My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

300万円マイナスです。

2006-01-31 22:50:20 | 風車日記
しかし今月は風が吹きませんでした。1日あたり16,700kwhの発電が目標でしたが達成できたのはわずか4日というありさまです。

目標の達成率は半分以下で金額にすると300万円以上のマイナスとなりそうです。これで今年度の累計では440万円ほどマイナスでしょうか。

3月の定例会で売電収入を減額補正しなければなりません。残念ですがこればかりはしょうがないです。まあ長い目で見るしかありません。

平成16年度の運転可能割合90%に対し17年度は95%を超えそうです。ということはやはり風が吹かなかったということです。故障やメンテナンスによる停止時間が大幅に減ったわけですからこの点はよかったと言えるでしょう。

子供との入浴

2006-01-30 21:35:59 | 風車日記
役場に出入りするマスコミの数は目に見えて減りましたが、やはりすっきりしません。

今日は久しぶりに子供4人と風呂に入りました。2歳児から5年生まで4人いると最近ではそれぞれ生活のペースが違うので4人をいっぺんに風呂に入れることが少なくなってきました。

小学生の2人はそれぞれ宿題の終わる時間が違い、また下の2人は時々疲れて早々と寝てしまったりするからです。

我が家の風呂は温泉ということもあり、一般的な家庭より湯船がかなり広めですが、さすがに子供が成長してきて一度に入ると窮屈です。子供4人と一緒にお風呂に入るのはいつまで続くでしょうか。そろそろ5年生の長女がお父さんと入るのは嫌だと言い出すかもしれません。

明日は風力発電事業特別会計の予算査定があります。

町長と風車

2006-01-29 22:23:43 | 風車日記
町長が逮捕されて一週間が過ぎました。

当町は風力発電推進市町村全国協議会に加盟しています。そのご縁で風力発電に取り組む全国の首長に会い話を聞く機会があります。昨年5月現在で加盟自治体は71市町村ありましたが、正直首長自ら見識をもって風力は発電に取り組んでいるのは10団体以下ではないかと感じました。

当町で風力発電事業の実施を決定したのは前町長です。逮捕された現町長は就任当初風力発電にあまり関心がないようでした。しかし、風車が完成してマスコミなどに取り上げられたり、視察が来るようになると急に風力発電について雄弁に語るようになりました。

しかし、その論点は当町の風車がいかに稼いでいるかということでした。一晩でいくら稼いだというような話を得意満面に視察に来た方々に話しているのを聞くたびに、なんだか恥ずかしい気持ちになりました。

きっかけはどうでもいいと思うのです。風車が儲かるというのがきっかけでもかまいません。しかし、風車を建てました、儲かってます。だからなんなんだ?と思いませんか?

自分も風車に関わるようになったきっかけは単なる人事異動です。異動する前は総務課で財政の仕事をしていました。風力発電の話が持ち上がったときは、風力発電なんて海のものとも山のものともわからないことをやる財政的な余裕がどこにあるんだとむしろ反対の立場でした。

そんなに儲かるのなら民間事業者が事業化するはずだから、なにも町がやる必要はないのではないか。と当時の助役に食って掛かったりしていました。また、当時風車以外のことでどうしても納得がいかないことがあり、異動の希望調査に財政係からの異動を希望しました。

異動の希望は叶いましたが、異動先はなんと風力発電の担当部署である企画調整課企画調整係でした。異動の発表があったときは正直、やられた!と思いました。

しかも異動した企画調整係は人員が3人から2人に減らされました。そして、上司の係長は異動発表の直後から、「俺は風力発電の担当はやらない」と公言していたのです。

まあ、気持ちはわからないでもありません。前例のある仕事なら、わからないことは経験者に聞くこともできるし、まあ庁内に詳しい人がいなければ近隣の市町村や県に教えてもらうこともできます。しかし当時、風力発電のことを聞ける人など県内にはいませんでした。

ですから、そんなわけのわからない厄介な仕事を押し付けられたらとんでもないと思ったとしても不思議はありません。情けないことですが特にうちの役場はそういう傾向が強いように思います。

