まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

浅草ほおずき市

2013年07月11日 | 日記

ついに4日連続の猛暑日でした。
暑い暑いと言っても仕方がありませんが・・・暑いですね。(笑)

公園でもキバナコスモスが咲き始めました。
暑さに負けず、いや、むしろ暑さに立ち向かうように咲いています。

野性を感じさせる強い花です。
秋まで咲き続ける旺盛な生命力には圧倒されます。
個人的にはコスモス(秋桜)の儚げな立ち姿の方がが好きなのですが・・・

七夕はもう終わりましたが・・・
あまりの暑さに片づけるのを忘れてしまったのでしょうか。

7月9日、10日は浅草寺の「ほおづき市」でした。
いいですねえ、東京に夏の到来を告げる昔ながらの風物詩です。
浅草寺の境内からはスカイツリーも見えて、新旧が見事に融合しています。

なんとも風情がありますねえ!
ほおづき(鬼灯)はご先祖を迎える提灯の役割だそうです。
7月10日に浅草寺にお参りすると四万六千日ぶんの功徳があるそうです。
46000日って120年以上じゃないですか!
凄いと言うか、今からそんなに生きられません。(笑)

三年前に「ほおづき市」に行った時のスケッチです。
スカイツリーはまだありませんでしたが、浴衣姿の人が多くて江戸情緒を感じました。
名物の「ほおづき」は値段が余りに高くて買いませんでした。
そのせいか未だに「功徳」はありません・・・

園内の水路が涼やかな水音を立てています。
ここは子供たちの絶好の水遊び場になっているのですが
あまりの暑さに人影は見えず・・・

忘れ物でしょうか・・・
水鉄砲に激しい誘惑を覚えましたが
いい歳のオジサンなので、世間の目もあるので、ぐっと我慢しました。(笑)

うーん、週末はまた「熱い夏」がやって来るようです。

 


猛暑日の猫

2013年07月10日 | 日記

東京は3日連続の猛暑日でした。
本日も朝から暑そうなので4日連続は確実のようです。

これでもかと湧きあがる入道雲。
山梨の勝沼では39.1度を記録したと言いますから凄いです。
基本的には「運動自粛」の日らしいですが
オジサンは熱中症に怯えつつもジョギングに出ました。

全身に大汗をかきながらのランニング。
何か「困難」に立ち向かっているような充実感があります。(笑)
それでもやっぱり水が恋しい・・・

ゴーヤかと思ったらヘチマの花でした。
今年も暑さ除けの「緑のカーテン」が各所に設置されています。
黄色い花がとっても可憐です。

「だってもヘチマもあるか!」などと怒鳴ったります。
昔から「下らないもの」「役に立たないもの」の代名詞のように言われましたが
食べて美味しく、薬にも化粧水にもタワシにもなるし
夏はこうやって日除けにもなって大いに役立っていますねえ。

福島原発の元所長・吉田さんが亡くなりました。
報道で私より若い58歳だったと聞いて、ちょっと驚きました。
もろちん原発事故の「当事者」である彼の評価は分かれるところでしょうが
官僚体質の東電にあっては、なかなか腹の座った剛毅な人柄で
本社の幹部にも平然と異を唱えながら現場の陣頭指揮に当たる姿が印象的でした。

今回の食道がんと放射能被曝の因果関係はわかりませんが
原発事故という「人災」の詳細を、生きて語って欲しかったと思いつつ
心からご冥福を祈りたいと思います。



公園の猫もすっかり夏バテ気味でした。

  「毎日、暑いなあ!元気か?」
  「元気な訳ないだろ。海水浴にでも行きたい」
  「ハハハ、猫の海水浴か」

 「もう暑くて、暑くて・・・」
 「じゃあ、行くから。体に気をつけてな」
 「あんたこそ、いい歳をして、熱中症に気をつけろよ」

夕方近くになっても気温は下がらず、夜は熱帯夜だった。
さすがにエアコンをかけて寝たが
公園の猫はどうしているのだろうかと、ちょっと気になった。

 


心に残る坂道風景

2013年07月09日 | 日記

週末の日経新聞にこんな記事があった。
毎週、さまざまな「ランキング」を紹介する特集なのだが・・・

一度は訪れてみたいあの坂・・・
何を隠そう、私は大の「坂道フリーク」である。
人生の苦しい坂道は嫌いだが「風情ある坂道」は大好きなのである。

読者投票でダントツの一位が函館の「八幡坂」だった。

函館山の麓から函館湾に向かって一直線に伸びる坂道の風景は圧巻である。
かつては港に青函連絡船が停泊し汽笛を響かせていた。
私は冬の函館しか知らないが、白々とした雪の八幡坂は情緒がある。

二位は京都の「産寧坂(三年坂)」である。

東山から清水寺へと続く坂道沿いには土産物屋や陶器店、料亭が建ちならぶ。
京都では最も京都らしい風情を残す坂道だが
常に観光客で賑わっていて、週末などは歩くのにも難渋する。

これは去年のゴールデンウィーク
里帰りの途中に立ち寄った時に撮った写真である。
学生時代は京都だったが、めったに観光地に足を踏み入れたことがなく
ゆっくり産寧坂を歩いたのは初めてだった。

三位に選ばれたのは長崎の「オランダ坂」である。

函館も小樽も坂の町だが、長崎も相当なもので歩くとすぐに息が切れる。
江戸末期から明治にかけては、この坂道を「紅毛碧眼」の外国人が頻繁に往来した。
長崎の人は親しみをこめて「オランダさん」と呼んだと言う。
大浦天主堂やグラバー邸も近く坂道散歩には持って来いの場所である。

