out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

奥入瀬渓流 1

2010年11月05日 23時59分54秒 | travel

10月3日撮影 三乱の流れ


 10月2日(土)、八戸に日光アイスバックス対東北フリーブレイズの試合を見に行きました。 せっかく八戸まで行ったのでレンタカーを借り、3日(日)には奥入瀬渓流まで足を延ばしました。 紅葉で有名な奥入瀬ですが、この時期まだ紅葉は始まっておらず人も少なく、緑の葉をつけた渓流散策は涼やかで(寒いくらいw)とても感動的でした!



 奥入瀬渓流は1936年(昭和11年)に十和田国立公園(現:十和田八幡平国立公園)に指定され、1952年(昭和27年)には、特別名勝及び天然記念物に格上げされています。 公園内の自然は出来る限りそのままに保存してゆくということで、動植物の採取禁止はもちろんのこと、落ち葉一枚も拾って持ち帰ってはいけません。 また、台風などで枝や木が倒れてもそのままの状態で放置します。 ですから、川の中に木が倒れてもどかしたりすることはありません。 その木にはだんだんと苔が生え、植物が根付いてゆきます。 美しいだけでなく、どこか荒々しく力強い感じと、落ち着いた日本庭園の雰囲気を併せ持ったような眺めが魅力的です。



 奥入瀬渓流とは十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14キロの奥入瀬川の渓流です。 この間どこも美しい流れが見られるのですが、今回私は渓流途中の石ヶ戸から子ノ口までの9キロを歩きました。 川の流れをきれいに撮りたいと思い、三脚を担いでの行軍です。 えぇ、このために東京から三脚を担いで新幹線で八戸まで行きましたとも。w それでスローシャッターが効果的に使えたかどうかは別として、いい経験ができたと思っています。w







 なんかもうどれも同じような写真ばかりなのですが、ガイドさんとの待ち合わせ時間より早く着いてしまったので、うれしくて時間まで撮りまくっていました。 上の写真はすべて待ち合わせの石ヶ戸近くの「三乱れの流れ」と呼ばれる所で撮ったものです。 今回初めての奥入瀬だったので、自然指導員のガイドさんをお願いしたのですが、そうするとお話を聞いたりしながら素早く写真を撮らなくてはいけないので、シャッタースピードやISOなどの確認です。 けど、やっぱり写真撮影は団体行動には向きませんね。(苦笑

 この後9キロの奥入瀬渓流の写真が続きます。 思う存分じっくりと写真を撮っていたら、たった9キロでも3日掛けても足りないほど美しかったです。 そのほんの一部あわてて撮ったもので、しかも時期外れで申し訳ありませんが、数日続くかと思われます。w

春の山梨 甘草屋敷ひな飾り

2010年04月17日 22時02分34秒 | travel


 4月1日~2日にかけて山梨の春を満喫してきました。 お天気が悪かったことが心残りでしたが、2日目はこの旅の発端ともなった「甘草屋敷」の雛飾りを見に行ってきました。

 甘草屋敷では昨年の11月に塩山のころ柿を見に行った際、美しいオレンジ色のつるし柿を拝見しましたが、その時に「お雛様も見に来てくださいね。」と言われパンフレットを見せていただき、是非行きたいと思っていたのでした。 桃の花と合わせて見られればベストだったのですが、桃の花には少し早いようでした。 ちなみに甘草屋敷の雛飾りは明日まで行われていますが、桃の花は先週末ごろが見ごろだったようです。 まだ標高の高いところや遅咲きの桃は咲いているそうですけれど。


 この日も雨。 夜中には激しい雨と風が吹いたようです。 ぜんぜん気づかずにぐっすり寝ていましたけれど。w



 このご婦人たち。 「車で連れてきてもらって、料金まで払ってもらっちゃ、申し訳ないがね。」「いいんだよ。 あんたがたに見てもらいたかったんだがね。」「まぁー、ほんとうにきれいだわ。」(方言てきとうですがw) すてきなお友達ですね。












 管理の方がつるし雛の修理をしていました。 針と糸でささっと縫って、かけなおしていました。



 大変古いお雛さまもあります。 案内板がついているお雛様はとても古かったり、なにか由緒のある物ですが、手前一番上の段の左のお雛様とお内裏様は享保年間(1716~1736)の物です。 一番下の段の5人は五人囃子でしょうか、「五楽人」となっており、文化年間(1804~1818)となっていました。 大切にされていますね。 それに、こういうお屋敷にとても似つかわしい。



