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My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

地方創生 番外編

2015-07-12 19:24:54 | その他の仕事
以下は新聞報道やSNSで見かけた情報を元にした
個人的な感想です。外からはわからない複雑な問
題があるのかもしれませんが、それは知る由も無
いので無視して、今後の地方創生にも関係する一
般論としての感想です。
何も知らない他所の人間に口を出して欲しくない
と気分を悪くする人もいるかもしれませんが、大
事なことなので、簡単にまとめておきたいと思い
ます。

南伊豆町の道の駅で農林水産物の直売所を運営し
ているNPO法人に預金が4,200万円あることが議
論を呼んでいると静岡新聞が報じている。
記事によればこの直売所には約650人の生産者が
納品していて、職員6名が勤務しているらしい。

確かに年間60万円という道の駅の家賃は安すぎる
ように思うけど、事業そのものは田舎の町で稀に
見る成功例だ。行政の下請けのような事ばかりやっ
ているNPO法人が多い中で、創意工夫して儲けて
いるのは本当に立派な事です。
ちなみにNPO法人は非営利という言葉の響きから
儲けてはいけないようなイメージを持つ人が多い
ようですが、それは全くの誤解です。

組織を私物化しているとか、一部の人が儲けてい
るとか、議員が2名潜り込んでいるのが問題だとか
言う人もいるようだけど、不明朗な会計処理でも
していない限り全然問題無いでしょう。
気に入らない人は、自分が理想とする仕組みを別
に立ち上げて競争すれば良いのではないでしょうか。

田舎が衰退しているのは突き詰めていけば儲けら
れないからで、地方創生で一番考えなければなら
ないのは地域がどうやって「稼ぐ」か?というこ
とに尽きると思う。

地域の人全員に恩恵が行き渡る事業なんてあり得な
い。全員平等なんてもはや幻想で、儲けてる人に対
する僻みや嫉妬はむしろ地方を駄目にしていく大き
な原因だとすら思います。

地方創生に必要なのは多少問題があったとしても他
人の成功を「いいね」と言える前向きな雰囲気です。
そうじゃないと次が続かないのではないでしょうか。

地方版総合戦略 その4(教育)

2015-07-08 21:17:15 | その他の仕事
若い世代の移住誘致を考えるととても大事なことの
一つに教育問題があると思う。

移住の特典や首都圏からのアクセスで劣っていても
移住先に選んでもらえるとしたら教育はそのインセ
ンティブになる数少ない要素だろう。

田舎には実質上、小学校受験も中学校受験も無い。
自分は高校受験も受験のうちには入らないとさえ思
う。田舎の子にとっては大学受験が最初で最後の本
当の受験で、この時にいきなり都市部の子供達との
真剣勝負に晒されるのだ。

これは、能力のある子どもにとっては良いことでは
ないと思うが、そういう環境を逆手にとって特徴の
ある教育をすることを考える必要があるのではない
だろうか。

具体的にと言われると難しいのだが、英会話とかプ
ログラミング教育とか、とにかく小中の9年間じっ
くり腰を落ち着けて何か特徴のあることに取り組む
というのはどうだろう。

自分は学校教育については門外漢なので、詳しくは
専門家に考えて欲しいのだが、4人の子どもを学校
に通わせて、最低でも年に1度は参観日にも顔を出
して感じるのは、授業の指導方法や学校行事は40年
前の自分が子どもだった頃と比べてあまり変わって
いないということだ。

原理原則は年月が経っても変わらないのかもしれな
いし、指導方法が確立している証拠なのかもしれな
いのだが、40年前とあまり変化が無いのは正直言っ
て腑に落ちない。

今日、たまたま埼玉県戸田市がベネッセと提携した
というニュースを目にしたが、外部の力を借りるの
も一つの方法だと思うし、戸田市の取り組みには今
後も注目したい。

地域振興の要素として教育が重要だとういうのはど
の自治体も気が付いていることだと思うので、少し
でも早く具体的な取り組みを始めるのが地域間競争
を少しでも有利に進めるためには必要だと思う。

地方版総合戦略 その3(稼ぐ)

2015-07-05 20:13:25 | その他の仕事
移住誘致は人数「量」ではなくてどんな人に移住してほしい
のかという言わば「質」という切り口で考えた方が良いと思う。

自分は地方版総合戦略策定のキーワードは「稼ぐ」だと考えて
いる。行政サービスの質をある程度維持していくためには町と
してどのように「稼ぐ」かという問題と、住民や移住者が生活
していくために「稼ぐ」という二つの「稼ぐ」について考える
必要がある。

町として「稼ぐ」という点ではこれはもう「観光」しか有り得
ない。これについてはまた別途考えたい。
もう一点の個人として「稼ぐ」とういうことについては、これ
を移住誘致と結びつけるべきだと思うのだがどうだろう。
当町は人口は1.3万人しかいないが、宿泊者は年案84万人(泊)
いる。ところが飲食、小売、卸といった業種がこの規模の割に
非常に弱い。つまり新規参入の余地があるということだ。

