My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

どれぐらい差があるのだろう

2007-11-30 20:17:54 | 風車日記
今日の午前中は出張続きで溜まっていた仕事の決裁をまとめて受けました。
午後には静岡県の環境アセスメント協会の会員の方4名が風車の見学にみえました。

今後静岡県内で風車が増えそうだということで、県が作成したガイドラインの足りない点などについて環境アセスの面から何かできないかということで、勉強中だそうです。

役場で色々と話をした後に風車へ行きましたが、10m/s以上の風が吹いていたのでとても寒く感じました。昨日は風の乱れで風車が運転できない時間がかなりあったのですが、数日前から試運転中の民間事業者の新設風車はずっと回っていました。

町営風車サイトとどのくらい風況に差があるのか、また可変速の風車が固定速の風車と比べてどの程度風の乱れに強いのか非常に興味のあるところです。

風力エネルギー利用シンポジウム

2007-11-29 22:17:05 | 風車日記
風力エネルギー利用シンポジウムに参加してきました。
昨日、アースキッズ事業のキックオフイベントの開始を見届けてからの出発だったので1日目の午後からの参加となりましたが、まあ午前中の講演には元々あまり興味がなかったので、良しとしましょう。

午後からは、
北海道産業保安監督部電力安全課長が平成18年度の北海道の風車の稼働状況とトラブル状況について。
ユーラスエナジージャパンの技術副部長が風力発電システムの不具合事例と改善に向けた取組みについて。
富士重工の風力プロジェクトマネージャーが日本の環境に適した風車の開発事例について。
横浜国大環境情報研究院の松田教授が風力発電と環境問題について。
それぞれ講演しました。

少しだけ感想を。

北海道といえば日本の風車のメッカというイメージですが、高稼働風車は一部で全体としてはそれほど設備利用率が高くありません。これでは解列枠で風車を建てても採算割れではないでしょうか?

具体的な不具合事例とその対応についての発表はたいへん興味深く拝聴しました。各事業者がこういう情報を積極的に公開して情報提供すれば日本の風力発電業界の進化に寄与するのでは?
また、独自のメンテナンス項目などについても、今後データが蓄積すれば風車の故障を未然に防げる可能性があがるかもしれません。

ダウンウインド風車の優位性について理屈は多少なりとも理解できました。かなりブラッシュアップされた実証2号機(商用1号機?)が建つと風の噂で聞いたのですがどうなったのでしょうか。後は事業者から実際に採用されて保守も含めてどれだけ実績を残せるのか楽しみにしています。

足利工大のセミナーに参加できなかったので、松田教授の講演を一番楽しみにしていましたが、期待通りでした。普段モヤモヤしていたことがかなりスッキリしました。現時点での風発の採算性を論じるのは意味がないことや、バードストライクについて順応的にリスク管理をすることの必要性や具体例などたいへん勉強になりました。また具体的な提案があったのも良かったです。

全体的なことで言えば、午前中のエネ庁、環境省、NEDOの講演時間をもっと短くして、午後の部の講演時間をもっと長めにとって欲しかったと感じました。午前の講演を聴いたわけではありませんが、資料を見る限り資料だけで事足りるような内容だったと推測します。
いやいや午前の部もおもしろかったという方がいれば内容を教えてくださいね。

今回は丸の内メトロポリタンホテルに宿泊しました。オープンして半年足らずということでさすがに新しくて気持ちが良かったです。立地も丸の内ホテルに負けず劣らずです。

しかし、今月は大丸もオープンしましたが東京の再開発は凄まじいですね。今さら地方との格差を持ち出すまでもありませんが、こういう時代がいつまで続くのでしょうか。久しぶりに東京に行ったのでなんだか人酔いしてしまいました。

アース・キッズ事業 キックオフイベント

2007-11-27 22:12:03 | 独り言
明日は町立小学校でアース・キッズ事業のキックオフイベントが開催されます。

アース・キッズ事業というは、子供達に家庭での省エネリーダーになってもらい、家族みんなで温暖化に取り組もうというものです。
2週間に渡り、家庭で電気、ガス、水道のメーターを毎日読んでもらい省エネに取り組んでもらいます。まず、最初の1週間は普通に生活して子供達に問題点を見つけてもらいます。残りの1週間は初めの1週間で気付いた問題点に注意して生活し、エネルギーの使用量がどの程度増減するかを観察してもらうという企画です。

明日は、その説明を兼ねて子供達に取組みへのモチベーションを高めてもらうためのイベントです。自転車発電やゴミの分別ゲームなど実施します。
対象は昨年、新エネルギー教室に参加してもらった5年生およそ60人です。

