自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日休業。

2011-05-10 22:54:31 | 泡沫
きのうはレストア済みのロードマンを使った。
お願いしたショップはゆかりを組んでもらった都内のお店ではなくて,ダフネぱぱその1に紹介していただいた地元のお店。競輪場のある地域なので,競技用のバイクの整備なんかもする。ダフネぱぱズの地元も競輪が盛んな地域。そういうつながりがあるのだろう。ゆかりのお店はこういうレストアは頼みづらい。ダフネの検診もここにお願いするかな。しっぽのないメカニックは滅多においでにならないし,しっぽのあるほうはあんまり関心ないようだし。

交換したのは,ワイヤー類とブレーキシューは当然として,BB,ホイール,前後のハブ(このハブの入荷が遅れたそうだ)。あとペダル。
部品代と工賃で6万円。8万くらい覚悟していたのでうれしい。工賃安い……。髪の毛切って染めて1万円とかするのに……。
まあ,ハンドル交換したらあと1万円くらいはかかるかもしれないけど。

ホイールはなんと手組み。ロード用のスポークを使って軽いものにしてくれたそう。
ヘッドまわりはグリスアップしてオリジナルを流用。
タイヤは27のまま。いわゆるママチャリサイズなので,すごく太く感じる。これ細くできないかな-。

ハンドルは,前のオーナーがドロップから変えて使っていたフラットバーのまま。ドロップにしたいというはなしはしてあるのだけど,短いステムがまだ見つからないから当面そのままで,ということになっている。フレームサイズが大きいからドロップは無理かもだけど,現状では無理に乗ってる感じはしない。実測するとトップチューブが510くらいある。スローピングでもないんだけど,ちいさく感じるなあ。
汚れとさびは落としてもらって,でも塗装のはげとか傷はそのまま。これは盗難防止の保険だからよいの。

変速はダブルレバーで,フロントはまあ普通に使えるけど,リアは渋いようだ。慣れが必要だな。あとディレイラーの位置をレバーで調整して音鳴りを避けるというのが珍しく感じる。これはもともとの仕様なのか,消耗しているせいなのかはよくわからない。アナログだよ。

フロントフォークがゆがんでいる,というのは,制動にちょっと気を遣っているかなと思う程度。ゆがみを知っているからそう思うのか,実際にそうなのか,まだちょっとわからない。後者だとしても,想定している用途の範囲ならあまり気にしなくてもよさそう。まる1日乗り続けるような使い方をしなければ,疲れるということもないように思った。職場付近までお買い物にいったとしても,大丈夫でしょう。

乗ったかんじはすごくやわらか。ふわーっと。なめらかというより,おだやか。ダフネや荻の葉のような余裕は感じないけど,なんかおっとりしてる。
前のオーナーから引き取って転がして連れて帰るとき,このフレームは柔らかいな-,いいかんじだなー,と思ったのだけど,ホイールとの組み合わせもあるのか,しっくりなじんでいる気がする。乗り心地優先で組みましたよ,と自転車やさんは言っていたけど,そういうことなのだろう。
同じクロモリでも,3台とも全然感じが違います。

自転車やさんは,正直発売後30年近くもたっているような自転車が使えると思わなかった,この時代は純国産だし,しっかりしてたんですね,という話をしていた。モノづくりニッポンの面目躍如ってところでしょう。
店頭で作業していたら,そんな古い自転車どっから持ってきたの,それオレの子どもの頃にあった自転車でしょ,とお客さんに言われたそうだ。何で覚えてるんだよそんなこと。オトコノコのカルチャーってわからんわ。
でもじつは,職場のそばで,さすがに古色はついているけどきれいに乗ってもらっているらしい同じ車種のバイクを見かけたことがあるのです。赤いやつだったよ。3代同じフレームを使い続けるという話なんかも聞くし,フレームはもつものなんだろう。

ただまあ,やっぱり重いです。のぼりたいへん。あとタイヤの摩擦が大きいのもすごくわかる。
平地では回せるけど,のぼりの減速のすごいコトったら。合うギアを見つけるのにちょっとかかる気がする。
腰の外側の筋肉が凝っております。
でもポジションをしっかり出してもらった自転車って乗ってて気持ちいいです。

自転車おもしろい。
おなまえ考えないとなあ。「源氏」縛りはきびしい気がする。なにより,もうゆかりがいないのだものなあ。

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