My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

風車売電計画達成率を追加しました

2006-05-31 19:56:40 | 風車日記
町のホームページに売電計画達成率を追加しました。→風力発電
風車が運用を開始して、まだ2年半ほどですが、2年連続で目標未達が6、7、11、1月で2年連続で目標達成が、8、10、2月となりました。たった2年半ですからこの結果から何かを結論付けることはできませんが、なかなか興味深い?データです。

風車の視察の際も、○○kwh発電したと言ってもピンとこない方が多いと思いますが、○○円売電しました、と言うと興味があるようです。

しかし、それにしても今年の1月は酷かったです。達成率48%で一ヶ月でマイナス300万円でした。結局これが響いて昨年度は当初予算割れの結果となりました。

今後も、この達成率については毎月更新していく予定ですので、興味のある方は時々、町のホームページを覗いてみてください。

伊豆新聞(風車反対記事)続報

2006-05-30 20:49:06 | 風車日記
風力発電に反対する「伊豆の自然を考える」の本日は第4回でした。第2、3回の執筆者はそれぞれの得意分野から伊豆の自然の大切さを述べることが中心でしたが、本日の執筆者の浜野秀保さんは「追いつめられる動物たち」と題し、「風車の騒音や振動、風車設置のための森林伐採等の自然破壊は、そこに生息する動物の生活を奪い取るだけでなく、動物たちが作り上げた多様な自然環境をも人が搾取して失わせることになる。」とか「二酸化炭素排出量削減を旗印に企業の経済的価値優先のために、たった20年しか使用できない風力発電事業は、自然を築き上げてきた動物たちをますます危機に追い詰めようとしている。」とか、かなり刺激的な書き様です。

この方の経歴を存じ上げないのですが、人間誰もが多寡はともかく経済的価値を追求して生計を立てているのではないでしょうか。風力発電に関係する企業の社員の方もそれぞれの生活をかけて仕事をしているはずですし、また、そのうちのかなりの方が、地球温暖化問題防止に対する志を持っていると思います。そういう方たちがこの記事を読んだらどう思うのでしょう。自然を愛する気持ちも尊いと思いますが、他人の人間性を尊重するのが大人というものではないでしょうか。自分と違う考えの人の気持ちに考えが及ばないのでは、環境保護以前の問題です。

この連載の第1回から第4回を毎日見ているうちの嫁は「これを読んでると風力発電てホントに悪いものだと思えてくる」と言っています。もちろん例え話で、妻が本当にそう思っているわけではありません。しかし、一般読者がそう思っても無理はありませんね。連載も残り3回、どんな記事が出てくるやら。

今日は、2トンダンプで5杯分のリサイクル砕石を買いに行きました。風車への進入路の未舗装の部分が荒れてきたので補修をするためです。時間が空いたときに取り掛かろうと思っているのですが、取りあえず材料だけ調達しました。ダンプの窓を全開にして走ったのですが、それでも汗をかくような陽気でした。

今日は風車の見学がありました

2006-05-29 21:34:42 | 風車日記
本日午前中に千葉県柏市の電気工事組合の方、75名が風車の見学に来ました。大型バスは風車まで行けないので、町のマイクロバス2台に分乗していただき、2回に分かれて見学していただきました。半分の方たちが風車へ行っている間、残りの方たちには、JAが経営している、みかんワイン工場を見学いただき、なるだけ退屈しないように配慮しました。ついでにお土産にワインやジュースを買ってもらえれば町としてはそれもありがたいことです。

午後には、懸案となっていた今年度の風車保守の最終的な打合せのために、三菱重工中部支社と関電工静岡支店からそれぞれ2名ずつの方が役場を訪れました。
幸い当町の希望に沿う形で話がまとまることになりそうです。いくらなんでも時間がかかり過ぎましたが、今回は取りあえずこれで良しとしたいと思います。

また、せっかくの機会でしたので当町の風車の現状や未解決事項についてざっくばらんに話をしました。とにかくできることから回答いただくことになりましたので期待しています。

それから、突然ですが、来月当町の風車の雷対策について風車メーカーから提案があるそうです。内容については今日のところはまったくわかりませんが、雷については常に不安に感じているので少しでも良い方法があれば助かります。

伊豆半島は三菱重工でいうと中部支社管内ということになりますが、実際には非常に微妙なところです。普段の生活圏というか文化圏ということになると、伊豆半島は関東圏です。距離的にも気持ち的にも東京や横浜と比べると名古屋は非常に遠くに感じます。

その上、風車のメンテナンス費用など三菱重工からみれば微々たる金額ですから、当町から足が遠のくのも、仕事の立場を離れて言えば、まあわからなくもありません。

しかし、やはりメールや電話でやりとりするのと、顔を合わせて話をするのはちょっと違うと感じますので時には顔を合わせる機会があるといいですね。


伊豆新聞その2

2006-05-28 16:26:40 | 風車日記
昨日の伊豆新聞に「伊豆の自然を考える」第2回が掲載されました。
内容は風車建設予定地の三筋山周辺で行われている「山焼き」についてです。

