ノ九)】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10555.html#740
【漫研】
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『おすもじっ』(原作・鹿賀ミツル、漫画・加藤広史)のヤンデレ妹・彩香がいいですね。…なんか怖い(笑)『おすもじっ』は、男と偽って江戸前寿司の職人している司が、いろいろ難癖つけてくるお客を、唸らせる寿司を握る話。彩香ちゃんは、司の相棒である寿くんの実妹です。…でブラコンで、ヤンデレで、寿司を握るのが上手くて、京都弁と、なんか盛りだくさんなキャラクターです。今、出ていないんですけどね…その内、再戦するかなあ?

今週の一番『GANKON』~弐願とワイシャツと私

2012年06月06日 | マンガ
【4月第3週:GANKON(第二十五願 正義の鉄槌)】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10552.html#736
【漫研】
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『GANKON』の“弐願”が楽しいです!『GANKON』(作・菅原健二)は、小さな神社の神様・イサナが勘違いから「お前を(嫁に)欲しい」という願いを聞き届けて“美少女”として女の子好き彼女欲しい少年の多賀守新太の元に嫁いで来て、神様の領地争いの戦いに巻き込んで行く『物語』。

この神様のバトルで使われているバトル・スキルで壱~拾願というものがあるんですが……え~っと、願というのがレベルみたいなもので、それがレベル10までバトル・スキルが出てくるらしいのですよね。
これの“弐願”が、ちょっと最高ですた(`・ω・´) パートナーの神様・イサナさんが「お色直し」と称してパジャマ姿とか、何かいろいろなコスチュームに変身するのですが…その後、おもむろに、イサナさんと、主人公の新太くんが小芝居をはじめるんですよね。嬉しい恥ずかしい新婚生活みたいな…。そうするとトドメのイサナさんの萌えセリフ一発で、新太くんのやる気がマックスになって“壱願”のパワー技で相手を倒してしまう。

…え~っと、何を言っているのかわからないと思うんですけど、俺もよく分からねえぇ…じゃなくって、なかなか説明が難しいのですよね。敵キャラはずっとその小芝居観ていますし…(笑)
僕の仲間内では「もう、“弐願”で終りちがう?参願とか要るのだろうか?“弐願”でFAちゃう?」と言うくらい“弐願”を気に入っています。まあ、未見の人は一度、単行本とかで確かめてみてください。


GAN☆KON 2 (少年サンデーコミックス)
菅原 健二
小学館

今週の一番『めだかボックス』~“愚行権”は主人公殺しか?

2012年05月26日 | マンガ
【メタキャラクター】

【4月第2週:めだかボックス(第140箱「生きることは劇的だ」)】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10552.html#735
【漫研】
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『めだかボックス』(原作・西尾維新、漫画・暁月あきら)の“安心院さん編”がこの週で終了でした。彼女のTVアニメ放送前に終わるという宣言は実現せず。連載は続行になっていますね。
さて、ここで自分が“主人公”に育てた善吉くんが、めだかちゃんに勝つ所を見てしまった、安心院さんは「やはり、自分にできない事はない」と絶望して自殺を図ろうとします。それをめだかちゃんが止めて「お前は生きる事の劇的さをわかっていない中二病だ!」と一喝して、このエピソードは幕を引きます。
…さて、この中で出てきた“愚行権”という善吉くんが求めた能力に非常に興味があります。「(主人公が持ち得る)ご都合主義を排除する」という恐怖の能力なのですが…多分というか僕の『読み』では、安心院さんは“愚行権”の発動を見て、絶望した…と見ています。これがあれば“最強の敵”である主人公にさえも勝つ道がある…と。

▼USTREAM:ハイライト:『めだかボックス』の話題

(↑)このUSTREAMラジオで語っていますが、僕は一連の“安心院さん編”を「最強の敵とはなんぞや?そして、その最強の敵に勝つためにはどうすればいい?」という命題に取り組んだエピソードだと思っていて、その答えの一つを見事に返しているなとおもいます。
バトルマンガで言う、最強の敵って何か?それはどういうものか?という空想遊びの話なんですが、これまで超人強度○○億パワーとか、戦闘力○○万とか、いや時を止める能力だ!とか、時を加速させる!とか、いろいろ語れるんですが、その究極の回答として「最強の敵って主人公じゃねぇ?」というのがあるワケです。
……これ、あくまでバトルマンガのフィールドで、バトルマンガの主人公って限定ですけどね。世の中の『物語』には、いろんなタイプの主人公がいるので…しかし、少年ジャンプ(友情努力勝利)で語る主人公とは、ある程度、その範囲と言ってもいいような気がします。こいつは、本当に“強い”のですよね。歴代の主人公たちが、その伝統を積み上げ、今も絶賛継続中なわけで。
そいつらに勝つにはどうすればいいか?という話が、“安心院さん編”ではいろいろ追求されていたように思います。「話をラブコメに切り替えちゃえばいいんだ!」とか(笑)
そして“愚行権”~ご都合主義を排除する能力は、一つの究極の答えだなと。ほぼ、主人公にしか効かないけど「主人公を主人公たらしめているものを無効化すれば主人公は倒せる」と。うん。『戯言』シリーズの時から、主人公に勝つ物語を観ている僕としては、単純だけど一つの答えとして満足しました。

