日本にいたときに時々作っていたスコーン。フランスでも朝食&おやつ用に最近よく作ってます。
フランス人の彼はスコーン好きなのかな?と、試しにヨーグルト・スコーンを作ってみたところ大喜び。かなり気に入ってくれたので。
スコーンは気軽に作れるところもいいのです。材料もシンプル、基本的に普段家にある材料で出来ちゃうのが嬉しい。
さて、昨日のスコーンはヨーグルトではなく、生クリーム入りのもの。しっとりサックリで、このレシピもかなりお気に入りです。
しばしば 《スコーンは、クロテッドクリームを美味しく食べるための「台」》 という表現を耳にしますが、このスコーンは何もつけずに、そのまま生地の美味しさを味わって欲しいスコーン。
彼も、何もつけないほうが好きと言います。
でも、もちろんお好みでクリームやジャムをつけて食べて下さいね。
【スコーン】
薄力粉 200g
グラニュー糖 40g
B・P 8g
有塩バター 55g (無塩バターを使う場合は、塩少々加えます)
生クリーム(※) 約100g
(※) フランスの生クリームの乳脂肪は高くても35%と、日本で一般的によく消費される生クリームに比べて乳脂肪分が低いです。低脂肪の生クリームを使うか、約半分を牛乳に置き換えるといいと思います。
1) 薄力粉、グラニュー糖、B・Pは合わせて、冷蔵庫or冷凍庫で冷やしておきます。
2) バターは1cmぐらいの角切りにし、冷蔵庫で冷やしておきます。(冷たいけど、やわらかいのが理想。あまり硬過ぎると後の作業が大変なので)
3) 大きめのボウルに 1)の粉類と、2)のバターを入れ、バターに粉類をまぶすようにしながら、カードでバターを刻み、粒を小さくします。あれば2枚のカードで切り刻むと作業も早いです。
4) バターが小豆粒ほどになったら、粉類とバターを指先や、手のひらでこすり合わせるようにしてすり合わせ、ほろほろした粉状にします。
(もしここでバターが軟らかくなってしまったら、いったん冷蔵庫or冷凍庫に入れてバターを冷やします。)
5) 冷たい生クリームを加え、カードで切るように全体を混ぜ合わせ、水分が全体に行き渡ったら、こねないように、手のひらで上から押さえるようにして、ぽろぽろの状態の生地をひとつにまとめます。
(初めのうちは、生地がぽろぽろしているので水分が足りないように思えますが、生地をまとめているうちに水分が生地全体に馴染んでしっとりしてくるので、生クリームは入れ過ぎないようにします。私は100gしか入れてません)
6) 台の上に取り出し、粘りを出さないよう、ごく軽くこねてまとめ、5~6cmの厚さの平らな状態にしてラップで包み、冷蔵庫で30分ほど休ませます。
7) 打ち粉をふった台の上で、生地を麺棒で2~2.5cmの厚さにのばします。ナイフで適当な大きさにカット、もしくは打ち粉をつけた型で抜きます。
(私は、型で抜いた後の余った生地を又まとめ直して・・・、という作業が好きじゃないので、生地自体も傷むし、大抵いつも四角や三角にカットして焼いてます。
8) 200℃に熱したオーブンで、約20分焼きます。(時間はあくまでも目安です)
スコーン作りの楽しさは他にもあって、
粉やバターに直接触れていると、まるで彼らと会話をしているみたいでとても楽しいのです。手の感触で、彼らが何を言いたいのかよく分かります。
それから香りでも分かるんですよ。工程(4)の、粉類とバターをこすり合わせる時、初めのうちは特に香りなんてしないけど、しばらくするとバターのいい香りがしてきます。これが、粉とバターがすり合わさった、『もう次の工程に進んでいいよ』という、粉とバターからの合図なんですよ。
まぁ、いずれにせよ、お家で作るお菓子だもの、細かいこと、時間なんか気にせず、の~んびりと、粉た戯れながら(笑)楽しく作るのがいちばん♪
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