まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

たそがれの池袋

2016年03月06日 | 日記

そんな歌があったどうか・・・
バイト終了後、ヤボ用があって池袋へ。
ちょうど黄昏どきで東口は大勢の人でごった返していました。



渋谷、新宿、銀座、六本木・・・
東京には数多くの盛り場がありますが
私はここ池袋が一番肌に合うような気がしますねえ。
街に独特の「匂い」があると言うのか、実は人混みが大好きなんです。(笑)



でも、行列に並ぶのは大嫌いです。
うーん、これはいったい何の行列なんでしょうか。
表に回って見ると「アップルパイ」でした。



ヤボ用を済ませた後、露地裏をブラブラ。
パチンコ店、ラーメン屋、ソープランド、ストリップ劇場・・・
池袋はおよそ人間の「欲望」に関するものなら何でも揃っています。(笑)

どこかからいい匂いが漂って来て思わず足を止めました。
えーと、これは沈丁花の匂いですねえ。
あらゆる猥雑な臭いが充満する盛り場のど真ん中で
それはなんとも清々しい「薫風」のように思えましたが
なかなか発生源が見つかりません。



ああ、ありました、ありました!
電車のガード横の狭い空き地で沈丁花が香りを放っています。
うーん、孤軍奮闘と言うのか・・偉いやつです。



新文芸坐は巨匠「内田吐夢」の特集でした。
いいですよねえ、打田吐夢!
やれ黒沢明とか、溝口健二とか、素人はすぐに言いますが
やっぱり本当の巨匠は内田吐夢ですよ。



大菩薩峠は稲垣浩や三隅研次、岡本喜八など
さまざまな監督が手がけていますが
完結編のメガホンを取ったのは他ならぬ内田吐夢でした。
異形のヒーロー机龍之介(片岡千恵蔵)の魅力を
余すところなく描いたそのダイナミックな演出は素晴らしかったです。



内田吐夢と言えば「飢餓海峡」。
日本の映画史に残る不朽の名作ですねえ。
伴淳三郎、三国連太郎、高倉健、左幸子、錚々たるメンバーで
何度見ても感動しますねえ。

ただ、上映時間が合わず今回は断念。
日をあらためて行くことにしました。



帰り道、路上ライブの若者に遭遇。
わが息子も大阪の路上ライブから叩き上げただけに
ついつい応援してしまいます。

頑張れよ!夢をあきらめるなよ!(笑)




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