…と言いつつ、色々思う所もあるんですよ。…単純には「能力化した時点で、主人公に破れるもの、と化さないか?」とか…だからこそ地の善吉くんを主人公化するのがまず必要だったのでしょうけど…。あと、恒久能力としてどのくらい機能できるものなのか?は、次のシリーズで観て行きたいな…とか思っています。“愚行権”はなかなか面白い能力ですが、ともすると物語破壊のみを起こしてしまう…じゃあどういうバランスで働くべきか?…いや、特に結論もないですが、ここで終ります。

(↓)関連記事

今週の一番『めだかボックス』~“主人公”という称号の在り処

今週の一番『めだかボックス』~安心院なじみさんの求めるもの

今週の一番『神のみぞ知るセカイ』~二周目のヒロインたち

2012年05月13日 | マンガ
【ハーレムメイカー】

【4月第1週:マギ(第133夜「優しい人」)】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10551.html#734
【漫研】
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『神のみぞ知るセカイ』(作・若木民喜)の女神再攻略編が大詰めですね。“最後の最強の敵”(?)に相応しく、ちひろと歩美がタッグのような形で、かなり桂馬を手こずらせてくれています。
『神のみぞ知るセカイ』は、悪魔の世界から逃げた6万匹の“駆魂”を回収するために、ゲームの達人にして“落とし神”様と呼ばれている桂木桂馬が選ばれる物語。現在は、地獄界の悪魔的復活を目論む旧悪魔たちに対抗するため、かつて旧悪魔を封じた“ユピテルの女神たち”の復活/再集結を目指し、以前、攻略したヒロインたちの中から“女神持ちの子”を火急に探し出さなくてはならないという展開。

今週の一番『神のみぞ知るセカイ』~“落とし神”の臨界

(↑)以前の記事で、女神が入っていないと判明した途端、ちひろを手酷く振った桂馬の局面について、僕は「桂馬が“落とし神”だとして「どの程度の神か?」を確かめる局面が迫って来ている」と評しました。
そして今、手酷く振った女の子であるちひろの逆襲(協力?)を受けて、かなりピンチにもなっている……しかし、どうやら乗り切れそうですね?ここでハクアあたりが喝を入れて、折れる桂馬を持ち直させるという「友情・努力・勝利」な展開もあり得たと思うのですが、桂馬は独りで持ちこたえて折れずに、攻略を果たせそうに見えます。

……はっきり言って僕好みの展開です(`・ω・´) 僕、あんまり挫ける奴好きじゃないんですよね。

それと、この局面で特筆したいのは、ちひろや歩美のキャラとしてのビルド(成長)ですね。ここらへんに“再攻略”する事への真の効能が出ている気がします。
最初の攻略ではある種、作者の中にあるレパートリーというかテンプレ的なものを組み合わせて、ちょっといい話にすれば大体通過できるんですよね。この『物語』の初期の凄みはそのテンプレ、レパートリーがすごく多い事ではあったのですが。
…ちょっと、悪く言っていると思われるのは嫌なのですが、説明のために敢えて言うと“一周目”の攻略はヒロインの上っ面を舐めるだけでも誤魔化しが効くんですよね。しかし、“二周目”はそうはいかない。記憶を残しているという設定的にももう一段キャラ掘り起こさないといけない。

これが結局、功を奏している、僕が今、すごく認めているキャラのハクアもこの過程で掘り下げられたキャラですし、ちひろと歩美の成果もここから来ている。…彼女らは今すごくいいって事です。
逆に、テンプレ的に完成されている図書子~栞は、そんなに動かなかったかな?いや、でも小説はよかったですね。

特にちひろがいいですね。彼女は元々は作者にとって非常に動かしづらいキャラだったはず、いや、動かしづらくないと意味がないキャラだったはず。なぜなら、これまでの桂馬のテンプレやチャートで対応できないヒロインである必要があった子だからです。
だからデザインの段階から動作や言動について、一つ、一つ「これでいいか?」と検討して行く必要があったと思います。それが一周目でどのくらい動けたか?は、なかなか難しいと思うけど、二周目においてその苦労はすごくいい動きに転化されていると思います。

…一方で、エルシィや天理といった本道のヒロインらしい(?)子たちが手付かずで残ってしまっているのが、気になったりしてしまうんですけどね(汗)『神知る』も『ネギま!』のように、今、かなりの数のヒロインたちがビルドを果たしていると思います。