 たくさんのお雛様に圧倒されますが、これだけ並ぶと壮観です。 着物を着てお茶会など開けばさぞ楽しいことでしょう。 
 そう言えば。 この時は団体さんなどもたくさんいらしていたのでありませんでしたが、この甘草屋敷では拝観にゆくと、お茶を出してくださいます。 立派な梁のある広い畳のお部屋でお茶をいただきながら、ゆっくりとお庭や柿や、障子から射しこむ柔らかい光を見ているととても落ち着いた気持ちになれます。
 塩山の駅前ですので、電車でいらした際にも気軽に立ち寄れます。 



 帰り際になりようやく薄日が射してきました。 見るとやっと山が雲の合間から顔をのぞかせていたので、急いで高台に車を走らせシャッターを切りました。 「これから晴れてくるのかな。」と後ろ髪をひかれる思いで家路に着きました。
 やはり一回でいいチャンスに巡り合えることはまず無いのでしょうね。 今回はネットや地図であちこち調べ、思う存分各所を回ることがでました。 また、それ以外にも色々な情報を得ることができ、「また行きたい!」という気持ちが一層強くなりました。
 山梨love な気持ちは、もとをたどれば増穂町での稲作体験だな、としみじみ思います。 色々なことに感謝しながら、自然をじっくり見つめて、素直な気持ちで写真を撮っていきたいな、などと感じた旅でした。

春の山梨 甲州市塩山 慈雲寺のイトザクラ

2010年04月10日 20時43分28秒 | travel


 4月1日~2日にかけて、山梨県各所の桜を見て回りました。 わに塚、実相寺、身延山久遠寺まで回り、時間は午後2時ごろ。 朝が早かったので疲れてきたし、雨がやや強く降ってきましたので、もう塩山の宿に行ってゆっくりしよう、と思って久遠寺を出発しました。

 ところが車を走らせて行くとだんだん雨があがってくるし、時折弱い日が射したりもする。 とりあえず中央高速には甲府南から乗ればいいと思い、昨年「初代直売所甲子園チャンピオン」に輝いた道の駅「とよとみ」で買い物をして、「う~ん」と考える。 「これはやっぱり行けるところまで行こう。」と塩山の慈雲寺を目指しました。 また雨が強くなってくれば宿はすぐ近くだしね。 

 塩山に着くと雨は全く降っておらず、「日が沈む前に急いで慈雲寺のイトザクラを見なくては」と気が急いてきました。 けれど、慈雲寺のイトザクラはあまり調べておらず、もしかしたらがっかりな木かも、という気持ちも実はありました。 当初の目的「桃の花撮影」のちょっとした寄り道くらいにしか考えていなかったのです。 

 ところが行ってびっくり。 こちらも素晴らしい木で、大感動でした。 なんと樹齢300年だそうです。 しかもほぼ満開状態でとてもきれいでした。 境内が小じんまりしている上に、大型バスも訪れるほどの名所だそうで、残念ながら境内での三脚は使用禁止でした。 時間は午後5時ごろ。 うぅ。 手ブレが。。。

 では、甲州市塩山 慈雲寺のイトザクラ。 どうぞ。












































 一番下は帰り道で撮った甲府盆地の夜景です。 それ以外は慈雲寺での撮影です。 いやー、まさか慈雲寺でライトアップがあるとは思ってもいなかったので、感動でした。 

 うす暗くなってきたので「帰ろうかな。」と思っているとご住職がガラッとお寺の窓を開け、工事の時などに使うポータブルライト(?)のような物を窓枠に撮りつけていらっしゃいました。 「まさかあれは桜のライトじゃないよね?」と思いつつ、暗くなるのを待っていました。

 その間、お寺の外の桃畑に出ている地産品の露店をのぞきに行きました。 愛想のよいご主人が、桃のジャムや梅の昆布漬けなどを試食させてくれましたが、とても美味しくて購入。 そして「ここはライトアップをするんですか?」と尋ねると、「しますよ~。 きれいだよ~。」と教えてくれたので待ちました。 あの工事用のライトみたいのがそうなんだ、と可笑しくなりましたが、とにかくうれしい。 けど、三脚使用禁止だよ。。。まー、がんばって息止めて撮ろう! と思って撮った写真です。 なので、あまりじっくり見ないでください。w

