栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

やはりおかしい楽天の動き

2004-09-28 10:28:42 | 雑感
 プロ野球球団への新規参入問題でライブドアに続き楽天も参入を表明したが、楽天の動きに不自然さを感じるのは私1人ではないだろう。
たしかにライブドアの堀江氏がTシャツ姿で現れて、近鉄球団買収や新規参入表明をTVの前でする姿に好感を持ってない人は多いだろう。
あるいはライブドアという会社のやり方に好感を持ってない人もいるだろう。

 話はちょっと脇に逸れるが、私が初めてライブドアの名前を目にしたのはウェブ閲覧ソフトOperaの日本でのライセンス所持者が同社に変わった時である。
それまでは同社の存在すら知らなかったが、ライセンス移行のやり取りを見ていて(といっても前所持者側の言い分だが)、同社にあまりいい印象は持ってなかった。
 因みに私はウェブ閲覧ソフトにマイクロソフトのインターネットエクスプローラは同ソフトでないと見られない場合以外は全く使ってない。
日常的に使っているのは、かしわぎ やすゆき氏が開発したフリーウェアのタブ型ブラウザ Sleipnirである。
インターネットエクスプローラとの互換性が高く、また操作性も非常に似通っているため重宝している。
セキュリティのことを考えるとOperaをメインで使いたいのだが、随分対応してきたとはいえ、まだ一部のHPでうまく表示されないなどの点がある。

 それはさておき、どんなにライブドアや堀江氏に好感が持てなくても、やはり楽天のやり方はおかしい。
球界全体のことを考えるなら、なにもメイン球場を仙台と表明しなくてもいい。
「後出しジャンケン」で勝たれたのではたまらない、と堀江氏が言うのも無理ない。
やはり囁かれているように一部球団オーナーとの密約があるのでは、と勘ぐりたくもなる。
 狼は羊の皮を被って現れると昔から言われるが、紳士然とした振る舞いの裏に狼の実態がないことを願う。
ことが野球だけに公明正大、フェアプレーを期待したい。