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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

環境に優しいマイクロバスで風車見学

2008-01-30 19:31:27 | 風車日記
今日は神奈川県秦野市から風車の視察がありました。

当町の風車へは道路の都合で大型バスは登れません。事前にご相談いただき、町のマイクロバスが手配できた場合には、バスを乗り換えての風車見学が可能となります。

今日のお客さんたちも町のマイクロバスを利用していただいたのですが、このマイクロバスは1月8日から、使用済みてんぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料で動いています。

今日のお客さんはこのマイクロバスで風車見学した始めてのお客さんということになりました。風車の説明をする前にバスがBDFで動いていることを話すと皆さん感心されていました。ついでに建設中のエコトイレについても話させていただきましたが、興味を持っていただけたようでした。

もちろん風車についても説明させていただき、いろいろと熱心なご質問がありました。

今日は公民館の行事ということでしたが、あっという間に定員になり、キャンセル待ちが10名でるなどたいへん好評だったそうです。

事前にご相談いただければ、できる限りの協力をさせていただきますので興味のある方はお気軽に声をかけてください。

風の乱れの観測が終了しました

2008-01-27 17:25:52 | 風車日記
今日は職場の同僚の山歩きの仲間が町内に泊まるので、風車を案内してほしいとの依頼がありました。
たまたま、私の自宅のすぐ近所の民宿に泊まったので、その民宿で風車の話をした後、風車へ案内しました。

山に登るのが趣味と言うことで、山の上に建った風車についてどんな感想を持つのか少し心配していたのですが、好評でした。まあ、同僚も一緒だったので気を使ってくれたのかもしれませんが。

外気温が5.3℃で風速が8m/sだったのでかなり寒かったのですが、風車見学中にも4台ほど車が風車へ上がってきました。
また、日曜日ですがトイレ建設は休みなしで、左官屋さんたちがトイレの外壁にモルタルを塗っていました。トイレはRC造りで牡蠣殻を利用して水を循環使用するバイオトイレですが屋根部分に上れるようになっていて、展望台としても利用できます。完成が楽しみです。

先週は、日本型風車ガイドライン策定のために当町の風車で行われていた風の乱れと風車の挙動についての調査が終了し、観測機器と風況観測タワーが撤去されました。データが整理されれば提供してもらうつもりです。風車の進歩のために少しでも役に立てるデータが採れていると良いのですが。

風車と観光

2008-01-24 21:17:40 | 風車日記
以下は産経新聞からの転載です。

■風力発電で自然を再発見

 麓から見上げると、青い空と平らな稜線(りょうせん)の切れ目に、巨大な白い風車がゆったりと回っていた。

 日本有数の水質を誇る猪苗代湖の南岸に位置し、その水源でもある福島県郡山市湖南町。同町赤津地区の布引高原で昨年2月、日本最大の風力発電施設「布引高原風力発電所」が営業運転を開始した。

 同発電所を建設した電気事業会社「ジェイパワー(電源開発)」(本社・東京都中央区)によると、同発電所では現在、高さ64メートル・翼の直径71メートルの風車が33基稼働している。生み出す電力量は年に約1億2500万キロワット時。一般家庭の年間消費電力に換算すると、約3万5000世帯分に相当するという。一方、二酸化炭素の削減効果は年間約5万1000トン。乗用車約6万3000台分に当たる。

 しかし、同発電所が生み出しているのはエネルギーだけはない。郡山市湖南行政センターの石田嘉夫所長は「毎年数千人程度だった高原への観光客が、今シーズンは20万人を超えた」と話す。

                 ▽  ▽

 こうした誘客効果は当然、地元経済にも良い影響をもたらしている。

 同町の食堂「大阪屋」店主、阿部健二さん(60)は「この町には、猪苗代湖のほかに観光地がなかった。でも、発電所を訪れた観光客が店にも立ち寄ってくれるようになり、売り上げが伸びた」と笑顔だ。

 湖南町商工会でも、雪解けとともに始まる布引高原の観光シーズンを前に、魅力ある町づくりに励んでいる。

 町内マップやチラシを作成し、観光客の商店街への誘導を図る一方で、今月30日には郷土料理コンテストを開催する予定だ。優勝した作品は、商店会のお墨付きで販売するという。