地元住民が遠い昔から山焼きを続け萱場(かやば)を守り続けてきたわけですが、若草山や秋吉台などの山焼きは観光化することによって姿を大きく変えながら続いているに過ぎず、観光化していない民俗的な色合いを濃く残した当町の山焼きは民族文化財として高い価値を持っているそうです。

山焼きが日本の伝統文化を伝える民族文化として価値があることは理解できます。新聞の記事では詳しく触れられていませんが、山焼きには生態系を維持する効果もあると聞いています。

山焼きが観光化すると何がいけないのかは私にはわかりませんが、山焼き自体が日本全国で減っていて重要なものだということについてはまったく異論ありません。

しかし、記事の最後に「風力発電の巨大なプロペラは山焼きと共存し得るのでしょうか」と記されており、続いて「この地で生き残ってきた日本を代表する草の文化を滅びさせてはならないと思います。」と結んでいるのには驚きました。

なぜなら、この山焼きのことについては、環境影響評価に対する意見書の中でも質問を受けており、それに対し、風車建設後も山焼きは継続できると事業者からはっきりと回答してあったからです。

それをあたかも、風車が建つと山焼きができなくなってしまうかのような印象を与えるような記事を書くとはどういうことでしょうか?

やはり、ちょっとフェアじゃないですね。

伊豆新聞に風車建設の反対記事が掲載されました

2006-05-27 00:05:58 | 風車日記
本日、伊豆新聞という地元紙に、当東伊豆町で計画されている風力発電について、伊豆野鳥愛好会の会長が反対の意見を投稿していた。何でも7人の方がそれぞれの専門分野から全7回にわたり東伊豆町三筋山周辺の風力発電事業について問題を提起するという趣旨らしい。

要するに風車の建設に反対の理由を全7回にわたり掲載するということだろう。風車の建設に賛成の人もいれば反対の人もいる。これは当然のことであり、風車に反対する方の意見の中にも傾聴に値する意見もたくさんある。ように思う。

しかし、今回投稿している方たちは、当該事業の環境影響評価書案に対し、事業者と当町のそれぞれに意見書を提出してきた団体の代表者の方たちだ。当町では評価書案に記載してある具体的事項に関する意見については、当町が答える立場に無い旨を電話で断った上で、評価書に記載されていること以外に対する、意見と質問については誠意をもって回答書を送付したところである。

しかし、当該団体からは、意見書が手元に届いた旨の連絡もなければ、当町の回答に対する再質問などの反応は全く無く、本日突然、新聞紙面に風力発電事業に対する反対記事を掲載したものであり、これは信義を欠いた失礼なやり方だと感じた次第です。

本日の第一回の反対意見中には残念ながら風力発電に対する事実誤認に基づく意見も散見されるので、風力発電についての知識を持たない一般読者(住民)は記事を読んで誤解する恐れもあるように思う。今後すべての意見の掲載が終了した時点で当町の地球温暖化問題についての考え方や、風力発電についての取り組みについて、新聞に掲載してもらう方向で検討したいと思います。

考え方を変えれば、これは当町の風力発電についての考えを伊豆半島の多くの人に知ってもらうための、良い機会となるかもしれず、当町の風力発電推進に対する真剣な取り組みを伝えられたらと思うのであった。

町のホームページ

2006-05-25 21:47:07 | 風車日記
静岡県 伊豆 松崎町役場ホームページ←今日は伊豆半島西海岸に位置する松崎町のホームページをご覧ください。松崎町のホームページは当東伊豆町のものとは対照的に毎日更新されています。毎日、町の中の様子や季節の花の開花状況などの写真をこまめにアップしています。休み無しにです。なかなかできることではありません。

それに比べて当町のホームページは・・・・・
新着情報を見てもらえればわかるのですが、とにかく寂しい限りです。とても観光立町のものとは思えません。松崎町のように毎日とはいかなくても、せめて週に一度ぐらいは新しい情報がアップされないとそのうち誰も見てくれなくなるのではないでしょうか。

ホームページの重要性は今さら言うまではないと思うし、職場ではことある度に訴えているのだが効果は見られない。この際、各課の更新一覧表でも作って、管理職会議の議題にでもして、強制的に各課が記事をアップするようにでもするしかないのだろうか。

県に強制されて他の市や町と合併させられるのは本意ではありませんが、こんなていたらくなら、それも止むを得ないかもしれないとさえ思ってしまいます。

昨日の夜中は雷鳴で目が覚めました。相変わらず、雷鳴を聞くだけで心拍数が上がります。幸い何事もありませんでしたが、風車に関わっている間はこの不安な気持ちから逃れることはできそうにありません。

急に風が吹きだしました。

2006-05-24 21:47:38 | 風車日記
今月も残り今日を含め8日となりましたが、昨日までの風車の設備利用率は40%!を超えています。先月のマイナス180万円をかなり取り戻せそうです。

