My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

風車3号機、修理中です

2009-02-26 21:52:56 | 風車の故障
保健福祉センターで廃食用油の回収をして、夕方、役場へ戻ると、風車3号機が制御油レベルの低下により停止していました。

すぐに、日頃からメンテナンスをお願いしている関電工の担当者の方に連絡すると、折り返し電話があり、乗り込んでくれるとのこと。

7時ごろ現着して、点検を開始してくれました。9時半近くになって制御油配管のバルブ付近の油漏れが原因ではないかと連絡が入りました。今から油漏れを止めて、給油して起動できるかどうか確認するとのことです。現在、午後10時ですが作業継続中です。無事に復旧してくれると良いのですが。

それにしても、いつも迅速に対応していただき深謝です。近傍(といっても車で1時間半以上かかりますが)にこういう頼りになる会社がなければ、長崎から風車メーカーに来てもらうしかありません。多分、自治体風車の中にはそういう理由で長時間停止する風車もあるのではないでしょうか。

本当にありがたいことです。

追記 午後10時20分に連絡があり、エラーが解除され風向を追随し始めたとのことです。このまま無事に運転が継続できると良いのですが。


太陽光発電に朗報です

2009-02-24 20:30:58 | 独り言
突然のニュースでした。
現在、24円程度(家庭の場合)で買取られている太陽光発電の余剰電力を倍の50円弱/kwhで電力会社に買取らせる制度を22年度までに開始するとのことです。買取り期間は10年間だそうです。

太陽光発電について詳しくないのでいい加減な試算ですが、4kwのシステムを240万円で取り付けた場合を計算してみます。

日中留守がちな家庭で、発電電力の四分の三が余剰電力として売却できると仮定します。設置に対して、国から28万円、東伊豆町から20万円が補助金として交付されます。この場合、13年弱で費用を回収できそうです。ただし、費用はすべて借入れ無しの自己資金でパワコン交換は見込んでいません。
これが、売却できる余剰電力が発電量の半分ということになると、回収に15年ほどかかると思います。

既築の住宅の場合は取り付けに280万円程度かかりますが、その場合でも17年弱で費用を回収できます。パワコンの交換や架台の補修が必要になりますから、実際にはもう少しかかります。こちらも売却できる余剰電力が発電量の半分になると19年はかかる計算になります。

以上は東伊豆町のように自治体独自の補助制度がある場合です。国からしか補助金の交付が受けられない場合は概ね2年程度は費用の回収に時間がかかることになります。

自分で計算しておいて何ですが、どこまで信用できる数字かわかりませんので、本格的に検討している方は、専門家に意見を求めてください(苦笑)。
悪徳な業者が、「電気が倍の値段で売れるようになったので、10年で元がとれます」というようなセールストークで営業する姿が目に浮かびます。複数の業者から見積りをとって、しっかり検討してみてください。

それから意外と知られていない注意すべ点として、屋根建材一体型の太陽光パネルは見かけは良いのですが、家屋の一部として固定資産税の評価対象となることを知っておいた方が良いと思います。通常のスレート葺の屋根と比較すると屋根の評価は恐らく5倍以上(もっとかもしれません)になるので、その分、固定資産税が増加します。固定資産税は家屋がある限り毎年払い続けていくものなので、検討が必要だと思います。

今回の制度ですが、個人的にはパワコンの交換や架台の補修、設置資金の借入れなど現実的な要素を考慮すると、これらを無視して自治体の設置費補助金制度が無い場所で設置費65万円/kw、発電電力の半分を余剰電力として売却できるケースで試算して、13.5年程度で費用を回収できる水準の売電単価75円/kwh程度から初めて、設置が3年遅れるごとに売電単価が下がっていくような制度設計が望ましいと考えていました。

いずれにしても、太陽光発電導入促進にとっては朗報です。

環境省かあ~

2009-02-23 21:10:53 | 独り言
明日のNHK歌謡コンサートに東伊豆町の雛のつるし飾りをモチーフにした「望郷岬」を歌う、永井裕子さんが出演します。午後8時からですので、皆さん是非ご覧になってください。


以下、ケミカルデイリーの記事です。

『環境省で、環境アセスメント法(環境影響評価法)の見直し論議が進んでいる。昨年6月に立ち上げた研究会で論点整理がなされ、このほど個別課題の検討に入った。同法は今年6月で施行10年を迎える。同省では、計画段階から環境影響を把握する戦略的環境アセスメント(SEA)の普及に努めるなど、環境行政の軸足の一つに位置づけている。この間、環境に配慮した社会資本開発に関心が高まる一方、国による大規模な公共事業は減少。地方自治体の条例に基づく、法の範囲を超えた環境アセスも浸透するなど状況が変化した。研究会では現在、風力発電の対象事業追加、地方分権にともなう条例アセスとの役割分担などを主要論点に挙げている。』

SEAは必要かもしれませんが、風力発電を環境影響評価法の対象に追加するのには賛成できません。環境省は他にやるべきことがあるのではないでしょうか?