 同商工会の野口起由事務局長は「美しい自然がこの町の良さ。観光客が何度も訪れてくれる町にしたい」と話す。そのために布引高原に花畑を作るなど、風車以外の見どころを増やしてリピーター獲得を目指すという。

                 ▽  ▽

 さらに発電所の誘客効果を、農業振興に役立てようとする動きも出てきている。

 布引高原は全国的に有名な「布引大根」の産地。だが、昭和40年代に90世帯以上あった生産者は現在、19世帯にまで減少している。さらにそのうち、50歳代の生産者が数人いるほかは、すべて60歳以上という高齢化が進んでいる。

 湖南町の各種団体で作る「湖南地域総合振興促進協議会」会長で、自身も高原に畑を持つ大山孝さん(75)は「高原に売店を作り、布引大根を販売した結果、予想以上に売れた。農業で食べていけるとなれば、後継者の流出防止や農業参入などにつながるかもしれない」と期待を寄せる。

 風力発電のクリーンなイメージと風車を見どころに、新たな観光地となった湖南町。一部の観光客によるゴミのポイ捨てや、駐車場の整備不足などの問題があるほか、今後、どれぐらいの人が訪れるのかは未知数でもある。

 一方で、環境に対する関心が社会的に高まっているのも事実。同町は「自然と環境をテーマにした町おこしの成功モデル」となる可能性を秘めているともいえそうだ。(福島支局 小野田雄一)

                   ◇

【プロフィル】湖南町

 福島県郡山市の西端、標高500~1000メートルの寒冷地域に位置する。降雪量は80~130センチ。町内の布引高原では気候を生かし、大根やソバなどを生産している。布引高原に登る途中のカツラの大木は国の天然記念物に指定されている。面積167平方キロ。人口4638人、うち65歳以上の高齢者が約37%を占める(平成19年1月時点)。


観光客が数千人から20万人超!!に増えたそうです。
波及効果は町内の食堂だけではないようです。風車の周辺で特産の大根がたくさん売れたというのがすばらしいですね。作ったものが売れるとわかれば農業をやろうという人もまた後継者も増えるのは当然のことです。

もともとの知名度が低かった湖南町でもこれだけの集客が可能になったのです。
旅行業者から「立派な宿泊施設はたくさんあるが、見るところが無い」とたびたび指摘されている当町としては羨ましいはなしです。  

フィードインタリフ

2008-01-22 21:57:53 | 独り言
以前も紹介したことのある、太陽光発電研究者のブログです。今回はフィードインタリフについての布教活動とのこと。→壊れたら直そう日記2008-01-18

二酸化炭素削減のためには現在発電量の2/3を占める火力発電をどうにかしなけれいけません。しかし、現状の政策ではいかんともしがたいと言わざるをえません。ダボス会議で恥をかかないためにも、ここらで本腰を入れて思い切った方向転換を考えてみる必要があるのでは?

フランスは本気

2008-01-21 22:29:39 | 独り言
我が国の温暖化への取組みが世界的に見ても非常に見劣りしていることが、明らかになりつつある昨今ですが、そんな中、福田首相が低炭素社会への取組みを施政方針演説で取り上げましたが具体的な内容に乏しい薄っぺらなものでした。

環境モデル都市をつくるそうですが、どんな内容になるのでしょうか。
本日の日経朝刊によれば、フランス政府は南仏にある人口約20万人のペルピニャンをすべての電力を再生可能エネルギーでまかなうモデル都市として整備するそうです。

古い建物の断熱性能を高め、冷暖房の消費電力を減らす取組みを同時に行い、市街地にある大規模な市場の屋上に欧州最大となる太陽電池を設置したり、郊外には敷地面積が百ヘクタールに及び太陽光発電施設を設置するほか、数百ヘクタールの敷き地位風力発電施設を建設する計画だということです。

発電所の新設や建物の改良などの設備投資には約800億円が必要となるそうですが、政府は「長期的にみれが有効な投資」と判断したそうです。

首相が所信表明したからには、日本でもこの程度のことはやって欲しいものです。


結局、我が家の周りに雪は積もりませんでした。しかし、町の風車が建つ山は真っ白でした。午前中に視察の予定があったので、事前に車で風車まで行けるか確かめに行ったのですが、風車への進入路の途中で前に進めなくなり、仕方なくそこからバックで山を降りてきました。途中かなりすべって肝を冷やしました。