四位には尾道の「千光寺新道」が選ばれた。

「尾道大好き人間」の私としてはいささか順位に不満はあるのだが・・・
とにかく坂だらけの町で、しかも勾配がきついから「心臓破りの町」と呼びたいぐらいだ。
しかし、千光寺の境内から望む尾道水道のパノラマは素晴らしく
見ているだけで瀬戸の海のように心が凪いで来る。
大阪時代は季節ごとに訪れたものだが、東京に来てからはすっかり足が遠のいた。
また尾道に行きたい・・・痛切に思うのである。

五位に推されたのは世界遺産「中尊寺の月見坂」だ。

残念ながら奥州・平泉はまだ訪ねたことがない。
川瀬巴水の絵で雪に埋もれた月見坂の荒涼たる風景を見て激しく心を揺さぶられた。
以来、一度は訪れてみたいと思いつつ、まだ実現していない。
雪に閉ざされた真冬、この老杉に覆われた参道をゆっくりゆっくり登って
金色堂の前で藤原三代の栄枯盛衰に思いを馳せてみたい・・・(笑)

番外編は大阪・上町台地の「愛染坂」である。

大阪は起伏の少ない町だが、天王寺周辺には風情ある坂道が残っている。
愛染堂は映画「愛染かつら」のモデルとなった由緒あるお寺である。
坂の上からは通天閣が驚くほど近くに望めてテンションが一気に上がる。

   ♪ 橋の名は愛染橋 ほほえんで 渡れば恋がかなう・・・

百恵ちゃんが歌っていた橋はもうないけれど、懐かしさがこみ上げる。

冒頭に「人生の苦しい坂道は嫌いだけれど」などと書いた。
しかし、考えてみれば、人生にも起伏があって
時に息が切れるようなつらい体験があるからこそ豊かになるとも言える。
だから「坂道」に惹かれるのかも知れない。

 


七夕の空

2013年07月08日 | 日記

昨日は七夕でしたね。
東京は猛暑日で大変な暑さでしたよ。

途中、近くのコンビニに出かけたぐらいで
一日中、窓から夏空を見上げながらPCに向かって仕事をしていました。
でも、七夕の空は実に「千変万化」でした。

午後の2時頃でしたか・・・・
コンビニに煙草を買いに行こうと外に出ると
西の空の雲間から太陽光線がシャワーのように降り注いでいました。
久しぶりの「天使の梯子」ですよ!

すげえなあ・・・
と言いながら、慌ててカメラを取りに帰ってパチリ、パチリ。、
大自然の芸術にしばし見とれました。ところが・・・

夕方近くになると
新宿方面が一転、俄かにかき曇って雷鳴の音が・・・

見る見る豪雨となりました。
でも、蒸し暑い日だったので気持ちよかったです。
雨の中を逃げ惑う人たちをベランダから嬉しく眺めていました。(笑)
そして、間もなく雨が上がると・・・

東の空にみごとな虹が出ました。
そう言えば、虹を見るのも本当に久しぶりです。
感動のあまり、思わず手を合わせて拝んだりしました。(笑)

そして、七夕の夜空には雄大な天の川が・・・
と言いたいところでしたが、残念ながら星一つ見えませんでした。
星空が見られたら完璧な一日でしたが・・・

そう言えば、「降るような星空」というのもずいぶん見ていません。
満天の星空を心に描きつつ、また仕事をしました。

皆さんはどんな七夕でしたか?


新宿御苑の夏を歩く。

2013年07月07日 | 日記

昨日は「猛暑日」でした。
午前中、新宿で散髪をして、午後から打ち合せへ。

その前にちょっとだけ「新宿御苑」を歩きました。
歩くには歩きましたが・・・あまりの暑さにクラクラするようでした。

情け容赦のないピーカンでした。
風が強くプラタナスの並木がザワザワと揺れていました。
照りつける陽射しの強さに怖れなして、歩き出すとすぐ木陰に避難でした。

これはハクウンボクの実でしょうか。
妙に清涼感があって、見ていると汗が引くような心持ちでした。

年寄りの散歩ではありませんから
木陰で休憩ばかりしている訳には行きません。
意を決して再び夏の真っただ中へ。

夏の陽射しを謳歌している人も大勢います。

この際、私もシャツを脱いで寝ころぼうかと思いましたが
先日「帯状疱疹」が癒えたばかりなので、無理はしませんでした。(笑)

一陣の涼風が広場を吹きぬけて行きます。
この風は何処より吹き来る風か・・・などと思いながら
ムキになってズンズン歩きました。

いい木陰だなあ・・・
「緑陰に憩う」などという言葉も浮かびましたが
憩わずにドンドン歩きました。

憩っている人、いますねえ!
あちこちから楽しそうなお喋りの声が聞こえて来ます。

仲間に入れて欲しい!
オジサンは切実に思ったりしましたが
不審者と間違われるといけないので断念しました。

おお、シャボン玉だ!
真夏の空に飛ぶシャボン玉は涼しげです。

  よるべなき 夏空高く シャボン玉  (杉作)

さわやかなカップルで゛した。
しっかりと握り合った手が眩しいほどでした。
楽しい週末のデートを渋谷や六本木の盛り場ではなく
真夏の公園ですごす二人に思わず「いいね!」をクリックしたくなりました。

午後から3時間の打ち合せを済ませ
その後、ディレクター氏と「ビールを一杯だけ!」のつもりで居酒屋へ。
途中から他のスタッフも合流して大宴会に・・・
自宅に帰ったのは12時過ぎ、長い長い夏の一日でした。