 これで4月1日のお花見は終了です。 実に内容の濃い一日で大満足でしたが、やっぱり晴れて、2日かけて見られたらもっと良かったな。。。けれど、大した雨も降らず、最後まですべて素敵な桜ばかりで、やはり来てよかった。 と、感謝しながらぐっすり眠りました。

 翌日4月2日も素敵な物を見て帰りましたよ。

春の山梨 身延山久遠寺の枝垂れ桜

2010年04月06日 00時28分03秒 | travel


 実相寺の神代ザクラを見た後は桜越しに富士山が見られるという大法師公園へ行く予定にしていたのですが、雲が重く垂れこめ時折雨も降る天候。 富士山が見られるわけではないので、遠景はあきらめお寺の中だけでも桜を楽しめそうな身延山久遠寺の枝垂れ桜を見にゆくことにしました。 上の写真は樹齢400年の枝垂れ桜です。

 大法師公園でしたら、中央道を経て中部横断道を増穂インターで降りすぐのところでした。 こちらは米作りをした平林にも近く、ぜひ一度訪ねてみたい所でした。 その増穂インターあたりから桜が満開の大法師公園を横目に見て、「晴れてればなー」とつぶやきながら、一般道に出て富士川沿いをさらに40分くらい。 身延山に到着です。 時間はたっぷりありますから余裕です。

 しかし久遠寺についてはあまり下調べをしていなかったので、到着してややビックリ。 かなりの有名どころでした。 っていうか、実相寺に来ていた団体さんたちが口々に「久遠寺も満開で良かったけど、この木もすごいわねー。」って言ってたし。w

 大型バスでも、乗用車でもどんと来いという体制です。 私の乗用車は河原の駐車場に案内されました。 カメラリュックを担いで、「さてお寺はどこ?」と見回してもどこにもないので、誘導員のお兄さんに訪ねると、「とても遠いので、あそこからシャトルバスを利用してください。往復400円です。」とのこと。 なるほど。 森林保護、渋滞解消にはいいことだよね。 実際、途中に看板がありましたが、シャトルバスを使う前はお寺の駐車場に着くまでに二時間半も待たされることがあったようです。 



 シャトルバスは街中を抜け山を上がり、総門を過ぎたところで到着。 ここまででもあちこちにきれいな枝垂れ桜が見られます。 まさに枝垂れ桜の街なんですね。 バスを降りて山門内商店街を歩いて登ってゆくと、上の写真の三門に到着。 大変立派です。 ここら辺から雨が降り続いてきました。 

 この山門を抜けると、石畳の道の先にすごい階段が現れます。

   


 これがその階段です。 「大したことない」という人、下りの写真も良く見てくださいね。w
 結構急な石段です。 しかも、一段一段が不ぞろいで若干高めな気がします。 しかも雨で濡れています。 ここは慎重に上がるか、と思いましたが、すぐにギブアップして、脇道にそれました。 「女坂」だと思っていましたが、「男坂」だったみたいです。 いずれにしても高低差は同じですから、もうゼーゼー言ってしまいました。 わたくし久遠寺をなめておりました。 けど、一生懸命登ったから御利益あるかな。w



























 御利益はともかく、これだけ見事な枝垂れ桜を見られたので感激です。 枝垂れ桜で有名なことは知っていましたが、境内ほかいたるところに枝垂れ桜が咲いています。 本当にたくさんの数です。 大きな木は樹齢400年ということですが(写真1番目と最後の2本)本当に見ごたえがありました。 
 お天気が良ければお寺周辺の山々も見所がたくさんあるでしょう。 また本堂より先奥ノ院へはロープウェイもあり、身延山山頂からは南アルプス、富士山が一望なのだそうです。 こちらもまたお天気の良い日に是非行ってみたいと思いました。

春の山梨 実相寺の山高神代ザクラ

2010年04月02日 20時06分59秒 | travel


 わに塚から約20分。 北杜市の日蓮宗 大津山 実相寺にある神代桜です。 こちらの神代桜も満開には早すぎましたが、枝によっては大変良く咲いているところもありました。 また、この神代桜も晴れていればバックに美しい南アルプスの山々が見られるはずだったのです。 まー、これは今回は本当にしょうがない。

