余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

「自分の木」の下で

2024-04-07 22:36:09 | マイブック(あ)
「「自分の木」の下で」
      大江健三郎 著

背筋が伸びる。
ピーンと、すっと。
子どものために書いた大江健三郎のエッセイ。
著者の本に接したのはこれがはじめて。
なぜこれまで触れてこなかったのだろうと思い、
悔やむくらいだった。
優しい言葉で、子供がする疑問に思うような問いに答えていく。
たとえばなぜ学校に行かねばならないのかや、
どうして生きてきたのですか?、どんな人になりたかったかなど。
触れた問いに過去の記憶を蘇らせながら。
そして家族に包まれながら。
思いと想いがたくさんに詰まっている。

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