この事業は県が地球温暖化防止活動推進センターに委託して行います。県内で希望した小学校が対象で、費用の2/3は県が残りを町が負担します。町の負担分は町営風力発電の収益を充当しています。

明日はキックオフイベントの開始を確認したら同僚に引継ぎ、東京に出張の予定です。

バイオディール燃料

2007-11-26 21:53:53 | 独り言
今日は、BDFのセミナー出席のため静岡に出張しました。

県内で唯一、廃食用油の回収からBDFの製造・供給(配達)を手掛けている静岡油化工業、県内先進地事例として磐田市、昨年、ドイツのBDFについて視察してきた県の職員の3者から発表がありました。

BDFについてはこれから少し勉強してみようかと思っていたところでしたので、初めて聞く話もいくつかありました。

風力発電が事業者の金儲けの手段だとか、新たな公共工事だとかいう的外れな批判を時々目にしますが、やはり今日の発表を聞いて改めて、どんな温暖化対策も儲かる仕組みがなければ導入拡大は難しいと感じました。

ドイツに視察に行った県の職員も、視察に行く前にはドイツでは環境についての意識が高いことがBDF普及の理由だろうと考えていたそうですが、実際にはBDFが軽油より安いということが普及の一番の要因だったと感じたそうです。

参加していた某自治体から、「県では関連部署、企業、トラック協会などでBDF導入推進部会なるものを立ち上げたそうですが、具体的にどのようにBDFの導入を進めるのか?また、県内自治体への支援策は?」との質問がありましたが、県からは、情報の共有、情報の提供といったような、いつもながらの心許ない回答が。

具体的な目標を掲げ、具体的な実施方法を示さなければ、いくら体裁を整えても意味が無いように思います。県の役割をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

今日発表した県の職員は昨年、中堅・若手職員の海外視察事業というものがありBDFの視察にドイツに行ったということでした。当町では国内先進地の視察をするような制度も無いので羨ましい限りです。

山梨へ行ってきました

2007-11-25 20:35:04 | 独り言
この三連休は義母(嫁の母)が自分が元気なうちに、孫達を連れて里帰りがしたいと言うので、義母と義妹とその子供と我が家の総勢9人で山梨県の甲斐市、山梨市などの親戚5軒へ行ってきました。

行く先々で遠くから来たと歓迎してもらい、また義母の兄弟達もそれぞれ元気で何よりでした。義母もとても喜んでくれて少しは親孝行ができたでしょうか。

1日目は石和の温泉旅館、2日目は山中湖の会員制リゾートホテルに泊まりましたが気がついたことを何点か。

石和では私だけ1人部屋でしたが、とにかくその部屋がタバコ臭く空調の音がとても大きかったです。また、嫁達が止まった部屋は大浴場の下の階ということで、一晩中排水の音がしてよく眠れなかったそうです。
古くて設備投資もままならない、いたずらに規模のあるホテル旅館は今後も厳しいでしょう。繁忙期には十分な人手の確保もできずサービスに決め細やかさが足りません。

山中湖では大学生と思われる男性グループのだらしないジャージ姿をロビーやビリヤード場などで度々目撃しました。私達は賑やかな子供達を連れた家族連れということで、まあ多少のことはかまいませんが、きっとリゾート気分のカップルなどは、ジャージ姿を見せられたら興ざめでしょう。ホテルとしてもお客様は神様ですとは言うものの難しいところではないでしょうか。

明日はBDFの関係で静岡へ出張です。

財政健全化法

2007-11-21 23:03:56 | 独り言
今日は財政健全化法の関係で静岡に出張してきました。
夕張市の破綻はあちこちに大きな波紋を広げているようで、一般会計と特別会計との間での不正なやり繰りをを見抜けなかった反省に立ち、自治体は新たな指標を毎年、議会に報告し公表することになります。

夕張の例も議会や住民が本当に市の財政状況に興味をもっていれば、あんなことにはならなかったはずなので、指標の作り方も重要ですが、決定的に重要なのは住民が町政に興味を持つということだと思います。

明朝は出勤前に温泉の源泉掃除です。だんだん6日に1度の源泉掃除が辛い季節になってきました。

なんとなく感じたこと

2007-11-20 21:44:51 | 独り言
今日は出勤前に小学校の朝の「つどい」に行ってきました。
月に一度、学年ごとに合唱などの発表をするのですが、今日は2年生の番で、次男が曲と曲の間のつなぎ役を務めるというので、ちょっと様子を見に。
緊張した面持ちでしたが無事に頑張っていました。

昨日、県の示した1市5町の合併の枠組みに参加しないことを表明した当町ですが、今日の朝刊各紙には県幹部の厳しいコメントが・・・
納得できる部分もありましたが、実は一つ気になることが。