 さてこの神代桜ですが、大変ありがたい木なのです。 なんと、樹齢約2000年。 日本一のエドヒガンザクラの古木だそうです。 大正11年10月には桜としては日本で初めて、国指定天然記念物に指定されました。 
 「日本武尊が東夷征定の折りにこの地に留まり、記念にこの桜を植えたのだという」と実相寺のホームページには書かれていますが、詳しいことは『山梨県・実相寺ホームページ』をご覧ください。
 昭和34年8月に武川村を襲った台風7号により、神代ザクラはその主幹を失いました。 また、近年の車や見物人の影響により急速に衰えてきたこの木を回復させた「樹勢回復」の記録も大変興味深いです。 また、「桜の写真集」のページもきれいですよ。 興味深いのは「昔の神代桜写真集」です。 主幹のある頃のモノクロ写真が見られますよ。




 実相寺の外観です。 境内は花であふれています。 桜に囲まれたお寺はそれだけで美しいものですが、全国の有名な桜の小桜が植えられているのが楽しいです。 また、手前に見える黄色い水仙は季節によってチューリップになったり、いつもきれいにお手入れされているそうです。 それなのに入山料なし、周囲には駐車場もあり(有料)、楽しい地産物のお土産露店もあり。(桜の季節だけかもしれません) 「桜保存のために寄付を」と言われましたが、パンフレットをつけてくれて100円です、と。 なんだか、申し訳ないほどでした。
 こちらも山が見えるときにまた立ち寄らせていただきたいと思いました。




 左が樹齢2000年の神代ザクラ、右に見えるのはその子供の桜です。 そう言えば、この神代ザクラの種が若田さんと宇宙旅行をして帰ってきた、という説明板がありました。 このサイトがそのレポートらしい。 こちら→「花伝説・宙へ!」 発芽率が低いらしいのですが、うまくいけば今年あたり発芽するのかな?




 神代ザクラの根元です。 節くれだち、空洞になっているところもあり、痛々しくも見えますが、樹勢回復処置のおかげで花の数や色が確かに回復しているのだそうです。 2000年間一度も休むことなく花を咲かせてきた木が教えてくれるのは「懸命に生きる力とその尊さ」だとご住職はおっしゃいます。 この桜に手を合わせ、あやかりたいものだと思いました。




 地産品のお土産をいくつか買って、手作りの草もちとお茶を飲んで一休み。 時間は 10:30a.m.ごろ。 雨は時折降るもののひどくは降ってこない。 山を見るには雲は消えそうにない。 
 天気が良ければ桜越しに富士山を望む富士川町鰍沢の「大法師公園」に行こうかと思っていましたが、富士山が見えないなら。。。と次なる目的地へ向かいました。 まだまだ行くよーっ!!w


* 大法師公園のある「富士川町」は本年3月8日に誕生した新しい町です。 従来の鰍沢町と増穂町が合併してできた町です。 つまり、私が米作りをした増穂町の名前は無くなり、現在みさき耕舎の住所は「南巨摩郡富士川町平林」となりました。 ちょっと寂しいねー。 けど、平林の名前はそのままで安心した。w

春の山梨 わに塚の桜

2010年04月02日 17時52分49秒 | travel


 仕事も一段落しましたし、卒業旅行などに行ってきた娘と交代でハナの世話をお願いし、山梨に一泊で行って来ちゃいました。
 以前から一宮の桃の花撮影をしたいと思っていたので、そろそろ咲いているだろうと計画したら、まだ全然咲いていませんでした。 一応過去の咲き具合は調べて行ったんですけどね。
 ウェブの速報で咲いていないことは分かっていたので、急遽予定変更。 桃の花ツアーは桜のお花見ツアーへ。w  変わり身はやっ!w

 ところが予定立てると天気が悪くて。(´・ω・`) けど、なんとか一日目は小雨程度でもったので、2日で回ろうと思っていたところ、頑張って一日で全部見てきちゃいました。 いや、4時に家を出て6時半から見始めれば、結構できるものですね。w

 ということで、上の写真は一か所目。 というか、一本目。w 韮崎市の「わに塚」の桜です。 


 この日はあいにくの天気でしたが、この一本桜はその形のよさ、そして晴れていると桜の背景にまだ雪をかぶった八ヶ岳連峰を望むことから、写真家さんたちに大変人気がある超有名スポットです。 テレビとか郵政省のポスターとかにも使われたとか。 私も八ヶ岳と青空をバックに撮りたかったなー。 