ということで、残念ながら視察に来ていただいたにもかかわらず、風車にご案内することができませんでした。だからというわけではありませんが、役場で2時間半あまり風車について意見交換をさせていただきました。
特に風車のメンテナンスについては、今後さまざまな分野から、部品の供給やメンテナンス作業そのものへの参入が期待されます。

またの機会に声をかけていただければ、いつでも風車へご案内したいと思います。

雪になるかな

2008-01-20 22:57:51 | 独り言
伊豆でも雪の予報ですが、さてどうでしょうか。子供達は楽しみにしていますが、我が家の周りに雪が積もるのは10年に1回あるかどうかです。

明日は朝から風車の視察があるのですが、雪が積もるようですと風車へは行けません。会社の名前を聞いたところ、風車のベアリングなども手がけている会社かもしれません。風車見学をずいぶんと楽しみにしてくれているようですが、もし私が考えている会社でしたら、こちらも色々と訊いてみたいと思います。


伊豆もけっこう寒いのです

2008-01-19 12:10:31 | 独り言
やっと冬らしくなりました。
一昨日は名古屋の企業から研修が、昨日は地元の小学生が風車の勉強に来ました。
風車サイト(標高430m)は一昨日が7.6℃、昨日は5℃でした。特に昨日は8m/sほどの風が吹いていたので、今年初めて耳が痛くなるほどの寒さでした。

伊豆というと暖かいイメージがあるからでしょうか、来週も再来週も他県から風車の視察があります。風が強ければ体感気温がマイナスという日もありますから暖かい格好で来てください。

まあ、寒いとは言っても、今のところ海のそばの我が家の私の部屋では朝起きて室温が10℃を切っていたことはありませんが。

あきれるばかり

2008-01-15 20:02:07 | 風車日記
町村官房長官は15日午前の記者会見で、民主党が主張しているガソリン税の暫定税率撤廃について、「地球温暖化対策でエネルギー価格は環境税を課してでも上げなければならないと世界中で言っている最中に、これを下げるという選択が国際的に認められるのか」と述べた。福田首相が7月の北海道洞爺湖サミットに向け、温暖化対策に力を入れていることを踏まえ、道路建設の必要性だけではなく、環境対策の観点からも税率維持を訴えていく姿勢を示した発言だ。

以上は朝日新聞の記事です。

そのうち必ず誰かが、ガソリン税の暫定税率撤廃と温暖化対策について言い出すと思っていましたが、官房長官でしたか。

しかし、ちょっと都合が良すぎる発言ではないでしょうか。経団連に遠慮して環境税も導入できない、あるいはやる気が無いくせに、こともあろうか道路特定財源と温暖化問題を同列に語るとは・・・

たいして必要も無い道路を人口減少時代に延々と作ろうとしている人たちが、温暖化について語って欲しくないですね。温暖化対策の一環で高速道路の新設凍結を打ち出しているフランスを見習いましょう。それから、民主党の大衆迎合も見苦しい限りです。暫定税率撤廃後の地方の財源についてはどうするつもりなのでしょうか。まあ、民主党にも道路を作りたい方は大勢いるようですから、どうなるか予断を許しませんが。

今日は読書

2008-01-14 19:13:56 | 独り言
トヨタ自動車が2010年までに、プラグインハイブリッド車を発売することをデトロイトショーで発表したそうです。楽しみです。是非、公用車に導入したいですね。

ぎっくり腰から1週間が経過し、何とか身の回りのことに不自由しない程度に回復しました。もちろん、万全には程遠く、一進一退というところなので、無理をしないようにしたいと思います。

ということで、今日は1日中読書をして過ごしました。昨日の日経書評で目に留まった、「地球環境問題の比較政治学」をアマゾンで注文したところ、今朝届いたので早速、読み始めました。

日、米、独の環境政策の差異についてその理由を政策形成のバックグラウンドを比較して明らかにしようという内容でしたが、良い頭の整理になりました。たまには、ネット上の断片的な情報だけではなくまとまった読書が必要だと感じました。