大きな企業の誘致が難しい以上、小さな経済を自分で回すことの
できる自営業に挑戦する人を応援するべきだし、移住して飲食店
などを開業したいというような人は更に優遇するべきだろう。つ
まり、移住と開業をセットで考えてくれる人を最優先に考えるよ
うにしたい。

少し想像して欲しいのだが、町内にいくつか元気で個性的な店が
できたら街の雰囲気は凄く変わるのではないだろうか。別荘地に
20人の人が移住してくるより、1つ元気な新しい店ができた方が
ずっと地域活性化の原動力になるように思う。
こう書くと別荘地への移住者を歓迎しないのか?とか言う人が出
てきそうだが、ここで言いたいのは全体を底上げするような施策
をとるだけの余裕はもはや行政には無いし、そういうやり方では
他の自治体と差別化を図るのは難しいということだ。

いずれにしても地域活性化といのは総じて経済(稼ぐ)にはどう
したら良いのか?という問題に行き着くはずなので、そこから目
を逸らしてきれいごとばかり言っても何も始まらないと思う。

地方版総合戦力 その2(移住誘致について)

2015-07-04 16:43:57 | その他の仕事
総合戦略策定のポイントとして、現状認識をしっかりする
ことを挙げた。

人口はここ5年で年平均237人ずつ減っている。
税収は年平均で4,700万円ずつ減っている。

当町でも最近空き家バンクを立ち上げた。
空き家を売ったり貸したりしたい人が登録して移住者に活
用してもらおうという取り組みだ。これはこれで必要な取
り組みだが、どれだけ成果をあげられるかは未知数だ。

例えば、空き家バンクの成功例と言われている長野県佐久
市は設立から7年間で300件弱の成約があったそうだ。
随分多いように思うが、佐久市の人口は約10万人なので、
単純に人口1.3万人の当町に人口比で換算すると年間5.6
件ペースということになる。

佐久市は東京から新幹線で1時間20分、車で2時間30分、
東伊豆町は特急で2時間20分、車で3時間10分かかる。
また佐久市は医療体制が充実していることでも有名らしい。
移住者に対する助成制度は双方甲乙つけ難いので、気候が
温暖だという当町の利点が評価されたとしても、佐久市を
大きく上回るような成果を得られるとは考えにくいだろう。

移住者に対する助成制度を充実させることは必要だが、
単に金額を増やすだけでは、ふるさと納税の豪華特典競争
のように、本来の趣旨を逸脱した過当競争に巻き込まれる
だけだ。そもそも、当町には財政的な余裕が無い。

自分は移住者の数を競うのでは無く、どんな人に移住して
もらうのが望ましいかという切り口で取り組むべきだと考
えている。

地方版総合戦略 その1(現状認識)

2015-06-28 19:19:56 | その他の仕事
今週から地方版総合戦略の策定作業が始まる。
こういう計画的なものを作るときにまず大事なのは
現状を正しく分析して関係者の共通認識とすることだ。
間違った前提に立つとトンチンカンなことを言う人が
出てきて計画自体も実行性のないものになる。

ここで自分の考える正しい現状認識とは以下の通りだ。
どれも当たり前のことだが、計画策定になると、でき
ないことを平然と言い出す人がいるから注意が必要だ。

①日本全国で人口が減少するので、東伊豆町だけ人口
 を増やすのは不可能。
②税収が減り続けているが、人口が減る中で税収を増
 やすのは不可能。
 当町の基幹税は固定資産税だが、地価が上昇するこ
 とは望めず、また、新たな建築物の建設は僅かであ
 るため、3年に1回の評価替えのたびに税収は数千万
 円単位で減少していく。
③人口や税収を増やす施策として、企業や工場の誘致
 を提案する人がいるが、地勢上の理由で不可能。
④現在の産業構造では観光業が圧倒的な基幹産業となっ
 ている。これに代わる産業を育成することは不可能。

不可能を可能にする方策があれば良いのだが、不可能
なのには理由があるわけで、それを覆すことはできな
い。この前提を共有して、だったら何をすれば良いか
を考えることが大事だと思う。
自分は切り口を変えて考えれば人口が減っても町が存
続していくことは可能だと考えているので、その辺り
は今後整理していきたい。

ちょっと忙しい

2011-05-21 08:48:04 | その他の仕事
5月に入り、出張、会議、打合わせなど自分には時間を
コントロールできない仕事が毎日のように続き慌ただし
くしています。
ロープワークを駆使した町営風車の錆補修作業も、ほん
の少し、人が風車からぶら下がっているのを確認しただ
けで、ゆっくり作業を見学する時間は作れませんでした。

補助金の申請や補正予算の検討など事務仕事は夜か休日
にやらざるを得ない状態で、今日も本当は仕事に行くつ
もりだったのですが、ワックス清掃があるとのことで職
場へ入ることができません。仕方が無いので自宅で来週
の例規検討委員会の勉強でもしようと思います。

明日の日曜日は町内で開催される
Goody'z ~DANCE & MUSIC~ の駐車場整理を手伝う予
定です。地元の若者が中心となって一生懸命準備を進めて
きたので、何とか天気がもってくれればと思います。

そう言えば、ワタミがNPOと組んで風力発電事業に乗り
出すという記事を見ました。
ワタミが使う電気に比べると2MWの風車で発電される電気
はわずかなものですが、この取組が単なる企業PRにとど
まらない本気の事業なのか今後に注目していきたいと思い
ます。

県は何のためにあるのだろう?