 花の咲き具合も5分~6分咲きという感じでしたが、それでも見ごたえありましたし、とにかくきれいな木で、こんな天気でもうれしかったですよー。 それにこんな天気だから写真家さんたちも4人くらいしかいなかったし。w
 満開になると野営を張ってベストスポットの場所取りをする人もいるとか。 撮影用に小さな田んぼ2枚くらい解放しているのですが、熾烈な争いだろうな。。。 
 桜満開で青空のときに撮影したいと思いますが、特に春は霞がかかり、なかなか青空と八ヶ岳は難しいのだそうです。 桜が咲いてなくても、青空に八ヶ岳があればこの木は十分にきれいかも。




 この「わに塚」という変わった名前。 諸説あるようですが、韮崎市のオフィシャルホームページによると、『わに塚にあるエドヒガン桜です。根回り3.4メートルで枝は四方に旺盛に伸びています。
 わに塚は『甲斐国志』に「芝間十五間二十間塚ノ形神前ニカカル鰐口ニ似タルヲ以テ」とあって鰐口の形からこの名前がついたといわれています。また、口碑では日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったともいわれています。』とのこと。




 別の角度から見ています。 





 上の説明にもあるように、この桜はエドヒガンザクラです。 花はソメイヨシノより小さめで筒状に咲きます。 色もピンクが濃いと思います。 とてもかわいらしい花ですが、アップはなしです。w
 木の下にはおそらく安全性と木の保護のために入れないようになっています。 そして水仙やハナダイコンなどが咲き、彩りを添えています。




 いろいろなサイトを見ていると「駐車場がないので路上駐車」と書いてあったりしますが、近くの公民館のような所を駐車場として開放していました。 看板も出ていますし、朝7時ごろから警備の方もいらしていました。 なのに駐車料金は無料。 ありがたいことです。 




 ところで、この棚田。 やっぱり気になります。w 田植えや実りのころのこの木もまたいいでしょうね。

 さて、撮影終了が 7:50a.m. たまに雨粒を感じます。 本降りにならないうちに次に行かなくちゃ。w

夏旅行2008 軽井沢 旧軽井沢銀座編

2008年11月08日 12時10分45秒 | travel


 まだ、夏休みの旅行の記事が残っていたので今さらですが。。。8月16日のお話です。w

 早朝の千ヶ滝散策を終え、朝食を食べた後は旧軽井沢に向かいました。 夏休みの旧軽井沢銀座(旧軽井沢のメインストリート)がどれほど混むのか、初めてのことなので想像もつきませんでしたが、とりあえず、やっぱり軽井沢に来たら、旧軽でショッピングしないことには始まらない。 

 車を駐車できる場所があるのか心配しつつ向かうと、道路もさほど混んでなく、駐車場もいつも入れる場所に駐車できた。 うれしぃ。

 軽井沢銀座の裏通り、かわいい小物屋さんや、手作り用品屋さんを眺めながら、今回一番始めに向かったのは、上の写真『ショー礼拝堂』です。
 軽井沢銀座の一番奥にあり、ショッピングに夢中になるとついつい忘れがちになるような場所です。 私も今回初めて訪れました。

 午前中とは言え、軽井沢銀座はすでに人の波。 けれどそこを抜けたショー記念礼拝堂のあたりは、行きかう人はあるものの、割と静かな雰囲気でした。




 上の写真は礼拝堂横に復元されたショーの別荘です。
 アレキサンダー・クロフト・ショーは1873年(明治6年)、日本にキリスト教を広めるため、宣教師として横浜に着きました。 当時の日本で外国人がキリスト教を布教することはまだまだ障害が多く、苦労が多かったようです。 

 そんな中、ショーは1986年(明治19年)偶然通りかかった、当時非常に寂れてしまっていた軽井沢に故郷スコットランドを思い出し、この地を「屋根の無い病院」と感動し、休業状態だった旅籠『亀屋』を訪れ、滞在しました。

 軽井沢をとても気に入ったショーは後に別荘を立て布教活動を行います。 そこは当時の知識人たちには格好の勉強の場となりました。 また、財界人、芸術家もたくさん訪れるようになります。 また、当時簡単に祖国に帰ることの出来なかった外国人の友人達も集うことになります。 

   


