激増しているワーキングプア

「暑くて寝苦しく」 隣家の電源で扇風機を使う 長崎、容疑者逮捕(西日本新聞) - goo ニュース

 九州は連日真夏日の猛暑。
室内で熱中症にかかるのがよく分かる。
せめて扇風機でも回さなければ寝られなかったのだろうと思うが、数日前には他人の家のコンセントに炊飯器のコードを差し込みご飯を炊こうとした男がいた。
同じ犯人かと思ったが、扇風機の方は長崎市で、炊飯器の方は佐世保市で、別人だった。

 それにしてもなぜ長崎県で電気盗が連続と思うが、共通点は両人とも無職。電気代が払えず、電気も止められていたことだ。年齢は49歳と51歳。
恐らく不景気で職を失っていたのだろう。

 働きたくても働けない、あるいは働いても働いても年収200万円以下というワーキングプアが日本で激増している。
こういう層が出現するとはかつては考えられなかった。
増えてきたのは明らかに小泉改革以後だ。

 熱に浮かされたように人々が支持した小泉改革とは一体何だったのか。
当時、よく考えずムードで小泉改革を指示した人達が実はいまその負の遺産に苦しめられているというのはなんとも皮肉な現象だ。


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