自然と遊ぶブログ

ゆっくり登ろう!~自転車・テレマーク・登山の記録~

虹の湖デュアスロン

2013-05-30 | 自転車レース・イベント
先週の日曜日は初体験のデュアスロンに参戦。デュアスロンってトライアスロンのスイムが無いやつね。
中学の授業以来泳いだことがないのでトライアスロンは敷居が高いけど、デュアスロンならまぁ適当になんとかなるやろと安易な気持ちでエントリー。
そんな甘いもんじゃなかったけど。

まずレース前日の土曜日は八幡平ヒルクライム1st。
今シーズンの決まり事か?ってほどSUGO・蔵王に続いてレース前日にカラダを苛めることになるけど、まぁ思いつきで急遽登ってきた。

朝5時、いつもの鹿角あんとらあを出発。

朝食時にお庭にお邪魔することになるので最低限のマナーは必要。驚かせないように熊鈴を装着。

今シーズン初めての八幡平ヒルクライムだが、蔵王で一回苦しんでいるのでFP3でもサクサク登ることができた。
しかし寒かった。登っていると身体は温まるけど、耳とつま先は激寒。
結局、蒸けの湯の先標高1,100メートル地点でリターンすることにした。今シーズンも根性なしやなぁ。

大沼より上の新緑はまだまだ。これだけ雪あれば八幡平スキー場もまだまだ滑れそう。


さて、大会当日。7時受付だったので5時半すぎに家を出て黒石市の虹の湖へ向かう。快晴微風、絶好のレースコンディション。
会場に到着して見渡すと当たり前だけどロードバイクの大会とは顔ぶれが違う。。角が生えている自転車やタンクトップの人は「やってる感」がハンパない

怪しいホイールがいっぱい出てくるよ~ 今日はピチピチしてる!


バイクスタンドのC59。トランジションエリアにメットとシューズをセッティング。これがやりたかったからデュアスロンに出たようなもん


コース説明を受けてからスタート地点へ移動。レース前のドキドキ感が大好き。

怪しい人が怪しい動画を撮りまくるのも見慣れた光景。しかしランでも撮るとは。。。ばきゅーん!


初デュアスロンのコースは第1ラン5キロ⇒バイク34キロ⇒第2ラン3キロ。
目標はバイクパートで高負荷トレーニング頑張ることと、ランパートで歩かないこと。。。

そして8時スタート

スタートと同時に全員に抜かれ、だらだらとジョグペース走る。折返し地点ではほぼ最下位。
前を見ると20メートルほど先をくまおさんがこれまたジョグペースで走っている。お互いスタートからグダグダ(笑)
追い抜けないことはないけど、抜いたとしてもバイクパートでブチ抜き返されるのは嫌やから様子見を決め込む。

身体が温まってきたのと、バイクパートでくまおさんにブチ抜かれたとしても、そっちの方がついて行こうと頑張れるかもと考えを改めて、
4キロ地点の手前でくまおさんをパス。その勢いで5人ほど追い抜く。

そして(気持ちは)颯爽とトランジションエリアに戻ってバイクパートの準備。これがやりたかったんよ!トライアスロンぽい!!
しかしテンションに反して身体が思うように動かない。。。う~ん、イメージと違うぞ!
宴会帰りに居酒屋の玄関で靴を履くオヤジのようにどっかりと地面に腰を下ろして、なんとかバイクシューズに履き替える。
靴べら欲しい。。。トランジションエリアに靴べらを用意しておくのはルール違反なんかな??

そんなことはどうでもいい。バイクに跨ってしまえばこっちのもん(?)34キロTTスタート!!うおりゃぁぁぁぁ。
自分で言うのも何やけど、めっちゃ速い。他の人+10キロくらいの速度差で抜きまくった。
もちろん後から追い抜かれることなんてないぜ!そもそも後に選手いないし。

あの男を除いては。。。

10キロ地点で路肩の「熊に注意」って看板が目に入る。あっ!?
振り返ると後方にピチピチの怪しい人影、いや熊影が!!しかも手を振っている。なんてフレンドリーな熊だ。
熊影はあっという間に大きくなり、一瞬でブチ抜かれてしまった(悲)
その速度差にもうアカンと心折れかけたけど、ちょうど上りに差し掛かるところだったのでくまおさんもペースが上がらず、
気合で離されないように30メートルほど後方を頑張って食らいついていく。

そして折返し地点を過ぎて復路の下りセクションへ。
TTチャンプはびゅーんって一瞬で見えなくなってしまったので追うのは諦めて、一人旅に専念。
落ちてくる人を何人かパスしたけど、左の脹脛が今にも攣りそうで「おらおら~攣っちゃうよぉ」とピクピク脅しをかけてくるので
騙し騙しペダルを回し、情けないスピードで2回目のトランジションエリアへ。
最初のトランジションは宴会1次会のオヤジで、今回のトランジションでは2次会終了後のオヤジになっていた。。。

3次会、もとい第2ランは2キロ。
たった3キロなんやけど、ダムの堰堤を走った後に堰堤の下まで一気に下って、そして登り返してくるという地獄のようなコース設定。
当然トライアスリートの皆さんにゴボウ抜かれ。せっかくバイクで7位までジャンプアップしたのに

僕よりジャンプアップしたくまおさんも前方で苦しそう。バイクパートでの速さはどこへやらである。ここは遠慮なく抜かせていただく。

最後の登りで前方にガウのK部長が走っているのが見えたが、最後まで差を縮めることができずそのままゴール。
部長の背中を見ながらも追いつけない、、去年の岩木山のデジャヴのようだった。

総合11位 ランはめっちゃ遅かったけど、バイクで3位だったのでそこそこ満足。

表彰式のあとは選手全員と運営スタッフ全員分の商品が用意された抽選会。
スタッフの皆さんにも選手と同じ商品が用意されているのは素晴らしいと思う。
お世話になったスタッフの皆さんの喜ぶ顔が見られるのは選手としても嬉しいもの。
また、商品も被災地の特産品にこだわっており、復興支援を謳うイベントとしてちゃんと意味のあるものになっていた。

役員・スタッフ駐車場を大会会場から一番離れた場所にして、会場に選手の車を停めさせるレースなんて今までなかった。
これほど選手と主催者の距離感が近い大会は他にないのではないかと思う。
主催者の皆さん、運営スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

大会も無事終了し、選手もそれぞれ帰り支度を始める中、走り足りない(?)約2名はさらにバイクトレーニングへ。
レースでぶち抜かれたので、くまおさんを山にお誘いしてぶち抜き返すことにする。

BORAONEはパンクしたらめんどいのでR-sysに交換しようとC59を裏返しにすると。。。

くまシールが!! しかも前から貼られていた様子。一体いつから?

かわいいのでお守りとして貼っておくことにする。

青空と新緑がキレイ。絶好のバイク日和であった。


標高差500メートルを登り切って十和田湖周回道路との接続点である滝ノ沢展望台に到着。

展望台シクロクロス。この脚!この肋骨!!熊の面影ないな~どちらかと言うとカモシカのようだ。

「くまお」から「カモシカオ」へ改名!? サングラスの似合う歌手みたいやけど。。。

そこからさらに十和田湖周回道路を御鼻部山に向けてヒルクライム。

着いた~


帰路は下りのみ。向かい風なのにくまおさんに牽きずりまわされてヘロヘロでゴール。お疲れさまでした。