 結果、寂れた山奥の村軽井沢には、別荘が建ち、洗練された上流階級の文化、また外国からの様々な文化、習慣が栄えていったわけです。
 軽井沢においしいパン屋さんや、ジャムのお店があるのは、そういった人びとからパン作りやジャム作りの技法を伝えられ、またお店としても需要があったためです。 
 そして、ショーが宿を借りた「亀谷」も後に外国人たちのために建物の一部を洋風に建て替え、現在の老舗『万平ホテル』となるわけです。 あの、ジョン・レノンが愛したホテルです。
ショーはまさに、日本を代表する避暑地軽井沢の創設者なのですね。



 そんな話を聞けばおいしいパンとジャムを食べたくなるに決まっています。 
 上の写真は軽井沢銀座の中でもお気に入りの『ジャムこばやし』さんです。 リンク先はこばやしさんの三代目さんのブログで、お店のお勧め、店頭に並ぶジャムやコンポート、野菜、などについてのあれこれが書かれており、大変おもしろいです。 軽井沢のお勧めスポットの紹介などもあり、軽井沢に行く前には必読のブログです。w
 ちなみに、ブログからはご自身が作成された「オリジナル軽井沢マップ」もダウンロードできます。 何から何まですばらしい。(2008年11月5日のエントリー。 あ、この日の記事にお姉さんが藤沢にお菓子屋さんをオープンすると書いてありますね。 神奈川県の方、機会がありましたらレポよろしくです。)

 あ、もちろん、こちらのジャムやコンポート、などがすばらしいんです。 素材、売られている野菜等、こだわって吟味された長野県産のものばかりです。 あ、写真に写っている右下、ダチョウの卵は違うと思いますが。w そうそう、こういう小物?など、飾っておくのにおもしろい、かわいいものもおいてあります。 今うちの玄関には、こちらで購入した秋らしい色合いのインディアンコーン、巨大松ぼっくりが置いてあります。

 ところで、今回ここで目が釘付けになったのは写真ダチョウの卵の左側。「ルバーブ」です。 お店ではルバーブジャムは買ったことがあるのですが、生のルバーブを見るのは二回目です。  一回目は「どんなもんだろう。 ジャムになったやつを買った方が安全。」みたいな気持ちで買いませんでした。 このルバーブは佐久のご親戚が作っていらっしゃるのだそうです。 ま、そんな話を聞いていて、今回買わずにはいられませんでした。 

   


 ほかに、軽井沢銀座では「フランスベーカリー」でジョン・レノンの愛したフランスパンほかを買い、メインストリート入り口右側あたりにある八百屋さんでは野菜を買いました。 このトマト「アイコトマト」って言うんでしたっけ。 今年何回か頂きましたが、ちょっと硬くて甘くておいしいんですよ。
 あと、手作り小物屋さんでティーコゼーや布のコサージュを買ったり、アウトレットでは30%~50% オフとかの食器や衣料品を買って大満足。 あぁぁ。 女の性ね。w

   


 上の写真の食器は、「鬼押出し園」で購入。 楽焼き屋さんのご主人にゴネて安くしてもらいました。 ご主人いわく、「乗っけるものは安もんでいいんだよ。 食器がよければおいしく見えるのっ!」。 ってことで、貧粗な食事ですが。w
 右のてんぷらは上の写真の丸いナスです。

 はい。 これで一応旅行記は終わりです。 あ~、長くかかった。 もう冬だし。w 軽井沢の紅葉はもう終わる頃でしょうか。 紅葉の季節もいいんですよね。 雪が降る前にもう一度行きたいけれど、年末までチョー多忙です。 はぅ。。。

 このあと、こばやしさんで買ったルバーブのジャム作りをアップする予定です。 いつになるやら?w

夏旅行2008 軽井沢 千ヶ滝編

2008年09月07日 15時08分17秒 | travel


 2日目(8月16日)。 わたしたちは宿の予約をしたのが間際だった為か、朝食時間が8時半とのこと。 ならば、朝食前の人のいない時間に是非とも野趣あふれる「千ヶ滝」を見てこようではないか、と言うことで出発。 
 「千ヶ滝」は以前 kuronekoさんが軽井沢を訪れた時に写真つきで紹介してくれたとても美しい滝です。 宿からとても近い場所にありそうだし、数年越しの行って見たいという願いが叶うということです。