まあ二人しかいないのですから私がやるしかありません。当時はコンサルを担当した東京電力風力グループが作成した資料をみてもまったくちんぷんかんぷんでした。そんな素人相手にも真摯に対応してくれたコンサルのおかげもあり、何とか今に至るわけです。

そして風力発電のことを本やネットやシンポジウム、フォーラムなどで勉強するなかで、夢や情熱をもって風力発電に取り組む方々の話を聞くうちに自分もやらされる仕事から、やりたい仕事に意識が変化していきました。

町長は理念にもとづき風力発電事業を推進しているというよりは、目立ちたいからやっているという感じでした。もっと目立つものがあれば風車には拘らなかったのではないでしょうか。

しかし、風車がやりたい仕事になった自分には都合の良い面もありました。風力発電事業基金や風力発電の利益から住宅用の太陽光発電設置に補助金を交付する制度の創設はある意味目立ちたがりの町長を利用して導入することができたものです。

特に太陽光発電の補助制度は予算の町長査定で一度却下されたものを、町長に直談判して導入を認めてもらったものです。

また、現在進行中の民間事業者による風力発電事業も理由はともかくとして町長は積極的に推進していたわけです。風力発電の担当者の私にとってはある意味で仕事がしやすい町長であったわけです。

次の町長には願わくば、風力発電事業の必要性を理解し環境問題全般に確固たる見識を持った方に就任してもらいたいと思います。

市町の意思に関係なく県により合併が進められそうな雲行きです。合併する上でも風力発電という特徴ある政策を持つことは必ずプラスになると思うのですが。

つくば市風車問題(国の補助制度について)

2006-01-29 00:11:34 | つくば市風車問題
問題になっているつくば市の回らない風車設置は環境省の補助金が充てられています。(補助率2/3)

補助制度の名称は:
環境と経済の好循環のまちモデル事業モデル事業~「平成のまほろば」まちづくり事業~

補助制度の目的は:
地域ならではの「発想」や「人と人のネットワーク」という他に代え難い支援を地域から受け、国として、全国三千自治体の中でもキラリと光る「地上の星」となるような、環境保全をバネにしたまちおこしのモデルを創っていく。

ちなみに「まほろば」とは、すぐれたよいところ・国を意味する古語。緑で豊かな、美しく栄えた所を形容する言葉として用いられた。そうです。

まさに悪い冗談、いや悪夢です。国の補助金も毎度のことながら焦点があいまいです。国の補助金はもっともらしい作文(ストーリー)をして申請すると結構採択されるのです。作文づくりをコンサルが担当したりします。

つくば市はどんな作文を書いたのでしょうか。作文に魂がこもっていなかったことだけは確かです。もしかして早稲田大学が書いたのでしょうか。

ここのところ、風車メーカーやつくば市の話などブログの内容が批判的な内容ばかりになっていて気が重いです。なんかスカッとするようなことがあるといいな。

風車の取材と視察がありました

2006-01-27 23:57:52 | 風車日記
今日は午前中が雑誌の取材、午後には風車の視察がありました。

雑誌は静岡新聞出版局が県内各所の隠れた観光名所を特集する内容だそうです。風車へ行くと曇っている上に無風で風車は止まっていました。しかし、雲の切れ間から光が海へ注いでいるところがあり、ちょっと幻想的な景色で取材の方も感激していました。

午後は三島市の環境政策課の職員と市内の企業の方が合わせて25名風車の視察に訪れました。役場で30分ほど説明をしてその後風車へ行きました。やはり風車は止まっていました。1月に風車が1日中止まっているなんて・・・

しかし、町長逮捕、風サミット辞退と気が滅入っているので、お客さんの対応をしていると気が紛れます。

風サミット開催経費の一部の補助を県にお願いしてありました。本日が予算の知事査定だということでエネルギー対策室長から事情を聞かれました。

なんとかして予算を付けようと、尽力いただいたのですが本当に申し訳ない結果となってしまいました。来週水曜日にお会いする機会があるので直接お詫びするつもりですが、申し訳なさで気が重いです。

