久々にやった仕事がやっと終りました。帰省を挟んで2件続いたのですが、どちらも納期がきつく内容もものすごく難しくて、珍しく肩と首筋がひどく凝り、花粉症の名残で具合が悪いのとあいまって、疲れ方が半端じゃないです。。。。
しかし、苦労してやったものほど得るものも大きいのは確か。
今回1つ大きな発見がありました・・・
薬剤を開発するための実験では、ラットやマウスなどを沢山用いグループ分けして、何かを投与して、効果を比較するということをしょっちゅうやっているわけですが、「グループAには、グループBの2倍量の○○を投与した」というような場面での、この「X倍量」の訳仕方。これを私は、今まで何年もずっと単純に X volumes of ○○と、バカの一つ覚えでやってきました。翻訳学校で、そう習った記憶があるのです。
しかし、これでは誤訳になる場合があるのを初めて身にしみてわかりました。グループAに投与された「量」が、Bの2倍なのなら勿論それでいいのですが、量ではなくて、その液体の中に混合されている何かの成分の「濃度」が2倍であって、液体の量自体は同じの場合があるのです!それだと、volumeではだめで、twice the concentrationなど工夫しなければいけなくなります。
(それならそうと、最初から「2倍濃度の」と書いてくれればいいとは思いますが、こういう日本語の紛らわしさは、研究者さんがたの世界では、よくあることなのです。)
今回そういうコンテクストだったということ自体は、気付かないわけではなかったのですが・・・「濃度」という言葉がなくても単位でわかりますからね・・・でも、学校で習った公式?が染みついているので、自動的に使ってしまっていて、依頼元の研究者さんから指摘される羽目に。。。。(まだ最終納品の手前だったので、まだよかったのですが・・・)
どういう仕事でもそうでしょうが、実務に就いてみると、職業訓練中に習った公式が当てはまらない場面が多く出てきて、その都度、どう自分で判断して処理するかが大事なところですよね。ただ、それを「ん?これは学校で習ったことには当てはまらないぞ」と自分で気づくならまだいいのですが(その結果工夫したことがあまり上手にできなくても)、お客さんに、「あのぉ・・・・これじゃ困るんですけどぉ」と、ちょんちょんされてから初めてわかるというのでは、恥ずかしいものです。
やれやれ、同業者ならみんなとっくに知っていることなのでしょう・・・大変勉強になりましたーー
次の記事では、Winchester Collegeの新しいビデオについて、詳しくアップする予定です!Harryがいっぱい出てきますよっ。おたのしみにーー
そうなんです・・・理論的思考が超プアなことにかけては自慢できるこの私がこういうことをやっているので、いつも「またやっちゃったよー」なんですよ。。
それと中耳炎&副鼻腔炎は
大丈夫ですか。
なるほど、二倍量と濃度が倍と・・・ですか。
うーーん、理論的考えが
苦手な私にはとんとむつかしいです。
翻訳って本当におくが深いですね。
でも納期も無事終わったし、
ぱぱと恵ちゃんとゆっくりして
パワー充電してくださいまし~
そうですねーー日本語のあいまいさって、それはそれで、時と場合によっては非常にうまく機能するし、かえってコミュニケーションの潤滑油になってたりしますけどね、、
それに加えて、研究者独特の、「自分さえわかってればいい」?みたいな考えでお書きあそばすところがありまして、、それを読むほうがまた、実験なんてやったこともないど素人なのもので・・
ところで、「花粉症の名残で」と書いてたことなんですが、数日前からまたどっと花粉症がぶり返した感じで、ぐあいわるーーで、耳がずっとぼおーっとするので、今日また耳鼻科に行ったら、中耳炎+副鼻腔炎ですって。。
明日はまた、極寒の冬日だそうで、、ほんと体ついていかないなあ。。。
英語は、きっちりすっきり。
文化の違いというより、
思考回路のちがいなんだろうね。
表意文字で育った人種には、わからん。
四則計算の表現を学んだときに、
ぎょえ~っとなったよ。