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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

疲れた~

2008-12-15 21:14:54 | 独り言
一昨日、職員組合のバス旅行に家族6人で参加しました。行き先はディズニーランドでした。

親にとっては修行に行ったようなもんです。ものすごい込みっぷりでした。入園制限していましたが、お客さん入れすぎですね。10分足らずのアトラクションに3時間並ぶのは私には耐えられません。女性用のトイレも20分待ちぐらいはザラでした。

あまりの人込みで清掃も追いつかず、あちこりにポップコーンやゴミが散乱しているの見ると、ウンザリです。まあ、嫌なら行くなよっていう話しですが。子供にせがまれるとついつい・・・

風車明日で5歳です

2008-12-12 21:26:58 | 風車日記
明日はブログが更新できるかわからないので、忘れないように今日書いておきます。

東伊豆町風力発電所は明日13日で無事に売電開始5年を迎えます。
この間、3度の落雷被害や細かな故障はありましたが、多くの方の協力と励ましにより何とか自分なりに納得できる仕事ができたと思います。
今年の4月からは通常業務は部下に引継ぎましたが、風車についての情報収集やシンポジウム、セミナーへの参加は続けています。

風車の視察受け入れも6,000人を超え、そのうち4,000人は町外からのお客さんです。こちらも最近は部下が中心に対応させていただいていますが、可能な限りご希望に添えるように頑張っていますので、見学希望の場合は気軽に声をかけてください。

風車の運用について多少の経験は蓄積できましたが、機械の損耗のことを考えると実は明日からの5年の方が大変ではないかと感じています。
今後も風車周辺整備なども含めて初心に帰って取り組んでいきたいと思います。

定額給付金意見交換

2008-12-11 22:24:58 | その他の仕事
昨日、庁内の定額給付金に関連するであろうと思われる事務担当者を招集して、給付金について意見交換会を実施しました。色々と意見を聞いて、疑問な点を国に質問として提出するためです。

で、話題になったのは町税の滞納者に給付される給付金を差し押さえるのか?ということです。国税徴収法を回収して給付金を差し押さえ禁止債権にしなければ法律上は差し押さえ可能だと思います。サラ金業者等が差し押さえする場合には法律上は対抗することは無理でしょう。

税の徴収担当者の立場からすれば、差し押さえるのは当然のことだと思います。しかし、今回の給付金の性格が生活支援、経済対策ということなのだから差し押さえるべきでは無いという意見の職員もいるようです。

総務省の説明会では、法律上は可能だが差し押さえるのは遠慮して欲しいという説明があったようです。だったら、国の責任で法律を改正すべきで、言ってることが支離滅裂です。我が国は一応?法治国家なんですよね?

また、年度内給付を目指せと言っていながら、予算の裏づけがなければシステムの改修等には着手できないのは当然のことなので、予算成立前に仮に給付制度が頓挫しても自治体に負担は発生しないはずだと言っているようです。

国の補正予算が成立してから交付要綱を制定し、それを受けて自治体が補正予算を編成して準備を始めろというのであれば、年度内給付開始どころか申請書の発送さえ年度内には間に合いませよ。

総務省のお役人も立場で物を言っているのでしょうが、自治体担当者の感情をさかなでるような発言には気をつけた方がいいですね。説明会に参加した都道府県と政令指定都市の担当者は紳士的な人が多かったのですね。

高齢者にとってバスは必要か?

