まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

水着忘れた海水浴

2012年08月04日 | 日記

今年の夏は「行事なし!」と決めたのですが・・・
何もない夏休みはやっぱりちょっと可哀想かなあと思い直して
息子を連れて海水浴に出かけることにしました。

東京駅は大改修工事の真っ最中。
入道雲を背景にクレーンが力強く躍動しています。
「クレーン大好き人間」の私は思わずカメラを取り出してパチリ、パチリ。

さて、東京駅からゴトゴトと電車に揺られて・・・
やって来たのが小田原から三駅ほど先の神奈川県真鶴町。
去年は原発事故による「放射能騒ぎ」でさすがに海は断念したのですが
町内には私の好きな「中川一政美術館」もあって
お気に入りの「海の町」です。



駅からバスに乗って真鶴半島の突端へ。
車窓には早くも「磯遊び」を楽しむ人々の姿が見えてきました。
思わず歌を口ずさんでしまいます。

     ♪ 岬めぐりの バスは走る 窓に広がる青い海よ 悲しみ深く・・・

岬には燃えるようなカンナの花が海に向かって咲いていました。
海風は心地いいものの、かなりの湿度で早くも汗が吹き出して来ます。

遊歩道沿いには「はまゆう」の花も・・・
向こうに見える岩場が真鶴半島の突端にある名勝「三つ石」です。
海の匂いが色濃く漂ってきました。

遊歩道沿いの植物観察も楽しみのようです。
彼の頭の中には「夏休みの宿題研究」がちらついているのでしょうか。

真鶴半島は岩場が大半で砂地はありません。
岬の反対側には海水浴場もありますが、ほとんどの人の目的が「磯遊び」です。
潮だまりで小魚を追いかけたり蟹と戯れたりするのが楽しいのです。
ちょうど干潮の時間で岩場には大勢の人が・・・



時折、こんな東映の時代劇のようなシーンも・・・
で、この時、自分の水着を忘れて来たことに初めて気づきました。
リュックに弁当やお茶を入れるのに忙しくて、肝心の水着を失念するとは・・・
日頃の努力のお蔭でウエストもちょっと細くなって
堂々と「水着姿」を世間に公表するつもりでいたのに・・・嗚呼!

仕方なく木陰にレジャーシートを敷いて上半身裸に。
着て来たシャツは汗みどろでしたが、こうして置けばすぐに乾くでしょう。
時折吹いてくる潮風でスーッと汗が引いていきます。お弁当を食べる間ももどかしいように
彼はさっそく海の中へ・・・
私も「海水浴」気分満々でやって来たのに
まさか下着で泳ぐ訳にもいかず、泣く泣く「海辺のビール」だけにしました。

ちょっと凍らせてクーラーボックスに入れて来た缶ビールは
絶妙の温度に冷えていて最高でした。
私が得意の玉子焼きも唐揚げもなかなかでした。
ビールに気を取られて、ついつい写真は撮り忘れてしまいましたが・・・

やっぱり海はいいですねえ・・・
仕事の気がかりも、オリンピックの喧噪も忘れて
潮騒の音につつまれていると生き返ったような心持ちになって来ます。
「水着を忘れた海水浴」も、ある意味、自分らしいかなと
思わずひとり笑いをしてしまいました。
写真だけはいっぱい撮ったので明日も「真鶴」からお届けします!

 


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