goo blog サービス終了のお知らせ 

My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

つくば市風車問題 環境省は何やっているのだろう?

2006-03-31 23:02:00 | つくば市風車問題

(東京中日新聞)より
つくば市内の小中学校に設置された小型風力発電機がほとんど発電していない問題で、市の非常識な事業計画立案により建設のため支出した三億円が無駄になったとして、市民団体が市原健一市長らに弁済を求めた住民監査請求について、つくば市監査委員事務局は三十日、「理由がない」として請求を棄却する監査結果を告示した。市民団体は結果を不服として住民訴訟を起こす方針。 市民団体側は監査請求で「市街地ではマイクロ風力発電の検討が適当」とする市の調査報告書を無視して事業が行われた、などと主張していた。 また、早稲田大が基本計画策定調査報告書で、架空の巨大風車を使って発電量計算していたのを見破れなかったのは職員の怠慢だと訴えていた。 これに対し、監査結果では「報告書は山間地以外を具体的に検討しておらず、小規模な風力発電の検討が適切ととらえられる。十キロワットが不適当な規模と明言していない」と指摘。巨大な風車による発電量計算についても「風車の性能比較表には直径五・五メートルのものが記載されており、偽計を見破るのは非常に困難」との判断を示した。 請求人の市井ランダム倶楽部の亀山大二郎さんは「監査結果は、財務会計上の不当行為で支払伝票などの手続きしか見ておらず、あとは裁量権の範囲にしているのは詭弁(きべん)ではないか。これで住民訴訟ができる環境が整った」と話している。


住民監査請求が棄却されるのは想定内というところでしょう。おそらく監査では、支出の手続き以外の問題への判断は何ら下していないでしょうから、住民訴訟に期待するしかありません。

ここで気になるのは環境省の態度です。環境省はこの問題についてどのように考えているのでしょうか。ちなみに国の補助金についてはその補助制度が適正に執行されるように「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」というものがあります。

その中には以下のような条文があります。

(関係者の責務)
第三条   各省各庁の長は、その所掌の補助金等に係る予算の執行に当つては、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるものであることに特に留意し、補助金等が法令及び予算で定めるところに従つて公正かつ効率的に使用されるように努めなければならない。

     補助事業者等及び間接補助事業者等は、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるものであることに留意し、法令の定及び補助金等の交付の目的又は間接補助金等の交付若しくは融通の目的に従つて誠実に補助事業等又は間接補助事業等を行うように努めなければならない。

(立入検査等)
第二十三条   各省各庁の長は、補助金等に係る予算の執行の適正を期するため必要があるときは、補助事業者等若しくは間接補助事業者等に対して報告をさせ、又は当該職員にその事務所、事業場等に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。

これを読む限り、環境省はすぐにでも行動を起こさなければいけませんね。実際、何か調査が行われているのでしょうか。まさか、環境省として何もしないということはあり得ないとは思いますが。もし、この補助金の返還が求められないようなことがあれば、環境省を信ずる人は誰もいなくなってしまうでしょうね。

話は変わり今日は退職者の退任式がありました。勧奨退職制度に従い58歳で退職する管理職が多い当町では、今年から団塊の世代の退職が始まります。長い人では40年もの勤務を終えて退職するわけですから、やはり送り出す方も寂しいですね。中には若い頃に直接の上司としてお世話になった方もおり、時の流れの速さを実感しました。

電源立地地域対策交付金

2006-03-30 21:57:48 | 独り言
当町には小さいながらも水力発電所があり、その関係で電源立地地域対策交付金の交付を受けています。金額は発電所の規模が小さいので制度の下限となる450万円です。

交付金算出の基準になるのは過去10年間の平均発電量なのですが、当町の場合、計算するまでもなく450万円だと代々の担当者で引き継ぎが行われてきたようです。しかし、計算の根拠がわからないのは気持ちが悪いのでこの際確認してみようと思い、発電所を運用している東京発電という会社に、問い合わせのメールを出したのですが、まったく何の音沙汰もないままに3週間が過ぎました。