2008-12-09 22:04:37 | その他の仕事
今日は公共交通に関する会議で県庁へ行ってきました。

会議の中で高齢化が進むと公共交通機関(バス)の必要性が高まるのか?ということが話題になりました。
イメージ的には車を運転しない高齢者の外出には公共交通が必要だという議論になりがちですが、少なくとも田舎ではそうはなっていないと思います。
実際、当町が民間バス会社の赤字廃止路線を引き継ぎ赤字を補填しながら運行しているバスについても地元のお年寄りはほとんど利用していません。

現在のお年寄りは元気が良いので、75歳ぐらいまでは普通に車を運転していますし、仮に運転しなくなっても家族全員が免許と車を持っている場合も多いので、必要に応じて家族や親戚の援助を受けることができます。

また、足腰が不自由になってくるとバスは利用しづらくなるのではないでしょうか。介護保険制度も定着してきましたので、そういう面からも支援を受けられるというのも大きいかもしれません。

当町の運行するバスの赤字補填額は毎年1千万円を超えています。通学の足は確保しないといけませんが、少し研究する必要がありそうです。

明日は静岡へ

2008-12-08 22:14:32 | 独り言
明日は民間バス会社の赤字廃止路線を町が赤字補填して走らせている自主運行バスについての会議で県庁へ出張です。
このまま赤字を補填し続けていくことができるのかも含めて少し研究しないといけませんが、そのためには過去のデータなども整理する必要があり、なかなか時間の確保が難しいところです。

明後日は定額給付金についての打ち合わせを庁内の関係部署を集めて実施します。今週金曜日までに国に対しての提案や質問を取りまとめて提出しなければいけません。本来国がやるべきことであり、自治体がやるのであれば法定受託事務とするべき内容だと思いますが、政府は面倒を省くため自治体の自治事務として位置付け、必要経費の全額を補助金として交付するそうです。

国の一方的な政策を法律の根拠もなく自治事務として強制しようというのですから、地方分権が聞いて呆れます。

風力エネルギー利用シンポジウム(その4)

2008-12-07 22:07:53 | 風車日記
シンポジウム2日目はより専門的な発表が続き文系の自分には理解できない内容ばかりですが、ガラードハッサンジャパンの方から興味深い話を聞くことができました。

ヨーロッパやアメリカではファイナンスやウインドファームの買収の関係で風車の稼働率(設備利用可能率)の調査にニーズがあるそうで、10年以上に渡り調査を続けているそうです。14GWを超える運用中の風車を調査した実績がデータベースになっているということで、データベースには世界各地の250を越えるウインドファームの稼働率の月次統計が、単機出力300kwから3MWの主要な全ての風車メーカの風車が1機から100機を越えるさまざまな規模で蓄積されています。

結論を言うと世界のウインドファームの業界水準は設備利用可能率97%だそうです。50%のウインドファームで97.5%以上で90%のウインドファームで92.5%以上ということです。

また、大型風車では初期トラブルが多いが一度問題を解決してしまえば1メガワット未満の中型風車と同水準の稼働率が期待できることや、大規模(40機以上)ウインドファームでは運用初年度は稼働率が低いが2年目からは小規模ウインドファームより高稼働率となっている。

この他、風速が14m/sを超えて風が強くなるに従い、稼働率が低下していくデータなども示されました。これは高風速による過負荷によって、振動保護警報、ピッチメカニズムの不具合、発電機の過熱などが発生している上に、強風が長く続くと安全上の問題から修理にかかる時間も長くなることが影響しているようです。

発表後、日本の風車に関しては平均稼働率が97%も無いように思うが国内の風車について何かわかることがあれば教えて欲しいと質問したのですが、国内のデータは無いので推測になりますがとの断りつきで、国内のウインドファームが小規模で常駐の整備スタッフがいないサイトが多いことや、国外の風車メーカも販売機数が少ないのでメンテナンス体制の構築が進まないことが原因ではないかという予想通りの回答でした。

日本の風車に関するデータが無いというのも、ファイナンスやウインドファーム買収などのビジネス上のニーズが今まで無かったということでしょう。こういう面を見ても日本の風力発電産業がまだまだ発展途上だということがわかります。

