まろの公園ライフ

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カマキリの怖ろしき生態

2016年11月22日 | 日記

またまたカマキリ登場です。
カマキリに「当たり年」があるかどうか知りませんが
今年は本当によく見かけます。

昨日は小春日和を思わせる陽気。
マンションの壁で逆さになって日向ぼっこをしていました。
よほど気持ちいいのか微動だにしません。
初めて知りましたがカマキリは「鎌切り」と書くそうですね。
鎌を持ったキリギリスという意味だそうです。
鎌はわかりますが・・・
キリギリスの仲間とは知りませんでした。



数日前にも控室の窓にやって来ました。
上のカマキリとは表皮の色がちょっと違っていました。
なんか文句でもあるのか!
因縁でもつけているような不敵な面構えでした。
逆三角形の顔が見るからに怖いです。
カマキリの性格までは正確にはわかりませんが
何か「邪悪さ」を感じますねえ。
世の中にはカマキリをカッコいいと言う人もいますが
私はやっぱりアキマセン。

カマキリは肉食です。
これは今年の夏に撮った写真ですが
セミの喉もとに食らいついて押さえ込んでいました。
セミでもトンボでもスズメバチでも
時にはヘビやカエルでも捕食すると言いますから凄いです。
控室で私がそんな話をしていると・・・

 「カマキリはメスがオスを食べるんだよな」
 「え、共食いってことですか?」
 「そうそう。交尾の最中に相手を食い殺すんだよ」
 「ま、まさか、そんな・・・」
 「自然の摂理と言うか、カマキリは奥が深いんだよね」
 「ほ、本当ですか?」

本当でした。
これは動物図鑑掲載の写真ですが
身体の大きいメスがオスの頭を食いちぎっています。
ああ、なんとおぞましい光景か・・・
お子様たちには絶対に見せないようにして下さいね。
頭を食いちぎられても交尾は継続中で
メスはオスの子種をしっかりと受け止めて子孫繁栄するとか。
うーん、何も食い殺さなくてもねえ・・・



相変わらず日向ぼっこ中。
カマキリの共食いは獲物が少なくなる晩秋の時期に多く
それが終わると本格的な冬の到来とか。
カマキリの生態を通して人間世界を語るつもりでしたが
あまりのショックで
そんな姑息な考えは吹き飛んでしまいました。(笑)


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2 コメント

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Unknown (すみごん)
2016-11-22 10:54:00
バッタは同種の密度が高いところでは茶色に、低いところでは緑色になるという話を聞いたことがありますので、カマキリもそうなのかもしれませんね。

蝉にくらいついているカマキリは羽がないので幼虫らしいですね。
これから成長するためにはどんどん食べないと!!
メスがオスを喰うというのも、時と場合によりけりのようですよ。餌が少ないと共食いするとか。とくに産卵は餌が少なくなる秋でしょうから、タマゴを産んで子孫を残すという彼らにとっては最も大切な仕事をするための行動だと私は思っています。
オスは遅かれ早かれ死ぬことになるのだから、メスの餌になった方がもしかしたら意味のあることなのかも・・・というか自然界に意味のないことはないなぁとつくづく思う次第です。

そういえば、「カマキリ夫人」とかいう成人映画ありませんでした?五月みどり?
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畏敬をこめて・・・ (まろ)
2016-11-22 17:32:36
すみごん様
カマキリ博士と呼ばせていただきます。(笑)
自然界には意味がないことなどない!
まことに深い言葉だと感じ入ります。
はるかに賢い筈の人間(もちろん私もふくめて)は意味のないことばかりしているのに・・・
オスはメスに食われて本望かも知れませんが、それにしても残酷です。
まさしく弱肉強食の極致でしょうか。

五月みどり主演の「かまきり夫人の告白」もう三十年以上前の映画ですねえ。
当時、彼女は三十五、六歳でしたでしょうか。
文字通りカマキリのように次々と男を食いものにしていく話でしたが
妖艶さが際立っていましたねえ。
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