仕方なく再度催促のメールを送ったところ、電話にて連絡がありました。ところが、部署内で検討したところ発電量の数値は知的財産に当たる可能性があるため、町長名の公文書で依頼して欲しいとのことでした。

3週間ほっておいた上に、発電量のデータを発電所の地元に提供するのに、公文書での依頼が必要とは驚きです。

水力に限らずどんな発電所(もちろん風力)もそれを建設させてくれる地元あってのものだと思うのですが、この対応とは。
発電量なんて要求がなくても、地元に対し自ら進んで公開すべきではないのですか。それが企業の社会的責任というものではないのでしょうか。

さて、どうしたものかと考えていたところ、偶然、その会社の別の部署から電話があり、面談したいとのこと。どうやら風力発電に関することのようです。明日の午後会うことになったのですが、まずは今回のこの件が一担当部署の考えなのか、会社としての方針なのか確認したいと思います。

ところで、この電源立地地域対策交付金ですが、字面のとおり発電所を建てることへの、迷惑料というような性格でしょうか。交付金の使用可能な事業も限りなく広がって、今では何でもありという感じです。例えばインフラの整備だけでなく、温泉会館の建設や、イベントへの充当も可能です。地域の活性化につながれば何でも良いということです。

交付金をもらっていながら言うのは気が引けますが、どうも釈然としません。税金の無駄遣いの匂いがします。危険な原発の受け入れに見返りは必要だとしても、交付金の使い道はインフラ整備に限るべきではないでしょうか。

この電源立地地域対策交付金を風力発電所にも適用して欲しいと言い出している首長もいます。ということは風力発電所も原発と同じ迷惑施設ということでしょうか。これは風力発電を推進している首長の発言です。

当町には水力発電所と風力発電所があるわけですが、普段使っている電気の大半は新潟の原発で発電されたものです。おそらくほとんどの町民はこのことを自覚していないと思います。ある意味新潟県民の犠牲の上に当町の電力供給は成り立っているのです。

当町にも景観や風力発電所に伴う周辺環境の改変に反対して風車建設に反対する方もいるようですが、原発周辺に住む方たちの気持ちに思いを馳せることも必要なのではないでしょうか。




平成18年度東伊豆町風力発電事業特別会計

2006-03-29 21:35:06 | 風車日記
今日は、風力発電所に新潟大学の教授が視察に来ました。数ある風車の中から当町を選んだのはホームページを見た結果だそうです。当町のホームページが一番内容が充実していると言っていただきました。また、ホームページを見れば、その自治体や担当者がどれぐらい熱心に取り組んでいるかがわかるとも言っていました。

ということで、その東伊豆町風力発電所のホームページですが、平成18年度の風力発電事業特別会計の予算を掲載しました。→風力発電

前年度の予算と違う点は建設時に借り入れた起債の元金の償還が始まる点と、消費税等の納付が始まる点と、運用開始後3年目ということで、風車の保守点検委託料が前年と比較して大幅に増加している点でしょうか。

売電収入は運転開始後の実績がわずか2年ですので、まだまだ風況の傾向がつかめるというレベルではないため、当初の事業計画どおり年間5,100万円としました。

すでに、3月発電分から新年度収入となるわけですが、現在ノルマギリギリの線です。残り2日の勝負です。

今日腹が立ったこと&嬉しかったこと

2006-03-28 22:36:56 | 独り言
今日は町内で風力発電事業計画を進めている事業者の方が、地権者となる地元の財産区の運営委員会で事業概要について説明しました。

委員である区長(町内会長)さんたちからは、あわてないで住民への説明を十分するべきだとのご意見をいただきました。

そんななか、ちょっと驚いたのは、委員の一人である町会議員の方から、役場の職員まで何をそんなに夢中になって風力発電のことをやってるんだ?というような趣旨の発言があったことです。

