自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日休業。

2010-09-15 00:42:17 | 泡沫
ぼけーっとしていたらもうヴェルタも終盤戦ですよ。イゴール・アントンがリーダージャージだーって喜んでみてた(クライマー好きだから)のだけど……またやりやがったよあの子は……。のぼりのまえに落車骨折リタイア。懲りないなあ……。ああもったいない。

アタシもそろそろ自転車も復活させないと。
しかしあちこち筋肉が落ちてしまったな。

いまiPadさわっている。i文庫HDというリーダーがあって,青空文庫がいっぱい読める。
それがいい趣味をしているのだ。もうね,宝の山だよ。読む時間がないんだけど。
この趣味なら,読めていない地味井平造の短編があるかなーと思ったけども,入ってなかった。いい作家なんだけどねー。作品数少ないからコンプリートしたいよ。
アタシは今の文芸作品にはあまり興味がないので,古典とか絶版ものをもっと電子化してほしいなーと思う。チェスタートンの著作集とか読みたい。これはまあ,文芸ものを耽読していた頃に読もうとして読めなかったものが読みたいというだけで,すごく後ろ向きな感覚なのだけど。
いいじゃないの。過去は美しいのよ。
あと,英語の本(iBooksにはくまのプーさんがついてくる)は読めるけど,なぜか翻訳ものを読むのはきつい。論文のpdfとかもそんなに苦労しないのに。これはよくわからんなー。

ガタイの大きさは,思っていたほどじゃない。最初はこんなもん持って歩けないなーと思っていたけど,じつはB5サイズよりビミョウに小さいくらいで,かばんに入る。でも,東京の朝の通勤電車で読書に使うのは難しいだろう。
officeとかiWorksにあたるビジネス系のソフトは入ってないけど,アプリはある。必要なものを入れとけば,セカンドPCとしても十分じゃないのかな。それには,多分このサイズが寄与している。
重いという人は多いけど,本オタクは本数冊持ち歩くのなんか普通だから,オンナノコでもそんなにストレスないんじゃないかと思う。
ただ,自転車使うなら,キャリアにはおきたくない感じ。この手のものは,振動に弱いだろう。人間ショックアブソーバの利用が必須と思う。ノートPCに比べてきゃしゃだ。自転車のときは,背中に背負う,だろうな。
液晶は辛い。目が疲れる。この点はやっぱり紙のほうがいい。キーボードから書き込みをする(付箋立てたりとか)のもめんどくさい。ソフトウェアキーボードの使い勝手はそれほど悪くはないのだけど,手書きの手軽さは尋常でない。

ちょっとトラブルが起きていて,それがまだ片付かない。iTunesとの接続がどうもうまくいかない。同期をとってはずして持って歩いて,またつなげると,iTunesがこいつを認識してくれない。いろいろ試すのだけどダメ。iTunesインストールし直すと治るのだけど,毎日インストールし直しっていのはバカな気がする。へんなプリファレンスファイルをつくってるのではなかろうか。

で,こいつで読む用に,既刊のソースで電子化のまねごとをちょこちょこやっている。インデCS4とAcrobatで,いろんなことができる。データの重さの問題はあるけども,写真キレイだ。かなりの拡大に耐える。
自炊,とやらをやってみたくなってきた。古い文庫なんか,ばらばらになる前に自炊しちゃおうかしら。そしたら,ひと部屋あくかもしれない。ひまないけどさあ。

epub書き出しはまだよくわかっていないのだけど,テキストベースのソースがあまりないので,pdfを軸に考えて良さそうな気がする。
よそさまの仕事をいろいろさわってみないとなー。こういうことをやりたい,というアイデアを出すのも仕事になっていくと思う。
当面,本1冊だけじゃなく,せめて自社の本だけでもぜんぶ串刺しにして検索できるようなしくみができるといいなーと思う。ただ,商品にするとなれば,著作権使用料をどう配分するかが問題だよなあ。どうすんだろ。
複写権管理とかやっている会社みたいなエージェント&編集業務,なんてのもありうるかもしれないとか思う。
いろんな短編をかき集めて,アンソロジーを作るような。よくあるじゃないですか,ねこミステリ傑作選とか。ああいうのを電子媒体でやるの。どのくらいに価格設定すれば商売になるのかはわからんけど。
オリジナリティっていうことだったら,アンソロジストのオリジナリティにも価値はあると思うんだよねえ。

著者サイドの警戒感はまだまだ高い。おもしろがって「やってみよう」という人と,リスクを大きく見て非現実的な著作権使用料を設定してくる人とに分かれているような感じ。
電子化しますよって売り込みも結構多いのだけど,つまんない。こっちがアイデア出しても,いまいち理解してない気がする。本を読まない人なんだろうなって思う。使い方がわかってないというか。せっかくいろいろやれるのに,紙の本をそのままデータ化することしか考えてない。アタシは本は読めればいいっていうタイプで,使い勝手とかあんまり要求しないのだけど,それ以下なのだから少し怖い。フィールド図鑑とかそういう実用書つくってるひとは,すごくアタマ使ってるのに。
テキストベースの,構造のある(教科書とか専門書とか)本だと,索引や目次の可能性を引き出せるのかもしれない。

そういや昔,角川書店だったかが国歌大観のCD-ROM版ってのをだしてたよなあ。あれ電子ブック化せんかしら。高くて買えなかったんだけど,今ならもっとお安くできるでしょ。あればほしいぞ。売れると思うよー。

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