ところで当町風車の設備利用可能率は平成16年度から
90.21%→96.64%→95.38%→86.84%→96.89%(本年11月末現在)と推移しています。今年度は5年目なので7月に部品の交換を伴う定期点検を実施して月次の利用可能率が88.08%だった以外はまずまずです。11月には1年点検も終了したのでこのまま何とか運開後初の年間設備利用可能率97%を達成できるかもしれません。

風力エネルギー利用シンポジウム(その3)

2008-12-05 22:11:46 | 風車日記
日本型風車ガイドライン策定事業の一環で行われた風の乱れが風車に及ぼす影響の観測についてですが、発表では7地点の観測地の中から当町風車が取り上げられました。残念。

発表者が三菱重工の方だったということもあり、せっかくなので発表の後、今回の観測結果から得られた知見で風車メーカーとしてもっとも重要なのはどんなことだったのか?と質問させていただきました。
答えは、風向の変化が風車に及ぼす影響が想定以上に大きかった、ということだそうです。

設計時の想定と比較して厳しいデータが観測されたか?という質問に対しては、人間と同じで若くて元気の良いうちは問題ないが、だんだん年をとってくたびれてくるとしっかりメンテナンスしないといけないという回答でした。
すべては想定の範囲内です。安心してください。という答えを期待していたのですが。

まあ要は、しっかりお金を払ってメンテナンスしてくださいということでしょうか(苦笑)。

定額給付金

2008-12-03 22:09:44 | 独り言
今日は例の定額給付金の事務説明会で県庁に出張してきました。
現在、全国の自治体でどの部署が給付金事務を担当するのか押し付け合いをしているものと推測されます(苦笑)。

私も仕事をするのが嫌なわけではありませんが、担当するとなれば間違いなく通常業務に支障がでますので、そのことが残念です。当町では取り敢えず、企画が窓口となり実施に当たってはチームを作って作業をすることになりそうです。
今日も年末で予算要求作業中でしかも議会前ですから静岡に出張するだけでも泣きたい気分です。

今日の説明会は先週の金曜日に国(総務省)が県と政令市に対して実施した説明会の内容を、市町に伝達するためのものです。国も県も窓口業務に疎い上に何も決まっていない現状で市町からの細かい質問に答えられるわけもなく、今日も会議の次第には質疑ではなく意見交換という表現が使われていました。

結局、現時点で決まっているのは、給付額と「年度内給付と全員給付」に努力するということだけだそうです。国も年度内給付が無理なことはいくらなんでもわかっていると思いますが、総務省は立場上、そう言わざるを得ないということでしょうか。

年度をまたがる作業になるので、人事異動等で忙しない時期とも重なりやっかいなことです。

風力エネルギー利用シンポジウム(その2)

2008-12-02 23:09:05 | 風車日記
シンポジウム1日目午後の部についてです。

まずは、「竜飛ウインドパークにおける風力発電の実証研究」についてですが、非常に興味深い内容でもっと時間をとってゆっくり話を聞きたかったです。
竜飛と言えば国内初の本格的実証試験設備として東北電力が平成4年に建設したものです。

このサイトは風の乱れが非常に強い所としても知られていて、発表の内容からも風の乱れによりヨー制御やピッチ制御関連の故障が多かったことが窺われました。また、これに対応するためピッチ制御の緩慢化や高風速かつ乱れの大きな場合には風車を停止するなどの運用試験も実施したとのことであった。

当初は275kw風車5基で開始した実証試験ですが、平成8年には300kw風車を5機増設しています。この増設した風車も運開後8年を経過するころから発電量が目に見えて減少しています。風車の損耗による故障の頻発が原因です。

また、運転開始から12.9年経過した風車のブレードが損傷したことから残存強度試験を実施した結果、疲労寿命を74.7%消費しておりほぼ寿命に達していたとの報告もありました。

東北電力が実証試験のために設置した風車ですから、恐らくかなり詳細なデータが蓄積されているものと思います。実証研究の結果は公開されているのでしょうか。是非、詳細を知りたいと思いました。