銀行はなぜ、午後3時に閉まるのか??
消費行動が鈍化して、またモノ余りのデフレの中。
デパートやスーパーでは、
営業時間の延長や早朝営業と営業時間を伸ばして集客を図っている昨今。
多くの業種で従業員やアルバイト・パートのローテーションを工夫しながら、
営業時間延長に工夫を凝らしている。
コンビニやファミレスに至っては24時間営業は当たり前になりつつある。
ところが銀行はどうだろう。
ATMだけは稼動しているが、午後3時にはきっちり窓口が閉まってしまう。
もう少し遅くまで窓口を開けていても良さそうなものだが、
なぜこんなに早くまどぐちを閉めるのだろうか??
知ってる人は知っていることですが、
銀行の業務は、窓口を閉めた後からが大変なのです。
そもそも銀行は
「午前九時から午後三時までは営業しなくてはならない」と法律によって定められている。
この法律ができたのは1890(明冶23)年のことで、
当時は商取引が午前中で終わるのが普通だった。
その後の処理業務を踏まえ、銀行は午後3時まで開けておくべきと定められたのです。
現在もその法律に則り、窓口業務は午後3時で終わる。
しかし、「午後3時以降に営業してはいけない」という意味ではない。
それにも拘らず午後3時に業務を終えるのは、
その後の業務の煩雑さを見越してのことだという。
窓口業務の終了後入金と出金のチェックをしたり、
翌日に必要と予測される金額を残し、
余った現金は本店や現金を必要としている支店へ送ったりしなければならない。
外回りの営業マンが帰社すれば、彼らが預ったお金の集計業務。
これらのお金に関する業務は、1円の誤差も許されないという大変なもの、
こうした作業時間を考慮すると、窓口業務を午後3時にするのが妥当なのだそうです。
もっとも、
IT化が進み、業務が大幅に効率化できることにより、
土日には住宅ローン窓口を開けたり。
窓口業務を午後5時まで延長している銀行も出てきている。
銀行独特の煩雑な業務の改善策など
お客様目線で改善すべきことは多々あると思う・・・
勇気ある「半沢直樹」一度上層部に提案してみては・・
池井戸 潤作「オレたちバブル入行組」を読んでいて・・
フッ・とそんなことを考えた。
にして・この本は結構面白い。
池井戸 潤の作品を読み漁ってる・・読書好きのオヤジ