ところで今日知り合いの方から三菱重工のスーパーバイザーの派遣費が12万円/日だと聞きました。当町の定期点検では9万5千円/日だったのですが、値上がりしたのでしょうか。それとも相手によって値段が変わるのでしょうか?三菱重工の営業担当は人件費はコストの積み上げによって決定しているから値引けないと言っていた様な気がするのですが。だとしたら相手によって金額が変わるのはおかしいですよね。

三菱重工2.4M風車が運転を開始 これは喜ぶべきことなのか

2006-01-26 23:42:23 | 風車日記
日本最大の風車が横浜で試験運転を開始しました。
三菱重工の2400kw風車です。国産風車を応援する立場であれば本来ならこれは喜ばしいことでしょう。将来の洋上風車を睨むとすれば風車の大型化は不可欠であり、実際すでにドイツでは5000kwの風車が試験運転を開始しているそうです。

しかし、私にはもろ手を挙げて素直に喜ぶことはできません。足元を固めずに先に進むことだけ考えるのは間違いです。今のうちに本気でそのことに取り組まなければいずれとんでもないことになります。

既存のユーザーの犠牲の上に成り立つ新型風車なんてことにならないようにしてください。耐震強度偽装事件、ライブドア事件、つくば市の小型風車事件、町長の逮捕、これらのことを省みるときもっとも大切なのは正しいことを真面目に積み重ねていくことだと痛感しています。

三菱重工の風車に関わる社員の皆さんはそれぞれの立場で正しいと思った方向に進んでいることと思います。しかしそれぞれの立場でみると正しいことが、合成されると実は間違った結果に向かっているということもあり得るわけです。俗に言う合成の誤謬というやつです。今一度、真剣に足元を見渡してみて下さい。

本日、全国風サミットの開催辞退が正式に決定しました。関係各位には大変なご迷惑をかけることとなってしまいました。逮捕された町長の思いつきから始まった全国風サミットの開催が町長の犯罪による逮捕というかたちで幕を降ろすこととなってしまいました。

気を取り直していくしかありません。明日は雑誌の取材と三島市からの視察があります。がんばります。

つくば市風車問題続報

2006-01-25 22:08:47 | つくば市風車問題
つくば市内の小中学校に設置された小型風力発電機がほとんど発電されていない問題で、予想発電量などに関する事前調査報告書を作成する際、実物とは異なるローターの直径十五メートルの巨大風車を使用し計算していたことが二十四日分かった。報告書は、早稲田大が市の業務委託を受けて作成。早大側は、同市の市民団体「市井ランダム倶楽部」の公開質問状に対し、報告書作成で使用した風車について、実際に設置された風車と同じメーカーの同じ機種の「低風速用特殊仕様」と文書で回答している。だが、実際の風車のローターは直径五・三メートルで、大きさが三倍もある。また、同市の担当者が早大に出向いて事実確認した際、早大側からは「計算に使った風車は架空のもので、性能も確認されておらずカタログもない」との説明を受けたという。(中日新聞抜粋)

これってなんなんだろう。詐欺?早稲田が?しかし単純にだまされたとは思えないですね。誰がどうみてもおかしいことはわかります。風車の知識があるとかないとかそういうレベル以前の問題です。

垂直軸型風車を真面目に開発して商品化している会社もたくさんあります。早稲田とはどういうつながりでしょうか。
市民団体が市に対し早稲田大学に賠償請求するよう住民監査請求をする準備を進めているとのことだが、監査請求を受ける前につくば市は責任の所在を明らかにすべきではないだろうか。

今日も一日中、マスコミ各社が取材のため役場に出入りしているため何となく落ち着きません。新聞報道によれば虚偽公文書作成・同行使の容疑で逮捕された町長の罪状は偽計入札妨害及び収賄へと広がっていく様相です。本日以降事件に関連していると思われる業者と仕事の関係がある部署の職員が役場内で参考人として事情聴取される見込みだそうです。

それから、12月上旬に1年点検が終了した風車ですが、未だに来年度の点検計画(見積り)が三菱重工より保守業者に届きません。他の風車ユーザーからも三菱重工が風車の保守に対応してくれなくて困っているとの情報も寄せられています。三菱重工の状況は考えていたより根が深いのではないかと感じ始めています。