神のみぞ知るセカイ16 鎌型シャープペンシル付き限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)
若木 民喜
小学館

今週の一番『ニセコイ』~鶫くんがいればそれでいい

2012年05月01日 | マンガ
【3月第4週:ニセコイ 第18話 シアワセ】
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【漫研】
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『ニセコイ』(作・古味直志)を毎週楽しく読んでいます。『ニセコイ』は、普通の高校生にしてヤクザの二代目候補の少年・一条楽と、超美人の転校生にしてギャングの一人娘の少女・霧崎千棘が、反目しあう両組織の安定のために、付合っている“ふり”をする事になる『物語』。あと、まあ、一条くんには十年前に“約束した恋人”がいて、それが誰か?というのも焦点になっていますね。

千棘ちゃんのボディガード(?)でやってきた女の子の“鶫誠士郎くん”が可愛くってね。…もう、この娘でよくね?小野寺さんとか、千棘ちゃんとか、どうでもよくね?…という勢いでのめり込んでいます。

まあ、それにしてもクラッシックなタイプのラブコメの波が来ているような感じですね?少年誌の新連載を見ていると…まだ、そうでもない?ま、いっか。(´・ω・`)
『魔法先生ネギま!』の終りと合わせて『ハーレムメイカー』の話も終焉(一周回)となりつつあるような気もします。…とはいえ、ラジオなんかで話していますが、『P4』や『真剣で私に恋しなさい』あたりの流れは、『ハーレムメイカー』の“次”のようには思っていますね。名前は変える必要があるかもしれないけど。…で、回帰的な流れとしては、この『ニセコイ』とか『パジャマな彼女』あたりがあると。


ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)
古味 直志
集英社

今週の一番『魔法先生ネギま!』~軌道エレベーターのある風景

2012年04月22日 | マンガ
【情報圧縮論】【脱英雄譚】【ハーレムメイカー】

【3月第3週:魔法先生ネギま! 355時間目 3-A永遠に】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10550.html#732
【漫研】
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この週、『魔法先生ネギま!』(作・赤松健)の最終回がありました。9年間、濃密に楽しませてもらった連載です。このブログでよく取り扱うテーマである所の『情報圧縮論』、『脱英雄譚』、『ハーレムメイカー』といった要素が、大きく盛り込まれ、週刊連載というある種のとんでもない制約の中で、非常に大きな成果を上げた作品だと思います。週刊連載マンガの一つの到達点と言ってもいいですね。赤松先生、お疲れ様でした。
その内容について、本来なら、何回にも渡ってその評価を記事にして行きたいところなんですが…ちょっと、今、忙しかったりするので…(汗)改めて、下のUSTREAMラジオの録画データを張っておきます。記事にすると言っても、大体、これと同じ話をしますしね。

▼USTREAM:大『魔法先生ネギま!』ラジオ第一回@漫研ラジオ

▼USTREAM:大『魔法先生ネギま!』ラジオ第二回@漫研ラジオ

ただ、ちょっとメモ的に走り書きさせてもらうと、やはり最終回のラストシーンの「建設中の軌道エレベータ」はよかったです。『脱英雄譚』としての『ネギま!』を象徴するシーンだと思います。
ネギくんのお父さんのナギがラスボスとなった事が示され、その上で、彼との“最終決戦”を描かなかった事に不満のある人もいるとは思うんですが、それこそがネギま!という物語で重要な意味を為していると僕は思う。

“最終決戦”などという分かりやすい決着、分かりやすい善悪あるいは「どっちか?」の決着、一瞬の戦いで全てを決してしまう気持ちが良い…だからこそ“楽な”結論、それがこれまでの『英雄譚』の在り方だった。
…ちょっと皮肉めいて書いていますが、だからこそ素晴らしいカタルシスを得る事ができると僕は思っているし、だからこそ僕はヒーローストーリーを愛しています。
でも『ネギま!』という物語の到達点は、一度一瞬の“決戦”で世界が変わる物語ではなく「10年かけて世界を変えてゆく物語」なんですよね。「建設中の軌道エレベーターのある風景」こそが、『ネギま!』クライマックスと言えると思います。
その上で、単純なお説教ではなく、フェイトとの決着など、充分なカタルシスが得られるような最大限の努力がされている。それが『ネギま!』の成果だと思っています。

