まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

迷宮の野良猫

2013年07月06日 | 日記

昨日、ミステリー商店街で見かけたこの花・・・
読者の方から「カラスウリではないか?」というコメントを頂いた。

秋に赤い実をつけるカラスウリ(烏瓜)は
何度か公園散歩で見かけたことがあるので知っている。
でも、こんなユニークで奇怪な花を咲かせるとは植物とは知らなかった。

但し、カラスウリは夜咲いて朝には萎んでしまうので
別の方から、これは「キカラスウリ」ではないかというご指摘も頂いた。
お二人が異口同音に「異様な光景」と言われたので
ますますミステリー度が増幅して来た。

そのカラスウリの「お化け屋敷」の脇で
一匹の野良猫がじっとこっちを見ているのでギョッとなった。
まさしく「迷宮の住人」である。
不敵な面構えの中にも人懐っこさがあるように見える。

  「お前、こんなところで何してるの?」

呼びかけたらヒョコヒョコと足元に寄って来た。
自慢ではないが、野良猫に好かれた経験はめったにないので
オジサンはかなり嬉しかった!



 「こんなところで何してるんだ?」
 「呼んだから来てやったんじゃねえか」
 「ま、それはそうだけど・・・お前、ホームレスなの?」
 「俺にはもともと家なんて概念がないの。あんたこそホームレスだろ?」
 「し、失礼な・・・家はちゃんとあるよ」
 「こんな真昼間から仕事もなくてウロウロしているからさ」

見ると耳のあたりに痛々しい傷跡が・・・

 「耳、どうしたの?」
 「別にどうもしないさ」
 「でも、かなりヒドイことになっているけど」
 「人間、一人で生きてりゃ、いろいろあるさ。猫だって同じよ」
 「でも、痛そうだけど、大丈夫?」
 「ふん、蚊が刺したようなものさ」
 「お前もいろいろ大変なんだねえ」
 「同情するよりエサをくれ」

親しくなった気になると、すぐにプイと横を向いてしまう。
全く可愛げがないが、猫のそういう「冷淡」なところがいいなと思う。

 「俺、そろそろ行くけど」
 「勝手に行けばいいだろ」
 「愛想がないなあ」
 「俺には愛想なんて概念もないの」
 「一人で生きて行くのは大変だろうけど、頑張れよ」
 「あんたこそ頑張れ。目が死んでるぞ」

と言う訳で、わずか3分ほどの邂逅であった。
「迷宮の住人」は未練たらしいオジサンを突き放すかのように
背中を向けて二度と降りかえることはなかった。
その視線の先には・・・ヒラヒラと舞うモンシロチョウがあった。

野良猫に励まされた・・・
などと言うとお笑い草だが、オジサンはちょっと元気になった。
何か「白昼夢」でも見ているような心持だった。

 


ミステリー商店街

2013年07月05日 | 日記

たまには気分転換!
いつもの公園を外れて住宅街を闇雲に走った。

すると見慣れぬ神社の前に出た。
すでに方向が定かではなく「迷子状態」だったのだが・・・

見れば「出世稲荷神社」とある。
都内にも出世稲荷は各地にあるが、こんな場末にもあるのか・・・
言いつつ、出世に縁のないオジサンは境内へ。

小高い森の中の境内は深閑としていて
何か「迷宮」への入り口のようで不気味さが漂う。

とりあえず「出世」を祈願した。
この歳でどういう出世があるのか興味深い。
その後、境内を反対側に下りると見慣れぬ商店街に出た。

うらぶれた薬局は廃業したようだ。
長引く不況で店主が「息切れ」してしまったのだろうか。
なぜかドキドキと「どうき」が打つ。

今どき「算盤塾」が健在なのにちょっと驚く。
少年の頃、親にソロバンを習うように薦められたが
すでにコンピューター時代の到来を確信していた私は拒否した。
素直に通った弟はやがて「ソロバン一級」の免状を得て鼻高々だった。
兄の面目が立たず悔しい思いをした。(笑)

昔ながらの文房具店もある。
レトロと言うより、なにか「迷宮」のような商店街である。
すると、行く手に奇怪な風景が・・・

倉庫のような廃屋が一面「ツタ」に覆われている。
ツタのからまるチャペルは風格があって歌にもなったりするが
ツタだらけの廃屋はまるでお化け屋敷だ。

これだけ生い茂るのに何年かかるのだろうか・・・
よく見るとツタのあちこちに白い可愛らしい花が咲いている。

うーん、可愛らしいとも言えるが
見ようによってはかなり気持ち悪い花とも言える。
一体、なんという花だろうか・・・

ミステリーの主人公になったような気分だったが
この後、オジサンは思わぬ「迷宮の住人」と遭遇することになる。
真相はまた明日!お楽しみに・・・

 


臨戦態勢

2013年07月04日 | 日記

若者が盛り上がっていました。
掛け声に手拍子もまじえて思いきり弾けていました。
ダンスの練習でしょうか・・・



それには一瞥もくれず憮然とした表情で歩く散歩オジサンです。(笑)



