自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

ねこがいない

2018-01-27 08:40:58 | 泡沫
先代はどこからか迷って入り込んできたねこがおうちで産んだ子どもを保護したのだった。おじょうさまはすてられていたのが保護されたこねこで,獣医さん経由でいただいてきて一緒に暮らしていた。

やっぱりねこがいたほうがいい。

おかあさまはさびしいようで,刺繡のお弟子さんたちもそう言っているよとおっしゃる。なんとなくプレッシャーを掛けているつもりのようだ。あたしは,自分の年齢を考えると,もうおひとかたお迎えするならぎりぎりのタイミングかなと思っている。もちろんペットショップで買ってくるつもりはないのだけど,そういえば最近,おうちのまわりにねこがいない。

知らないねこを見かける機会もなくなったし,こねこを拾った,という話も聞かなくなった。
近くの小学校の向かいの,駄菓子と子ども向けの文房具を置いているようなお店の裏にねこ溜まりがあったのが,いつのまにかなくなっている。自転車で川沿いを走るときにスポーツドリンクを買う自販機が稼働しているから,お店はあるのかと思っていたけど,ずいぶん前に閉めていたらしい。店舗兼の住宅には,もう誰も住んでいないようだ。
しずかな住宅地で,夜に残飯を出すようなお店もないから,ねこはごはんを得られる場所がないのだろう。

ねこは天下の回りもの,派遣されるもの,と思っていたけど,そういう時代ではなくなっているのかもしれない。
獣医さんに頼んでおくか,譲渡会を探すか……。

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