My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

地方版総合戦略 その1(現状認識)

2015-06-28 19:19:56 | その他の仕事
今週から地方版総合戦略の策定作業が始まる。
こういう計画的なものを作るときにまず大事なのは
現状を正しく分析して関係者の共通認識とすることだ。
間違った前提に立つとトンチンカンなことを言う人が
出てきて計画自体も実行性のないものになる。

ここで自分の考える正しい現状認識とは以下の通りだ。
どれも当たり前のことだが、計画策定になると、でき
ないことを平然と言い出す人がいるから注意が必要だ。

①日本全国で人口が減少するので、東伊豆町だけ人口
 を増やすのは不可能。
②税収が減り続けているが、人口が減る中で税収を増
 やすのは不可能。
 当町の基幹税は固定資産税だが、地価が上昇するこ
 とは望めず、また、新たな建築物の建設は僅かであ
 るため、3年に1回の評価替えのたびに税収は数千万
 円単位で減少していく。
③人口や税収を増やす施策として、企業や工場の誘致
 を提案する人がいるが、地勢上の理由で不可能。
④現在の産業構造では観光業が圧倒的な基幹産業となっ
 ている。これに代わる産業を育成することは不可能。

不可能を可能にする方策があれば良いのだが、不可能
なのには理由があるわけで、それを覆すことはできな
い。この前提を共有して、だったら何をすれば良いか
を考えることが大事だと思う。
自分は切り口を変えて考えれば人口が減っても町が存
続していくことは可能だと考えているので、その辺り
は今後整理していきたい。

SNSは床屋談義

2015-06-14 22:30:30 | 独り言
先週、伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク認定の
ための実地審査が行われた。

この審査が東伊豆町に立ち寄らなかったことに対し、
町の取り組みが悪いからだというSNSの書き込み
を見かけたので一言感想を話しておきたい。

まず、こういう人を見ると本当に残念な人だなと思
う。そして、本当にジオパークが当町の地域活性化
のために必要だと思うなら、自分が認定ガイドの資
格をとって、ガイド協会でも立ち上げて活動してみ
たらどうだろう。

伊豆半島で成果を上げている、例えばNPO法人の
代表者の人たちは、SNSで行政や他人の非難をし
たりしない。

なぜなら、そんなことしても世の中も行政も何も変
わらないのを知っているからだと思う。
自分たちの活動が行政の下請けにならないように
(これとても大事)、稼ぐ方法も考えながら行動し
ている。

そして良い結果を積み上げれば、その結果によって
行政や世の中を変えることもできるというところま
で計算していると思う。

それと比べたらSNS上での行政批判なんて所詮は
床屋談義の域を出ていない。