静岡県ってラスパイレス指数(国家公務員の給与水準を100とした場合の指標)が102.1ということで、東京都に次ぐ全国2位の水準だそうです!。ちなみに東伊豆町は89.8で県内の自治体で下から4番目です。
指導を受ける立場としては複雑ですね。

とりあえず合併しません

2007-11-19 22:35:48 | 独り言
本日、市町合併について当町は静岡県の示した1市5町(下田市、西伊豆町、松崎町、南伊豆町、河津町、東伊豆町)の枠組みには参加しないことを表明しました。

各町内会で開催した説明会での参加者の反応からもこの枠組みでの合併は難しいように感じていましたし、個人的にも賛成ではありませんでした。

個人的には、隣の河津町と合併新法内に合併し将来起こるであろう大規模合併に備えるべきだと考えています。2町が合併しても人口的には2万3千人程度ですが、し尿処理やゴミ処理を長年に渡り共同実施しているというつながりや、双方にとっての主幹産業である観光業の面でも良い組み合わせだと思います。

上手くまちづくりを進めれば将来大規模合併(例えば伊豆全体)しても、存在感を発揮できる観光地となり得る要素を持っています。

いよいよ冬の西風が

2007-11-18 20:36:27 | 風車日記
今朝は5時半少し前から強風時の風の乱れにより風車が断続的に停止しました。いよいよ冬が始まったというところです。午前8時過ぎまでに6回程停止したので、職場の宿直者は寝ていられなかったでしょう。

南西風が10分間平均風速17m/sほどになると、時折吹く風速25m/sの風に煽られ風車が過発電して風車が止まってしまいます。これから春までの間夜中に風車停止の連絡をもらうことが増えてきます。

一昨年の夏から遠隔監視装置を自宅に導入したので、自室で対応できるので、多少寝不足にはなりますが、随分と楽になりました。

今日の朝刊にIPCCの見解として、今後20年から30年の取組みが勝負だとの記事が載っていました。風車の寿命が20年で短すぎるという意見を時々聞きますが、呑気な事を言っている場合ではありませんね。

平成18年静岡県自治体風車運用実績

2007-11-17 23:57:46 | 風車日記
長女、長男は6歳、4歳と丁度良く年齢が揃ったので、近所の旅館で親戚や隣組の人を招いて七五三のお祝いをしたのですが、次男は写真を撮っただけでした。七五三も終わり写真館が空いたので今日は末っ子(3男・4歳)の写真を撮りました。
本人は早く着物が脱ぎたいと騒いでいましたが、将来写真を見て、良い思いでになるといいと思います。



静岡県内の自治体風車の平成18年(1~12月)の実績を紹介します。
コメントについては記憶と噂話がごちゃ混ぜなので参考程度にお願いします。

マリンパーク御前崎風力発電施設(県地球環境室)
設備利用率 21.3%
三菱重工 300kw
運開後10年が近づき稼働率低下。

大東海洋公園風力発電施設(掛川市)
設備利用率 13.5%
エネルコン 230kw

マリンパーク御前崎風力発電施設(御前崎市)
設備利用率 7.9%
ヴェスタス 660kw
2~11月まで発電機の故障で停止。一応、落雷被害ということになっているらしい。

竜洋しおさい風力発電所(磐田市)
設備利用率 20.1%
ノルデクス 1,900kw
本来は2.5M機?系統連系の都合で改造。風況的にはもっといけそうだが、故障で苦労している模様。周辺で3M機の増設計画あり。

静岡市風力発電施設(静岡市)
設備利用率 12.5%
リパワー 1,500kw
下水処理場の電源だがグリーン証書を発行。静岡県の新エネ対象に入賞。取組みは悪くないが、12.5%で新エネ大賞の対象にするのはちょっと?(多少ひがんでます)。汚泥を使ったバイオガス発電でもよかったかも。もともと、風況的には期待薄。

御前崎風力発電施設(県港湾整備室)
設備利用率 26.2%
ヴェスタス 1950kw
昨年、一昨年と設備利用率30%超だったが、18年は11月の利用率が6.6%。落雷故障と聞いた気が。

大須賀浄化センター風力発電施設(掛川市)
設備利用率 20.6%
ヴェスタス 660kw

東伊豆町風力発電所(東伊豆町)
設備利用率 24.4%(1号機) 27.0%(2号機) 30.0%(3号機)
三菱重工 600kw

以上より、平成18年静岡県風力発電ランキングは
1位 東伊豆町3号機 設備利用率 30.0%
2位 東伊豆町2号機 設備利用率 27.0%
3位 静岡県(港湾整備室) 設備利用率 26.2%

ということで、東伊豆町の皆さん?おめでとうございます。(笑)
平成19年は残念な結果となりそうですが、今後も頑張ります。