風力発電に限らず、私たちが一生懸命仕事する理由はただ一つ、町を良くしたいからに決まっているじゃあないですか。この点では本来、町会議員も役場職員も一緒のはずなのに、そんなこともわからないのでしょうか?それ以外にどんな理由があると思っているのでしょうか?町にとってマイナスになると思うことを一生懸命やるわけねーだろ!(下品ですみません)

本人はたいした考え(悪気)も無しに言ったのかもしれませんが、本当に思い出しただけでも腹が立ちます。

と思っていたら嫁から風車に関する嬉しい話を聞きました。
私が嫁に「町長も決まったことだし、今の部署で4年経ったから、そろそろ異動かもな」という話をしたのですが、嫁が子供達にその話をしたところ上の子3人(小5、小3、幼稚園年長)は「お父さんは風車の仕事を一生懸命して、家で風車の本もいっぱい読んでるんだから、他の仕事に移るのは絶対反対!」というようなことを言っていたそうです。

どうやら私が真面目に風力発電に取り組んでいることを子供心に理解してくれているようです。そして風車のことを好きでいてくれているようです。
地球温暖化はこの子供達の将来に大きく影を落とす問題です。そのことを少しでも町民の皆さんに理解してもらえるよう今後も努力をしていきたいと感じました。

回らない風車はつくば市だけじゃない(埼玉県でも)

2006-03-27 20:23:06 | 風車日記
風邪が治る頃に、蓄膿が発症するという、昨年10月末と同じパターンで病院にいく羽目となり、更に前回より重症とのことで、点滴を受けてきました。自覚症状が無くなったから治ったと思ったら大間違いとのこと。今回は少し真面目に通院することにします。

昨日、前町長逮捕による出直し選挙があり、新町長が決まりました。誰が町長となっても自分の仕事を一生懸命やるだけですが、風力発電に理解を示してもらえることを期待したいです。職員の人事異動は6月まで凍結ということになったようです。

ここから、今日の本題です。
回らない風車はつくば市だけではありません。

埼玉県の包括外部監査で以下のような指摘がなされました。
「埼玉県環境科学国際センター(騎西町)に1050万円を投じて設置した風力発電装置が、16年度の電力料金換算額が2千円程度で、「投資効果は非常に低い」と指摘し、環境への貢献だけでなく経済的な観点からも設備の設置を検討するよう求めた」とのことです。

1年間の電力料金換算額が2千円だとすると、まあ、ほとんど回っていないことだけはわかります。風車の種類やメーカーは不明ですが、設置したのが、環境科学国際センターというのは、悪い冗談でしょうか?いったい何やってんだか。

日本全国にどれだけ回らない風車が建っていることでしょう。それを毎日見ている地元の人達は、きっと、「風力発電って役に立たねーなー」と思っていることでしょう。

全国の回らない風車をお持ちの自治体職員の皆さん、自分の仕事にプライドを持って、もっと真面目に仕事しましょう。



風車メーカーの皆さんに伝えたいこと

2006-03-25 14:40:55 | 風車日記
先週風邪をひき調子が悪かったのですが、木曜の夜から熱を出してしまいました。しかし、金曜日は来年度の風車のメンテナンスについて連絡が来ることになっていたので休むわけにもいかず、普段どおり仕事に行きましたが、やはり効率が上がりませんでした。年度末の忙しい時期に体調管理がなっていないと反省しています。

ところで、来年度の風車メンテナンスについては、結論が出ていません。本来であれば11月中に1年点検を終え、1月10日までに新年度のメンテナンス計画を提出してもらうことに契約上なっているのですが、そもそも1年点検が12月の始めにずれ込んでしまいました。それでも1ヶ月はあるのですが、最初に提示があったのは2月になってからでしょうか。当町と風車メーカーの間に入ってメンテナンスの受託会社は相当苦労しています。

