今日(9日)の朝日新聞夕刊に「人形の家」の演劇評が載っています。
筆者は演劇評論家の扇田昭彦さん。
イプセンの戯曲をデビッド・ルボーさんが演出。
宮沢りえさん、堤真一さん出演です。
扇田さんによると
「洗練された演出と現代の言葉遣いを大胆に採り入れた翻訳、(略)
そして実力派をそろえた演技陣によって、ルボーは130年近く前に書かれたこの作品を、
真新しい現代劇のように洗い上げて見せた」んですって。
「イプセンは今も驚くほど新しい」と扇田さん。
いまどき、なんで「人形の家」って思ってたけど、
現代劇みたい、なのだったら、大歓迎ですね。
古くさくって、観ていてイライラするのは、ゴメンだよ~
あ、ちょっとエラソーでした・・・
出演者については
「妻のノラを演じる宮沢りえが見事だ」そうです。
あれ?堤さんは、スルーですか?
残念。
「人形の家」関連では、5日の朝日新聞夕刊に
デビッド・ルボーさんのインタビューが載っていました。
「男女の葛藤、現代に映す」というタイトルです。
ルボーさんは、「90年代以降の日本の演劇界に大きな影響を与えた」方で、
「すっかり『東京人』だが、地下鉄のポスターは不思議だ」そうです。
「若い女性のモデルはみな子供っぽくて人形のよう。
女性の成熟を男性も女性自身も求めない。
そんな慣習やゆがみは現代の日本にも残っているのでは?
『人形の家』はそんな矛盾を問いかける作品でもある」
とルボーさん。
なるほど、なるほど・・・
女性誌の見出しでも、成熟よりもカワイサを求めてるね。
北京オリンピックで証明されたように、日本は女性の方が男より強いんだから、
もう、脱カワイサするときかな。
ふふ・・・
はい、ルボーさんの「人形の家」観るのが楽しみ~です