良い取組みですね

2009-02-22 12:30:28 | 独り言
こういう授業を受けてみたいですね。
子供にも受けさせてあげたいです。

以下、日経(Web)の記事です。

『三菱重工業は2009年度から、小学校の理科教育支援プロジェクトを本格展開する。航空機や風力発電機など、同社の技術や製品を社員が出向いて紹介し、授業に役立ててもらう。子供の理科離れが進むなか、豊富な製品群を教材に活用し、次代の技術者を育てる。
 長崎造船所(長崎市)など国内13事業所が、それぞれ生産している製品を使って近隣の小学校で授業を開く。例えば、航空機の機体に使う炭素繊維複合材や、ロケット打ち上げに用いる液体窒素などを使った簡単な実験も検討している。 』

話は変わりますが、エネ庁に「新エネルギー社会システム推進室」という部署が新設されていました。新エネルギーを社会システムとして組み込むことにより、推進していこうということでしょうか。

新エネへの補助も経産省、環境省、農水省などがバラバラにやっていて、無駄だしわかりづらいと思います。こういうことは新エネに限ったことではありませんが、政権交代すると少しは変化があるのでしょうか。

自然エネルギーも外需頼みか

2009-02-21 17:30:22 | 独り言
以下、日経(web)の記事です。

『日本の大手企業が米国の自然エネルギー市場に相次ぎ参入する。東京電力は太陽光発電所を建設、昭和シェル石油は6月にも太陽電池の販売を始める。風力発電では三菱重工業が米向け設備を国内で増産する。米国ではオバマ政権が環境分野で新たな需要や雇用を創出するグリーン・ニューディール政策を推進、大規模な財政支出で自然エネルギー市場の拡大が見込まれている。政策転換を好機ととらえ、日本企業が強みを持つ環境技術で市場開拓を急ぐ。
 東電子会社のユーラスエナジーホールディングス(東京・港)はカリフォルニア州に出力1000キロワットの太陽光発電所を建設する。立地の選定を進め、2010年までに運転を始める。ユーラスは米国ですでに風力発電を手掛けている。太陽光発電への優遇措置が今後拡大すると判断、太陽光と風力の両建てで事業を拡大する。テキサス州など米中部でも太陽光発電事業を展開する方針だ。(07:00)』

朝刊一面にも同じ内容の記事が出ています。

自然エネルギーも外需頼みなのは情けないことです。
三菱重工は国内の年生産能力を三割増の160万kWに引き上げるそうです。風車製造はサプライヤーチェーンの裾野が広いので増産の波及効果が期待できるように思います。

ところで、日本版グリーンニューディールはその後どうなってしまったのでしょうか。内需拡大のためにも早急に具体化して欲しいものです。

今日は午前中、長男、次男、三男の髪を切りに、歩いて5分かからない所にある同級生の美容院に行ってきました。友達の子供2人も加わり賑やかでした。これで風呂で子供の髪を洗うのが楽になりそうです。

グリーン電力売ります

2009-02-20 21:21:04 | 風車日記
やはり今日の話題はこれですね。
以下、日経(Web)の記事です。朝刊1面にも同じ内容の記事が掲載されています。

『出光興産は環境負荷が低いグリーン電力の小売事業に参入する。日本風力開発と共同で、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない風力発電所を設置し、オフィスビルなどに供給する。東京都などが企業に対する環境規制を強めており、企業のグリーン電力需要が高まると判断した。日本ではグリーン電力は主に電力会社に供給されており、一般企業向けの本格販売は初めてになる。
 蓄電池を併設し、安定的に電力を供給できる新型の風力発電所を設置する。日本風力開発の運転中の発電所を使うほか、小型の原子力発電所1基分に相当する62万キロワット分の施設を共同で建設する計画だ。 (07:00)』

以前、当方にもある企業(サーバをたくさん保有していると思われる)から、風車で発電した電気を買いたいとの相談がありました。その時から、きっとこういうビジネスを始めるところが出てくるだろうと期待していました。

その後、もし始めるならきっと出光さんだと思ってました。
北海道や東北では風車から生み出された電力が安く買い叩かれていますが、世界の現状を見渡した時、石炭から生み出された電気より風力の電気が安いのは納得がいきません。是非、高い値段でグリーン電力を買う企業が現れて欲しいと思います。

ところで自然エネルギーの場合、アンシラリーサービス料金は無料だったと思うのですが、託送料はどれぐらいかかるのでしょうか。企業秘密でしょうか。

グリーン電力を購入した企業の社員やその家族、もちろんその株主の方たちには実際に発電している風車を見学してもらうようなサービスも付加すれば、当町のような観光地にとってピッタリのビジネスモデルになりそうです。蓄電池併設はちょっと難しいと思いますが。

今日は名古屋出張でした。昨日の静岡から移動して、マリオットアソシアホテルに宿泊しました。恐らくこの不景気でホテルの稼働率が低下しているからだと思いますが、予約した部屋からアップグレードされていて快適に過ごすことができました。