放心状態です。

2006-01-24 22:32:40 | 風車日記
どうやら全国風サミットの開催を辞退することになりそうな雲行きです。
もともと風サミットの開催は時期尚早と考えていましたが、やる以上は全力を尽くしたいと考えていたので、ちょっと放心状態です。

自分が時期尚早と考えていた理由は、当町では風車を建てただけでその他の取り組みが不足していると感じていたからですが、開催が決まってからは、だからこそ風サミットを今後の取り組みの推進力にできればと思っていました。

自分の中での今年の大きな目標の一つが突然無くなったわけですが、いつまでも放心しているわけにもいかないので、別の目標を立て今まで以上に努力したいと思います。

今日は鳥取県企業局と山形県庄内町から風車のことで電話をもらいました。

鳥取県企業局は昨年三菱重工の1000kw風車3機を建設したそうですが、運転開始早々にブレードに落雷を受けたそうです。その後の三菱重工の対応に納得がいかないので、同じ三菱風車ユーザーの当町にメンテナンス等三菱重工の対応について様子を聞きたいという内容の電話でした。

今後、三菱重工風車ユーザー連絡協議会でも作って情報交換するような方法を考えたほうがいいかもしれません。鳥取県(旧)泊村の三菱風車もブレードに落雷があり、レセプター入りのブレードに交換したということでしたが、600kw風車はレセプター入りブレードの導入予定はないとの説明を三菱重工の営業担当から聞いていましたので釈然としません。

庄内町ではやはり落雷によりブレードが損傷し、その修繕費用の見積りが高額なので、風車を運用している自治体に風車メーカーの労務費などについて調査しているとのことでした。ブレードの修繕に1,000万円もかかったのでは事業として成り立たなくなる可能性があります。

風車は一度購入すると、故障や事故があった場合に他の風車メーカーに修理を依頼することは考えにくいと思います。となるとメンテナンスにしても修理にしても風車メーカーに足元を見られて、言い値で契約を結ぶしかないというような結果になってしまいます。

これを防ぐには情報公開により適当な相場を探る必要があるのではと考えます。当町では決算内容をホームページで公開していますが、今後必要があれば修繕に要した費用の詳細等の公開も考えていこうと思います。


町長逮捕2

2006-01-23 20:14:14 | 風車日記
町長逮捕から一夜が開け、役場にはマスコミが詰め掛けました。
役場内は、町長はともかく職員二人が逮捕されたことから重苦しい空気で仕事が手に付かない感じでした。

3人の容疑は虚偽公文書作成・同行使というもので、入札の関係書類に手を加えたというものです。

今日の夕刊の記事によれば、職員は町長の指示により入札書類を作り変えたとあり、町長の指示に抗えず従ったということです。

役場の職員は皆、もし自分がその立場であったなら町長の指示を断れただろうかと自問しているに違いない。そのことが皆の気持ちをより重くしているのだと思う。

例え町長の支持があったにしろ間違いは間違いだという指摘があろうことは充分承知しているがそれでも関係した職員に対する同情を禁じえない。情状酌量の余地は充分あると考えており、職員組合でも緊急集会を開き、今後できることがあれば同僚としてなんでもしてあげたいということになった。

逮捕された職員の家族のことを考えると胸が痛む。それだけに、自分の不正を隠すためにした町長の行為に対し怒りが収まらない。

町長逮捕

2006-01-22 21:27:07 | 風車日記
今しがた、静岡新聞のネット版で町長逮捕の記事が掲載されました。今朝から任意で事情聴取を受けていると聞いていたので、こういうこともあるのかと思っていましたが、やはりショックです。

詳しいことはわかりませんが、明日出勤したらどんなことになっているのでしょうか。

町長は風力発電事業を推進し、全国風サミットにも立候補したのですが、このような事態となり、全国風サミットもどうなってしまうのかまったくわかりません。とにかく、今後の風力発電事業計画等に悪影響がなければよいのですが。

21:39 読売新聞ネット版に少し詳しい記事がアップされました。

役場にも家宅捜索が入っているようです。