まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

いぶし銀

2014年02月17日 | 日記

いつまで経っても雪が消えません。
公園ジョギングもすっかりご無沙汰で運動不足です。

消えないだけならまだしも
東北・北陸ではさらなる雪が降り積もって孤立集落も発生。
お隣の山梨県でも大変な事態になっています。

近くに買い物に行くにも道がぬかるんで
しかもシャーベット状になっていますから自転車では走れません。
まあ、私の自転車ぐらいはどうでもいいですが
全国各地で物流網がズタズタに寸断され完全に交通マヒ状態。
スーパーでもコンビニでも空っぽの棚が目立ち
パンもおにぎりもカップラーメンさえ忽然と姿を消していました。

そんな日本をよそに・・・
雪がない、雪がないと言われるソチでは快挙でした。

葛西選手、堂々の銀メダルでした!
金ではなく「銀」というところが彼らしくていいですねえ。
よく「いぶし銀」の魅力などと言いますが、まさにピッタリの比喩ですね。

ご存じのように「いぶし銀」というのは
くすんで渋みのある銀色のことで、年代物の銀製品などがそうです。
一見、華やかさには欠けますが、その風格と味わいは金以上の魅力があります。
41歳、史上最年長のメダリストジャンパー。
彼自身、様々な挫折や苦労や思考錯誤を重ねながら
コツコツと粘り強く今日のフォームを磨き上げて来たと聞きます。
あり余る才能と若さで金メダルを手にした選手とは根本的に違います。
中高年のオジサンが熱い声援を送るのも「むべなるかな」です。

さまざまな不幸を背負いながらも
この底抜けの明るさは、やはり人間の本当の強さなのでしょう。
マスコミはそうした不幸や生活環境の過酷さを
すぐに美談やサクセスストーリーに仕立てて持ち上げますが
そんな胡散臭いストーリーを笑い飛ばすような爽やかさがありますねえ。

金でなく、銀で本当によかった・・・と心からそう思います。
まだまだ上を目指す余地があるし、実際、彼自身も「次」を口にしているようです。
ぜひ「いぶし銀」ジャンパーの4年後を見てみたい!

さあ、葛西選手に元気をもらって今週も頑張りましょう。
いくらいぶしても、なかなか輝けないオジサンではありますが・・・(笑)

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