ホテルの方と少し話をしたのですが、1月以降目に見えてお客さんが減っているそうです。このホテルもすでに定価の2割以上ディスカウントしていますが、これから益々厳しくなるでしょう。逆に宿泊する立場からするとお得感が出てきます。

商売柄当然なのかもしれませんが、ホテルマンの気持ちの良い挨拶に接すると、それだけで気持ちがリフレッシュします。役所も見習わないといけませんね。

しかし、その後、高島屋のレストラン街に行ったところ、あまりの熱気に驚きました。不景気はあまり関係無いようです。お客さんのほとんどは女性でした。きっとお父さん達は500円ランチを食べているんだろうな思うと、ちょっと複雑な心境です(苦笑)。
女性の中に並んでまで食べたいものもなかったので、駅中できしめんを食べました。

ところで、出張ですが市町村の職員相手の説明会(定住自立圏構想)だというのに、本省(総務省)の課長自らマイクをとって制度の説明をしました。こういうことは非常に珍しいと思います。現場の声を聞きたいという意向もあったようなので、遠慮なく質問させてもらいましたが、なかなか良い説明会だったと思います。

追記 日本風力開発からは出光興産との共同での風力発電所の建設は自社が発表したものでは無いというコメントが出ています。


静岡出張

2009-02-19 23:00:20 | その他の仕事
久しぶりに更新されています→三菱重工 風力 風車

今日は国土交通省の交通施策説明会で静岡に出張しました。
専門家の話はそれなりにおもしろかったのですが、中部運輸局の担当者4名の説明は資料をもらえば事足りる内容でした。

明日は荒れ模様の天気予報です。予報どおりだとすると風車は止まってしまいそうです。なかなか具合の良い風が吹きません。

コミュニティフォーラム

2009-02-18 19:45:57 | その他の仕事
今日はコミュニティの勉強で沼津市に出張してきました。
午前中は、コミュニティ活動の表彰の後、元NHKアナウンサーの講演を聴きました。「ご近所の底力」という番組をを担当している方です。アナウンサーですから話が巧みなのは当然ですが、プロなのに予定を15分も押しました。なんだか最近、会議が押した話題が多いような気がします。

午後は分科会に分かれて、コミュニティ活動を実践している方が登場してのパネルディスカッションでした。ある連合自治会長さんは47も肩書きがあり、2月だけでも二十数回の会議があったそうです。

週に1回子育てサークルを主宰している女性は、会場からの「大変なことはなんですか?」という質問に対して、「楽しくてしょうがないので苦労はありません」と答えていました。

この方の話を聞いて感じたのは、町内会や自治会ももちろんですが、サークル活動も「ゆるいつながり」が大切なのではないかということです。あまりに密接な関係は現代人には重すぎて長続きしないと思います。町内会などの加入率が低下しているのもその辺に理由があるのではないでしょうか。

「昔は○○だった」とか「こうあるべき」というのは意味がないと思います。特に昔の思い出を今に置き換えて、今を変えようというのはまったくナンセンスです。子育てでも、「昔の子供は元気よく外で遊んだのに」なんて言っても何にもならないと思います。

気楽に参加できないと持続しないですね。仕事とは違うわけですから。仕事のほうは、時には「苦しいけどもうちょっと」という気持ちがないと進歩がないと思いますが。

今日は車での出張でしたが、町内に戻り風車が回っているのを見つけるとなんだかホッとします。

風車設備利用可能率

2009-02-17 21:03:30 | 風車日記
平成20年度は初めて設備利用可能率97%を達成できるかもしれません。→風力発電 運転停止状況

風況が非常に悪く発電実績は思わしくありませんが、風況は人間の力ではどうすることもできません。風車が発電できる状態を維持するのが大事な仕事なのでその点では満足できる結果だと思います。

ここのところ3年連続で風が弱いのですが、過去の石廊崎の気象観測データを調べると、平均風速を4年連続で下回ったことはないので、今年は期待したいところです。しかし、今月も風況は良くありません。さて、どうなることやら。

山焼きに行ってきました

2009-02-15 21:02:44 | その他の仕事
今日は朝から細野高原の山焼きに参加しました。

この山焼きは地元住民により江戸時代から続けられているそうです。山焼きをすることにより、草原が維持されています。昔はこの草原のススキが農家の必需品で、家畜の餌や肥料として重宝されていたので、草原は生活をする上で無くてはならないものでした。

しかし、現在では農家も減り、農業も近代化されたので草原は無くてはならないものではなくなりました。

しかし近年、生物多様性等の観点から草原は見直されています。山焼きは草原を維持するためには欠く事のできな作業です。

地元の4町内会から150名程が参加して午前9時前に点火しました。昨日の朝まで雨が降っていた影響と無風だったので、燃えがあまり良くなくて予定よりだいぶ時間がかかってしまいました。

薄暗くなる頃、最後の見回りを行ったところ2箇所で火がくすぶっていて、その消化が終わり、解散したのは6時15分頃でした。結局、自宅にもどったのは7時になりました。

高齢化で今後はこの山焼きも継続が徐々に難しくなっていくことが懸念されています。自然保護を訴えているだけではこの草原を守っていくことはできません。