あと『ハーレムメイカー』というか、並列構造の臨界点を見せてもらったのも興味深かったです。まあ、僕は、もうネギくんの意中の人は千雨としか思っていないですが…それを明示する事はなかった。
…語ると長くなるので、圧縮した言葉のみで述べますけど、千雨はおそらく、アスナや、その他の序列ヒロインをすっ飛ばして、序列の臨界は突破している。しかし、そこで、並列の力場、並列の臨界に捕まったんですよね。それ故、彼女の“勝ち”が明示されなかった。これはちょっと『面白い』、強固な並列構造が構築されたからこその力場に思える。
従来は、ヒロインの序列構造を変えるために並列構造が構築され、でもそこで一人飛び抜けても問題はないというか、それは実は横一線に並べるという事だけで並列が成る事を意味するですが、『ネギま!』はその上で、各・主要ヒロインたちのドラマを充分に盛り上げて行ったからこそ「物語の流れ的にこの子がヒロインだろう!」という突破の結論を得ても、明示はできなくなったんですね?…って、何言っているか自分でも分からなくなっていますが!(汗)

まあ、ここらへんは『神のみぞ知るセカイ』(作・若木民喜)でも、近いものが見られそうなので『愉しみ』にしていますが。

今週の一番『マギ』~白龍くんはどこに行くのだろう?

2012年04月10日 | マンガ
【脱英雄譚】

【3月第2週:空が灰色だから 第19話「こんなにたくさんの話したいことがある」】
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この週の『マギ』(作・大高忍)が、なかなかショッキングでした。悪人とは言え、既に捕らえられた女海賊(魔女)を恨み持つ民衆がなぶり殺しにしようとする所を、白龍くんが一刀の元に首を打ち落とす。変に暴動になるよりは、皆の納得を持って場を収める方法だったのでしょうが……という展開。
『マギ』は、ユーラシア大陸を模した広大な世界が舞台の、ダンジョンと魔法使いと魔神を巻き込んだ冒険活劇…そこから発して世界と人間の運命を決める戦いに向かって行く『物語』に観えます。

その後、白龍くんはアリババたちと、自分の行く道の違いを感じ取って、ここで別れます。その前にモルジアナを連れて行こうとするんですが…まあ、これはフラれまして(笑)(↓)以前、書いた記事ですが、順調にこっちの方向へ進んでいるようです。

今週の一番『マギ』~シンドバッドかっこいい!紅玉姫かわいい!とか書こうと思ったら…(´・ω・`)?

これまで少年マンガの王道パターンとして「敵かと思っていた嫌なヤツ(?)が実は味方になれるヤツで、頼もしく、かついいヤツだった」みたいな展開があると思うんですが、『マギ』はその逆を行こうとしているんですよね「味方で頼もしく、いいヤツだった人が、敵として立ちはだかる」という。…これも、王道ストーリーの一つのパターンではあるんですが……んんん、何と言うのかな。それぞれが、ぞれぞれの信じる道を進んでいて、それ自体は善でも悪でもないのでしょうけど……しかし、悪い後退の気を集める行動と、良い前進の気を集める行動はあるんですよ…?『王道』というヤツですが…。

多分、『マギ』は、そこを目指しているんですよね……週刊少年誌の連載で、どこまでやれるか分からないですが…。あと、ちょっと『ヴィンランド・サガ』を引き合いに出しますが、もし、『ヴィンランド・サガ』という物語が、クヌート王に『王道』(?)と言うか何かの前進を観ていないとしたら、「では、世界はどうすればいいのだ?」という袋小路にはまって、また黒猫が出てきてしまう気もするんですよね……まあ、あまり関係ない話ですね。まあ、とにかく『マギ』を楽しみにしています。


マギ 12 (少年サンデーコミックス)
大高 忍
小学館


今週の一番『弱虫ペダル』~今泉くんの覚醒が超カッコいい

2012年04月01日 | マンガ
【3月第1週:GANKON 第十九願 ペナルティー】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10549.html#730
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『弱虫ペダル』(作・渡辺航)インターハイ最終戦で、三年生たちが次々と脱落する中。一年生の今泉くんが覚醒して、独走しはじめるシーンが超カッコいいです。今まで僕も、心の中で「弱泉くん…」と思っていたのですが、もうそんな事は言わせない感じ(笑)
『弱虫ペダル』はオタク少年で、自転車を全力で漕いで片田舎と秋葉原を往復していた主人公が、競技自転車の世界と出会い、必要とされる物語です。最近、少年ジャンプでもあまり直截に……というか汗くさ~く描かれる事が少なくなった友情(チームワーク)・努力・勝利の世界をド直球の汗くささ丸出しで描いている貴重な連載ですね。

今、優勝候補の箱根学園と、主人公の小野田くんが属する総北高校がタイマン的にチームバトルしていて、他チームをぶっちぎっているんですが「これで、御堂筋(今泉くんのライバル)が、バトルに絡んできたら、ちょっと凄すぎるねえ(笑)」なんて話していたら、いよいよ御堂筋くんもスパートをかけて上に登ってきている状態で、それぞれの決着に目が離せません。


弱虫ペダル 21 (少年チャンピオン・コミックス)
渡辺 航
秋田書店