そして、提出された見積りは当町の予定を大幅に上回っていました。当町では風車建設時に風車メーカーから提示された計画に沿って事業計画を立てています。風車の稼働状況等により多少、例えば5%程度のメンテナンス費用の変動は仕方ないのかもしれませんが、大幅な変更には応じられません。

メンテナンスの受託会社は風車の建設を請け負ったこともあるので、できるだけこの10年計画に沿った金額でメンテナンスをしようと努力してくれています。今回も、半年点検は3回目になるので、メンテナンス会社が大部分を実施し、労務費が高価な風車メーカーのスーパーバイザーの派遣は最小限に抑える方向で、風車メーカーに再度相談することになりました。(自社の社員にスーパーバイザーという名称を付けるセンスもすごいですね。)

しかし、現在に至るまで調整がついていません。1年点検が終わってからはや3ヶ月半がたちます。しかも、この期に及んで交渉が風車メーカーの中部支社では結論が得られず長崎造船所に委ねられました。

三菱重工は現在のところ実質的に唯一の国産大型風車の製造メーカーです。私は心情的には応援していますし、同じ考えの人も大勢いるのではないでしょうか。

先日、風車見学会のときにもメンテナンス体制について質問したのですが、その時の答えもいつもながらに、メンテナンス体制を充実強化するということでした。しかし、私に言わせれば2年7ヶ月前に風車の工場検査で長崎に行ったときに聞いた説明からまったく進展がありません。この間ずっと同じような説明を聞いてきました。風車メーカーはそんなことはないと言うかもしれませんが、これはユーザーが決めることです。

三菱の1000Aが売れに売れているそうです。昨日も四国で20機が運用を開始したというニュースを見ました。これは国産風車を応援する私には本来嬉しいニュースのはずですが、その反面、当町のような零細ユーザーからの依頼事項へのレスポンスが今まで以上に悪くなるのではないかと思うと複雑な心境です。

私見ですが日本の風力発電はここ数年が正念場なのではないでしょうか。系統連系、バードストライク、景観問題等これらを解決する上でもっとも重要なのは世論です。

日本全国に設置された風車が増えるにつれて、風車の故障停止のニュースも増えています。日本全国から当町へも問い合わせがありますが、そのほとんどが風車メーカーの対応や修繕の費用についてのものです。

私が恐れているのは、日本全国で止まっている風車が増えたり、当初の事業計画を達成できない風車が増え、それぞれの地元から、「やっぱり風力発電なんて役に立たない」という世論が巻き起こることです。

これが私が風車メーカーの人たちに伝えたいことであり、私が当初の保守計画にこだわる理由です。

昨日、志賀原発の運転差し止めの判決が下されました。恐らく、最高裁まで争えば正反対の結果になることと思います。

しかし、仮に原発の運転が認められなかったとしても、喜んでばかりはいられません。原発が止まるということは日本の二酸化炭素排出量が増加するということに直結するわけです。

ドイツやスペインのように風力発電に本気で取り組むのか、言い訳程度の政策として細々とやっていくのか。それを決するのは世論なのではないでしょうか。

風車メーカーや風力発電事業者のようなプロフェッショナルな人々と、一般市民の間には当然のことながら、風車に対する認識の違いがあります。私も4年前までは風力発電のことを何も知りませんでした。最近では風車のことも専門的なことはともかくとして少しは知識が増えてきました。

今後、風車を運用する自治体(と担当職員)に求められるのはプロと一般市民の間を繋ぎ、風車のことをより理解してもらうべく橋渡しをしていくことではないだろうかなどと考えています。

そんなわけで、風車メーカー及びメンテナンス受託会社の皆様には今後ともどうぞよろしくお願いします。(好き放題いってスミマセン。)

風車3月は楽勝のはずが

2006-03-22 19:59:22 | 風車日記
まだ3月ですが、今月の発電電力の売電収入は平成18年度収入となるため、風力発電会計の予算上は既に新年度に突入しています。