 幸い雨は降っておらず、涼しく雨でしっとりした美しい森の中を目的地近くの駐車場まで車で行く。 セゾン美術館前の小路を小川に沿って上がってゆけばいいのですが、大きな看板もないし、どんどん寂しい森の中に入ってゆくような感じだし、少し不安になりながら車を走らせて行くと、きちんとした駐車場に到着しました。 

   


 駐車場脇にはトイレもありますし、こんな案内板もあります。 わかりやすく説明がされていますが、実際に行ってみると、通行できない場所もありました。 迂回の為の看板はありましたので迷わずに行くことはできましたけれど、あまり観光化されていないことは確かな感じ。 そうそう。 セゾン美術館から後はお店もありませんし。 けど、そこがまたハイキング気分をグッと盛り上げるいい雰囲気です。 

   

 人にまったくで会うことなくこんな小路を登ってゆくとまるで気分は赤毛のアンです。w 

   

 けれど、ハイキング終盤には上左写真のような急階段をせっせと登ることになります。 ここまで来ると、ひんやりしていた森の朝もだんだん汗ばんできて、着ていたジャケットを脱ぎました。
 また昨年の裏磐梯同様、ここでもクマには注意が必要です。 冷や汗も出ちゃいます。 昨年へっちゃらだった娘が今年はやけに慎重で、ずっと歌を歌ったり、なぜか英語の暗誦をしてくれました。w




 息の切れる坂や階段もありますが、30分くらいのハイキングで期待通りの美しい滝に到着です! 全体の景色は一番上の写真をご覧ください。 
 この滝の美しいところは滝つぼ下に広がるこの部分でしょうか。 展望台部分からの階段を降りてゆくと川に入ることもできます。 夏の暑いときにはさぞ気持ちのいいことでしょう。 写真を撮るにも川に入って正面から撮ることができますね。(私はしませんでしたが。)

   

 だぁ~れもいない滝を堪能できて大満足でした。 けれど、誰もいないとやっぱり「クマが出たらだれも助けてくれないな。。。」なんて心配になったり、なにしろ、写真を撮りながらゆっくりハイキングをしていたもので、朝食時間に遅刻確実になってしまい、娘から催促され、はやばやと滝を後にしました。 運動後の朝食はおいしかったなー。

 さすがに帰り道では何組かの滝見物の人びとに出会いました。 みなさん早起きですね。 
 夏の軽井沢は人が多くゴミゴミしている印象がありますが、もともとは美しい森や自然が豊富な避暑地です。 おしゃれして、お店を見て歩くだけでなく、こんな所を散策すること、本当にお勧めです。

 と、いいつつ、朝食後は旧軽井沢、軽井沢ショッピングモールでショッピングーッ! なんて矛盾w
 けど、ショッピングだけじゃないよ。 あと、もう少し続きます。w


夏旅行2008 軽井沢 鬼押出し園

2008年08月19日 00時58分44秒 | travel

 昼食後は『鬼押出し園』に向かいました。

 鬼押出し園は天明3年(1783年)の浅間山噴火によって流れ出た溶岩の原の中に作られています。 園内を歩くと噴火の恐ろしさ、溶岩の中から再生されている木々の命の強さ、浅間山をバックにダイナミックな景観などを見ることができます。


 少しもどりますが、上の写真は長倉から国道146号線を上り、鬼押出し園に向かう為、鬼押ハイウェイに入ってから撮ったものです。
 鬼押ハイウェイは有料道路ですが、浅間山を眺めながらドライブを楽しむには最高のルートです。 途中売店やレストランが設置された休憩所もあり、そこから望む浅間山のスケールの大きさは格別です。 
 この日は雲が多くすっきりとした浅間山の写真が撮れず残念でした。 雲が無くてもやや逆光気味の位置にあるのかな。。。? 言い訳w

   

 鬼押ハイウェイを抜けると目に入ってくるのが左の写真の建物です。 なつかしぃっ! 小学校の移動教室でここを訪れました。 上の娘が小さい時にも一度来ていますが、それから数えても17~18年ぶりです。 
 右の写真奥には浅間山が見えるはずなんですが。。。w

   

 散策の始まりは写真左の門から。 まるで地獄の入り口? もちろんバックは浅間山が見えるはず。。。

   

 こんな雰囲気の中をテクテク歩いてゆきます。 前方には娘が歩いています。
 ものすごい溶岩ですが、木の成長もすごいです。 どうしてこんなところに木が生えてくるのか理解できません。
鬼押出し園の中は観光のために植えられた木もあるでしょうが、周りを見回せば樹海のような森になっています。 