公園はのどかな一日でした。
日毎に背丈を高くする夏草がゆるやかに風にそよいでいます。

参議院議員選挙が公示されました。
テレビでは各党党首が雁首を揃えて「臨戦態勢」です。
先日の都議選が国政に直結するなら「戦わずして」結果がわかる選挙です。
そんな中、私たちは何を基準に一票を行使すればいいのか・・・

争点らしきものがよく見えません。
野党は一様にアベノミクスの功罪を指摘しますが
どんな政策にも「光と影」はある訳で、要は結果を出してからの話です。
やはり「原発再稼働」と「憲法改正」が焦点なのでしょうか。
ただ、どちらも「危険」を伴う決断ですから国民的マジョリティーは「NO!」です。
では、原発推進と憲法改正をたくらむ自民党は負けるかと言えば
そうはならないところが悩ましいところです。



結局、民意は変化より「安定」と言うことなのでしょうか?
民意を「民度」という言葉に置き換えれば、ちょっと絶望的にもなります。
選挙というものへの「徒労感」がつのります。
政治家は臨戦態勢ですが、オジサンはなかなか臨戦気分になれません。(笑)

こちらは臨戦態勢でした。
どうやらオオタカの親子が飛来したようで
のんびり構えていた野鳥ファンが慌ただしくカメラを向けます。
自転車のお母さんも何事かと上を見ますが、ボクは知らん顔です。(笑)


まさしく臨戦態勢!
うーん、腰の落とし方に気迫を感じます。

オジサンも一応、上空を見上げましたが・・・オオタカ発見できず。

こちらも、ある意味「臨戦態勢」でしょうか。
選挙もオオタカも関係なく、見えるのは目の前の彼女だけですね。
オイオイ、時間的にまだ授業中じゃないのか・・・


果樹園のある風景

2013年07月03日 | 日記

ジョギングの途中にいつも見上げる枇杷の実。
時々、一つ二つ、失敬して食べてみますが、甘くて美味しいですね。

そう言えば、いろいろと果物が美味しい季節になりました。
皆さんはどんな果物が好きですか?
私が住む区内にもまだ近郊農家が結構あって、果樹栽培が盛んです。

近所にあるキウイフルーツの棚です。
これでもか!というぐらい、たわわに実っています。
比較的、栽培が容易でベランダでも育てられると聞いたことがあります。

あの独特の酸味がちょっと苦手ですが
ヨーグルトと一緒に食べたりすると美味しいですね。
健康にもいいらしく、好きな女性は多いのではないでしょうか。

おお、ブドウですよ、ブドウ!
いまだに「葡萄」の字はちゃんと書けませんが、果物の中で一番好きかも知れません。
先日、田舎の母がこの季節恒例の「デラウェア」を送ってくれました。
写真を撮る間もなく食べ切ってしまいました。(笑)
甘くてみずみずしくて、生き返る心地がするほど美味しかったです。

この品種は何でしょうか?
丁寧に袋掛けされて丹精されていますねえ。
これから夏の陽射しにじっと耐えながらぐんぐん糖度を増し
秋には光り輝く「宝石」のような葡萄に成長するのでしょうねえ・・・楽しみです!

二年前のスケッチです。
山梨県・勝沼の葡萄畑の風景です。
山の斜面にどこまでも広がる葡萄棚の風景は壮観でした。
巨峰やピオーネをイヤというぐらいに食べて、至福の休日を過ごしました。

今年も出かけてみようかなあ・・・

 


夏の煩悩

2013年07月02日 | 日記

7月は私の生まれ月です。
昔は夏生まれのくせに暑さに弱かったのですが
最近は7月になると「俺の季節が来たぞ!」と奮い立つ思いがあります。

奮い立つ割にはジョギングのペースは上がりませんが・・・
でも、思い切り汗をかくのは気持ちいいです。

走っている間にもさまざまな想念が浮かんでは消えて行きます。
なかなか「無心」になりきれないのが悪い癖です。
と言うか、最近ドンドン「煩悩」が増えて来ているような気もします。(笑)

お、キノコ発見!
肉厚でなかなか美味そうだけど食えるのかなあ・・・
名前は不明です。

お、こっちにもキノコ!
ぬめぬめと光って食べ頃みたいだけど食えるのかなあ・・・
名前は不明です。

おお、洗濯物だ!
ホームレスの人も天気がいいとこんな気分になるんだなあ・・・

汗をかいてもすぐ乾くのがいいよなあ。
それにしても、もう「梅雨明け宣言」は出たのだろうか・・・

大極拳オジサンも気合が入っている。
私と違って煩悩など吹き飛ばすような気迫があるなあ・・・

鉄棒オジサンもたっぷり汗を流す。
お伴のワンちゃんはいつも手持無沙汰で
「はやくオヤツくれないかなあ・・・」と煩悩の表情を浮かべる。

走り終えた後の冷たい「ヘルシア」が美味い!
期待した効果はないけど、まあ「継続は力なり」だからなあ・・・

  「いろいろあるけど・・・ま、いいか!」

煩悩をうっちゃって、とりあえず今日一日を頑張ることにする。(笑)