で、3月の発電成績なのですが、16日までは絶好調で今月は楽勝だ、と思っていたのですが、ここへ来て雲行きが怪しくなってきました。やはりそんなに甘くはなかったです。

過日、故障により取り替えた1号機の継電器ですが、製造メーカー(オムロン)の調査の結果、再現性があり継電器が故障していたとの速報がありました。速報といっても交換してから1ヶ月近くが経っていますが。

しかし、継電器って2年2ヶ月程度で故障しちゃうものなのでしょうか。保証期間を過ぎていると製造メーカーには何の責任も無いのでしょうか。この故障により風車が停止していた間の損失だってバカにならないというのに・・・

つくば市風車と同型の出力曲線

2006-03-22 00:23:28 | つくば市風車問題
つくば市に設置された風車のパワーカーブを探したのですが見つかりません。
少しこぶりですが、風車としては同じもののようです。日本工業大学の下田寮に設置されている風車のデータのようです。興味のある方はアクセスしてみてください。→
http://www.epcc.pref.osaka.jp/center/etech/etc04/tech4-3.pdf

風車の景観問題と我が家のドラえもん問題

2006-03-21 20:53:53 | 風車日記
あなたは新しいドラえもんと古いドラえもんのどちらが好きですか。(声優が変わる前と後という意味です。)

我が家では私と嫁は古いドラえもん派です。新しいドラえもんの声には違和感があります。長女(小5)、長男(小3)は両方好き派です。次男(幼稚園年長)は「もちろん新しいドラえもん」と言っています(何がもちろんなのかわかりませんが)。三男(2歳)は最近やっとドラえもん好きになりましたが、彼にとっては新しいドラえもんこそは本当のドラえもんなわけです。

変化に対する子供達の柔軟性は大人とは全く違いますね。

ドラえもんと今日のタイトルの「風車の景観問題」といったいどんな関係があるんだとお思いの方もいらっしゃると思うのですが、何となくあるような気がしませんか?

カリーナサイクル発電

2006-03-20 23:40:42 | 独り言
今日はつくば市の風車問題のことで「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」について書こうかと、柄にも無く堅いことを考えていたのですが、気が滅入りそうなので、先日書こうとして取りやめたカリーナサイクル発電について書きたいと思います。

最近日本では地熱発電はすっかり下火で、国の予算も付きにくくなっているそうです。しかし、ある特定の限られた地域であれば、ベース電源にも成り得るポテンシャルをもったエネルギー源なのではないだろうか。(聞きかじりによる、ほんの思い付きですが)

地熱発電とは言っても従来の高温での蒸気発電やバイナリー発電ではありません。
100℃程度の温泉熱水とアンモニアを利用したカリーナサイクル発電です。草津温泉でこの方法による発電所の建設が検討されているということを昨年12月に読売新聞の記事で知り気になっていました。

草津温泉では95℃の温泉熱水を利用して1,200kwの発電(定格出力か?)をしようという計画のようです。しかも発電後の温泉は67℃まで下がり浴用として利用できるということで、まさに一石二鳥。最近では熱過ぎる温泉に加水して温度を下げるには水道代もかかる上に、評判もあまりよろしくないようですから。

聞いたところでは設備利用率は95%程度見込めるようですから設備利用率20%の風力発電設備なら設備容量5,700kw分に相当します。

これでプラントの大きさは20m×10m程度だそうですから、用地的にも魅力的な話です。相当量の温泉熱水が必要のようですが、草津温泉の湯量は半端ではありませんから、その点でも問題はなさそうです。

風力発電に携わる身としては、風が吹かないことを心配する必要がないなんて、なんてうらやましいことだろう。

これで温泉熱水量がもっと少なくてすむ、例えば定格出力200kw程度の小規模なものが安価にできれば、当町でも導入の可能性があると思うのですが。現在のところ定格出力が小さくなっても建設費用はあまり変わらないのではないかということでした。

草津町では平成18年度にも着工するようですから、稼動したらぜひ見学してみたいですね。