   

 富士山の周りも、昨年行った裏磐梯もそうですが、噴火で焼けただれ、溶岩や火砕流で埋め尽くされた場所が、こんな緑になってしまうのですから、自然の力はすごいです。 

   

 散策路最後の方の岩陰に「ヒカリゴケ」を見ることが出来ました。 ヒカリゴケはそれ自体が発光しているのではなく、レンズ状細胞と呼ばれるものが光を反射し、葉緑体の影響でエメラルドに輝いて見えるのだそうです。 ここではヒカリゴケが自生しており国の天然記念物に指定されています。 どうやら東京の江戸城、埼玉の吉見百穴にもあるらしいけど。w

 鬼押出し園を見終わった後は、『浅間牧場』に行きました。 車でわずか10分足らずのところです。
 浅間牧場はリンク先にもあるとおり「♪丘を越え行こうよう」の歌のモデルとなった地です。 浅間牧場茶屋だけでなく、ぜひ丘を登ってみるといいですよ。 本当は天丸山まで登るともっとすばらしい景色らしいのですけれどね。 右の写真は「丘を越えて」の歌碑近くから眺めた景色です。 この左奥の方に鬼押出し園があるはずです。 手前の緑は牧草地ですが、この辺から牛を見ることはできないそうです。 とても広いからです。w
 すでにススキが赤くきれいでした。 一日目はここで終了。 夜は激しい雨が降りました。 翌日がちょっと心配です。


夏旅行2008 軽井沢 白糸の滝編

2008年08月18日 01時31分50秒 | travel

 8月15日から16日の一泊二日で軽井沢に行ってきました。 

 今年も下の娘と行きましたが、昨年同様「行かない。」と言っていたのに、一月前くらいになりようやく「行く。」と言い出す。 行くんならもうちょっと早く言ってくれるといいんだよねぇ。。。 とは言うものの、便利な世の中になりました。 じゃらんで空いてる宿をチェック。 すぐに申し込み。 あぁ、空いてる宿があって、良かった。


 上2枚の写真は「白糸の滝」です。 まぁ、いつ行っても軽井沢では人気スポットですから、混むこと覚悟で行きましたけれど。。。そんなにメチャ混みでは無かったかな。

 なにしろこのお盆ど真中に車で旅行に行こうというのですから、高速道路の大渋滞など非常に心配していました。 けれど行きの高速は渋滞皆無。 2時間弱で碓氷軽井沢インターに到着。 軽井沢駅近くまではスイスイでしたが、込んだのはその先。 
 旧軽井沢方面は混むだろうから、一日目は軽井沢バイパスに左折して中軽井沢から白糸の滝を目指すルートを選択、と思ったのですが、やっぱりこちらも混んでいた。w
 けれど国道146号線に入ると渋滞も無くスイスイと白糸ハイウェイに入れました。 白糸の滝駐車場付近で混み始め車を駐車できるか心配になりましたが、出てゆく車も多くすぐに停められ意気揚々と白糸の滝目指して歩き始めました。

 そうそう。 今回この「軽井沢観光協会」のサイトに大変お世話になりました。 特にページ右側、「軽井沢の紹介」の欄にある「歩く軽井沢」をクリックするといろいろな場所の説明やウォーキングマップがPDFで手に入ります。

   

 滝周辺はやっぱり人が多いですね。w 
 けれど、みどり濃い森の中、清流に洗われた空気はひんやりと気持ちよく、散策するにはとても快適です。 

 今回写真を撮るのにとても苦労しました。 曇り空、森の暗がりでなかなかシャッタースピードが上がらずISOを上げたり、また暗めに写る画像を明るくしようと露出を上げると、水の流れが白とびしたり、なかなか上手く行きません。 評価測光や風景モードを試したりもしたんですけどね。 こんなもんです。w
 水の流れを筋のようにしようとTVモードでシャッタースピードを遅くして撮ってみたりもしましたが、これってなんか矛盾してたのかな?

   

 お昼ごはんは 「cottage 415 」というカフェで頂きました。 軽井沢の雰囲気いっぱいでしょ? オープンテラスでのお食事は大変気持ちいいっ! 

 白糸の滝まで上がり、長倉までお昼を食べに下って、その後再び鬼押ハイウェイに向かって146号線を上がってゆきました。 次の目的地は「鬼押出し園」です。