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気ままに出かけて 写真に残る植物や風景etcを 備忘録として足跡に残しています。

東京都世田谷区のマンホール蓋

2020-07-12 22:26:52 | マンホール蓋

世田谷区の経緯は、昭和7年に東京市は35区制となり、世田谷町、駒沢町、玉川村、松沢村の2町2村域をもって世田谷区が誕生しました。さらに、昭和11年10月には北多摩郡であった千歳・砧村の2村が世田谷区に編入され、現在の区域となり今日に至っています。

世田谷区は、東京23区中の西南端にあり、東西約9km、南北約8km のほぼ平行四辺形の地形です。面積は58.05平方キロメートルで、最も小さい台東区の約6倍にあたります。東は目黒区・渋谷区、北は杉並区・三鷹市、西は狛江市・調布市、南は大田区とそれぞれ接し、さらに多摩川をはさんで神奈川県川崎市と向かい合っています。令和2年7月1日現在で、人口は92.3万人強、世帯数は49.2万世帯強となっています。

区章は、外輪の円は区内の平和、中心は「世」の文字が三方に広がり、人びとの協力と区の発展を意味しています。(昭和31年10月1日制定)

区の花は「サギソウ」、区の木は「ケヤキ」、区の鳥は「オナガ」です。(以上は、世田谷区HPより)

世田谷区では、地域により下水の排除方式が異なります。雨水が多摩川に流入する野川、仙川、谷沢川、丸子川の流域は、汚水と雨水を別々の管で流す分流式で、それ以外の目黒川、呑川などの流域は汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっています。 
なお、世田谷区の下水は、大田区にある森ヶ崎水再生センター(羽田空港の近く)で処理され、東京湾に流されています。

前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
東京都内23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
 

しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、北沢川緑道で見つけたマンホール蓋です。
せせらぎを泳ぐメダカとホタルがデザインされています。
左蓋の下部には「せたがや」、右蓋の下部には「合流」と表記されています。
 
北沢川緑道は、上流は赤堤から下流の代田・代沢・池尻までの延長約4.3キロで、かん木や雑木類が植えられ、四季折々の花が咲く緑の遊歩道となっています。
なお、北沢川は全面的に暗渠化となり下水道に転用されているようです。
せせらぎの水源は、東京都下水道局落合水再生センターで、水質を向上させて処理した再生水を利用しているそうです。
また、北沢川緑道にはメダカをデザインした雨水桝の蓋もありました。

東京都産業労働局が実施する「アニメ関連観光情報等発信事業」として、ウルトラマンを活用したデザインマンホール蓋が、令和2年2月に円谷プロ創業の地である世田谷区内の小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅周辺の5カ所に設置されました。
こちらの蓋は、東京都下水道局が管理・運営するマンホール蓋のようですが、世田谷区内に設置されていますのでこちらで整理します。
こちらは、「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」です。
 
こちらは、「カネゴン」、「バルタン星人」、「アントラー」です。
  

こちらの蓋は、下北沢駅から「北沢タウンホール」への道順を表すデザインとなっているようです。
蓋の下部に、東京都下水道局の局章があるので、こちらの蓋も世田谷区が管理する蓋ではないようです。
機会が有ったら、矢印に沿って「北沢タウンホール」まで歩いて見ようと思います。

次は、規格模様と呼ばれるマンホール蓋です。
最初は、JIS規格蓋模様です。
用途記載がない蓋です。
 
こちらは雨水蓋です。

こちらは、スリップ防止模様の蓋です。
用途記載がない蓋です。
 
こちらは雨水蓋です。

こちらは、用途記載のない小型マンホール蓋です。

以降は、側溝の雨水桝や雨水浸透桝の蓋です。
こちらは、区の花「サギソウ」がデザインされた蓋です。
右蓋には、左下隅に「せたがや」と「浸」の文字が見えますので浸透桝の蓋と思われます。
 
以降の蓋は、区章のみが入った蓋です。
   
こちらの蓋には、「雨水浸透桝」と表示されています。

次は、公共下水道関係の蓋から離れます。
こちらは、電線共同溝(CCBOX)の蓋です。
 
こちらの蓋には用途記載が有りませんが、蓋の形状から電気・通信系か電線共同溝(CCBOX)の蓋と思われます。
   

こちらは、防火貯水槽の蓋です。

次は、災害用トイレと付帯する設備の蓋になります。
こちらは、若林公園内で見つけた蓋です。
 
こちらは、付帯する設備の蓋です。
左蓋は「災害用点検孔」、右蓋には「災害用」と書かれています。
 
上記の右蓋の中央に何やらマークが描かれています。
こちらのマークは、世田谷区の公共トイレのシンボルマークです。
丸い顔マークの鼻と口が洋式便器で表現されています。

平成元年頃、世田谷区で公衆トイレのシンボルマークを公募・決定し、シンボルマークとして活用を始めたようです。ただ、現在は一般的なトイレのピクトグラムに合わせ、シンボルマークは使用していないようです。
こちらは、上用賀公園内で見つけた災害用トイレの蓋です。

最後は、公共基準点の蓋です。

以上で、東京都世田谷区のマンホール蓋の整理は終了です。



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