今日は朝から穏やかで朝8時からの12時間で2,000kwhしか発電していませんでしたが、先ほどから突然風が吹き出し瞬間では20m/sを超えるような状況です。

明日は地元の幼稚園が父親参加遠足で風車に来るそうなので、あまり風が強すぎると子供達には気の毒です。天気予報では降水確率0%ですっきり晴れそうですし、風もあまり強くならないようですので充分楽しんでもらいたいですね。

風車の模型&出雲風車論争

2006-05-23 20:56:05 | 風車日記
今日はイベント等のノベルティグッズや教育教材を製造販売をしている会社の営業の方が役場に来ました。目的は風車の模型の売り込みです。
当方でも手軽な値段で購入できる風車グッズがあれば、今後の環境教育等に活用できるし、イベント等の際の記念品などにも使えるなあと思っていたので、興味深く話を聞きました。

風車の模型は全高30cm余の組み立て式で2種類あり、1つは実際に発電できるものです。ただし、発電するときの風車は扇風機状の形となっていて、団扇で思い切り扇いで小さなLEDがようやく点灯するというもので、あくまでも教材用です。飾っておくときには大型風車のブレードを模した翼に付け替えることができます。

是非、購入して夏休みの催しなどに参加してくれた子供にプレゼントしたいと思います。

話は変わりますが、出雲市で計画されている風力発電所について景観論争が起こっているようです。出雲市議会は計画推進を議決しているようですが、隣接する松江市では松江市から見える景色(夕日)の邪魔になるとのことで反対しています。

さらに、出雲は神話のふるさとということで、その場所に風車は似つかわしくないということで、有名人も反対運動に参加しているようです。

私は出雲市にも松江市にも行ったことがありませんから、その景観についてとやかくいうことはできません。ですからあくまでも一般論というかまったくの私見ということですが、景観は時代とともに移り変わっていくものではないでしょうか。

出雲の景観が神話の時代から現在までまったく変わっていないのなら話は別ですが、そんなことはありえませんよね。まあ、そこまで遡らないとしても、20世紀には20世紀の、21世紀には21世紀の景観があってよいのではないでしょうか?

私は神話のふるさとに似合わないものは風車ではなく、24時間営業のコンビニや自動販売機だと思います。もちろんこれも個人的見解ですが。

風車の電気が欲しいそうです

2006-05-22 20:39:02 | 風車日記
本日の日経の夕刊1面にアメリカの風力発電の記事が掲載されていましたが、今年もアメリカの風力発電はすごいことになりそうですね。

やはり中国やアメリカはスケールが違います。嬉しいやら悔しいやら日本に身をおく者としては複雑な心境です。

今日はある企業から風力発電の電気を売って欲しいとの問い合わせがありました。明日は当町で現地を見て、明後日は庄内町(旧立川町)へ行くそうです。工場を建てて風車の電気を使いたいそうですが、当町のサイト周辺には用地が無いので難しいと思います。

このように風車の電気を売って欲しいという引き合いは2件目です。こういう考えの企業が増えると自然エネルギーによるPPSというのもあり得るのでしょうか?と書いたもののPPSの商売について何も知りません。

とにかく、再生可能エネルギーに目が向くのも時代の流れということでしょうから、私のような凡人には考えもつかないような斬新なビジネスモデルが確立される日がこないとも限りませんね。期待しています。

モリアオガエルを知ってますか?

2006-05-21 20:30:37 | 子育て日記

今日は、ふるさと学級で不知沼(しらぬた)の池に行きました。ふるさと学級は小学校4年生以上の子供が町内の歴史や文化を学ぶもので、今日が今年度の第一回でした。写真のシラヌタの池は外周わずか250m程度の小さな池ですが、ここにはモリアオガエルが生息しています。


(モリアオガエルの卵塊)
知っている人には珍しくないのかもしれませんが、モリアオガエルは何と水面に突き出した木の枝に卵を産み付けます。卵が孵っておたまじゃくしが池の中に落ちるのですが、そこは自然の厳しさで、池の中にはたくさんのイモリが待ち受けていて、多くのおたまじゃくしが食べられてしまいます。

人里離れた山の中に小さな池がポツンとあり、そこに木に登り卵を産み付けるカエルが生息している。なんだかとても不思議な空間です。

その後、林道に戻り、お弁当を食べた後、シラヌタの大杉へ行きました。この杉の木は日本の森の巨人100選に静岡県でわずか2本選定されている巨木のうちの1本です。推定樹齢1000年!幹回り9m、高さ45mの大木です。実物を見たのは初めてだったのですが、何か見ているだけで心が澄んでいくような神々しい雰囲気を漂わせていました。

しかし、ウチのアホ次男(小1)は「思ってたより、ぜんぜん小せえな」と言って親に恥をかかせてくれました。小1なのでふるさと学級には参加できないのに、姉兄にどうしてもついて行きたいと言うので、私が同伴したというのに・・・

次のふるさと学級は来月、ホタルを見に行く予定です。