2011-05-10 21:25:54 | その他の仕事
中電の浜岡原発停止決定を受けて静岡県知事が「県内
各所に職員を派遣して節電を呼び掛ける」というような
発言をしたようですが、こんなの小さな国ほどの経済力の
ある県の「政策」とは言えません。節電は県に言われなく
ても勝手にやります。

せめて太陽光発電設置に対してkW当たり10万円を補助する
くらいのことは言って欲しいですね。
静岡県は国から交付されたお金を基金にしてそこからわずか
ばかりの補助金を太陽発電とエコキュートをセットで設置
した場合だけ交付しています。

要するに国からお金をもらったから何かやらなければいけ
ないからという小手先の補助制度です。県は全然お金を使っ
ていません。

今回の震災に関しての経済対策にしても、財源の必要のな
い口先だけの政策ばかりで残念です。観光面でも県知事が
県の観光協会長であるにもかかわらず、財政面での支援は
ほとんどありません。

最近「県」は何のためにあるのだろう?と疑問に感じます。

スイミングスクールが終了するそうです

2011-03-27 14:41:04 | その他の仕事
子供が通っていたスイミングスクールがプールを所有する
ホテルの経営者が代わったことにより、町営のアスド会館
のプールに移ってからだいぶ経ちます。

ところが、「営利目的のスクールにプールを貸すのはおか
しい」という苦情があり、このスクールは廃止することに
なりました。(この辺りは又聞きなので本当のことがどうか
わかりません)。
もちろんスクール中でもレーンを区切って一般町民も泳ぐ
ことはできたと聞いています。

もしこれが本当のことだとすると、個人的にはまったく理解
できません。
今後、このスクールに通っていた数十人の子供達はわざわざ
伊東市か下田市のスクールへ行くか、それができなければ、
水泳を止めざるを得ません。

今の時代、公共と民間の垣根は低くなり、官でできないこと
を民間にお願いするのは、ごく当たり前のことです。
官ができることでも、民間の方が効率良く上手にできること
は民間に任せる時代です。

なにより、子供達の選択肢が狭まるという現実について、
行政としてどのように考えるべきでしょうか。
自分は水泳に限らず、一人でも多くの町民が公共施設を使う
機会を増やす方向で努力するべきだと思います。

水泳以外にも月謝をとって公共施設で活動している教室も
あると聞いています。このような動きが他の分野にも広がら
ないことを祈るばかりです。

東伊豆町情報配信メールに登録してみませんか

2011-03-21 17:12:12 | その他の仕事
東伊豆町では昨年の7月から、町の行政情報を希望者の
携帯電話やパソコンにメールで配信する事業を始めました。
登録方法は町ホームページトップページ左がわの
町携帯メール 登録方法はこちらから(薄い緑色のバナー)
東伊豆町

配信するのは①災害情報、②火災情報、③生活情報、④観光情報
の4つの分野です。

昨年7月に登録を開始して8カ月間で約750名の登録者があった
のですが、東北関東大震災の後、10日間で500名の登録があり、
現在、1,250名を超えました。
仮に1世帯あたり2名の方が重複して登録していたとしても
当町の1割の世帯で登録している計算になります。

「災害情報」を登録していただくと、東京電力の停電情報や
伊豆急行の運行情報が配信されます。
同報無線が聞こえない、聞こえにくいという方は是非とも登録
してみてください。同報無線が聞こえるという方もメールだと後
からでも内容を確実に確認できるので便利だと思います。

停電が長く続くと、配信が停止する場合がありますがこの点は
ご了承ください。

このメール配信システムの導入は私が担当しましたのでご不明
な点がありましたら、企画調整課(0557-95-6202)までご連絡
ください。
また、登録方法がわからないという方は企画調整課までお越し
いただくか、どなたかに携帯電話を預けていただければ、当方
で登録させていただきます。

東伊豆町の停電について(14日予定)

2011-03-13 21:22:04 | その他の仕事
輪番停電の予定が東京電力から発表されました。

東伊豆町は第5グループです。
明日の停電の予定時間は15:20~19:00の時間帯のうち
3時間程度となっています。

第1グループ 6:20~10:00
第2グループ 9:20~13:00
第3グループ 12:20~16:00
第4グループ 13:50~17:30
第5グループ 15:20~19:00

東電伊豆支社管内は第5グループです。 

東伊豆町では3時間程度の停電の場合は上水道は断水しない
可能性が高いそうですが、念のため必要に応じてあらかじめ
各家庭で貯水してください。また、停電時間中はできるだけ
水道の利用は我慢してください。

町長からは停電の制限の中でも最大限の住民サービスを
心がけるようにとの指示がありました。
職員一丸となって頑張りたいと思います。