まろの公園ライフ

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神様のくれた赤ん坊

2013年01月30日 | 日記

うらうらと陽射しが降り注いで
走るとちょっと汗ばむような一日でした。

冬眠中だった桜の大木も
枝の先が微かに色づいて来たような気がしますね。

ひと足早く、梅は蕾をふくらませ始めています。

いい感じですねえ!
植物も人間も同じで、これから花開こうとする若い蕾は希望を思わせます。
オジサンもぜひ「あやかりたい」ものです。

お、これなんか開き始めていますよ!
間もなく「立春」ですが、確かな春の兆しを感じました。

いつものベンチで一服していると
どこからか怒鳴るような大声が聴こえて来ました。
朝っぱらから酔っ払いかと思いましたが・・・な、なんじゃ、その白塗りは!

  「それでいいのか!お前はそれでいいのか!(怒号)」

訳がわからん!お前こそ、それでいいのか!

どうやら大学の「映画研究会」のようです。
自主映画の撮影中・・・と言ったところでしょうか。
それにしても安っぽい新劇のような大仰なセリフはどうなんでしょうか。

別の撮影ポイントに移動。
オジサンはその「メイク」と「台本」は一考の価値ありと思うけど
ま、楽しそうだからいっか!
そうそう、映画と言えば、昨夜、NHK・BSで懐かしい映画をやっていました。

前田陽一監督の「神様のくれた赤ん坊」、観ました?
もう30年以上も前の作品ですが、日本のロードムービーの傑作です。
同棲中の晋作(渡瀬恒彦)と小夜子(桃井かおり)のもとに
母親に捨てられた一人の少年が連れて来られることからドラマは始まります。
母親は晋作の昔の彼女で、どうやら男と駆け落ちしたらしい。
少年の父親かも知れない晋作は強引に押しつけられて困り果てますが
父親候補は他にも4人いて、二人は養育費をせしめるための「集金旅行」に・・・

うーん、とにかく渡瀬恒彦が若い!
桃井かおりは、この頃から変わらず「桃井かおり」でした。
父親探しの旅はすったもんだの連続ですが、脚本が実によく出来ていて面白いです。
喜劇を撮らせたら前田陽一の右に出る監督はいないと思いますね。
二人の心理描写が秀逸だし、脇役陣の演技も達者で
もう何度も観ているのに、全然、古びた感じはなくて、観るたびに新鮮です。
笑わせて、ホロッとさせて、しみじみとした余韻のある
日本では数少ないハートウォーミングなロードムービーの名作。
DVDが出ていますので、皆さんも、ぜひ!

モクレンの蕾もふくふくと・・・
気温だけでなく、ハートもウォーミングになる春が待ち遠しいです。


 


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2 コメント

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こんばんは♪ (あきこ)
2013-01-30 20:15:50
渡瀬さんと桃井さん!
最初わかりませんでした。
渡瀬さん好きです。
田村亮さんとか、船越さんとか2時間ドラマに出る俳優さん大好きですね\(^-^)/


まだまだ寒いですが、春の気配。
春夏秋冬、それぞれ好きですが、春うららな気候はたまらなく気持ち良いですよね。

大学のサークルの、撮影、結末が気になります(笑)。
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春夏秋冬 (Unknown)
2013-01-31 00:49:43
あきこ様
どの季節もいいですが、やっぱりうららかな春でしょうか。
渡瀬恒彦は若いですね!私も昔は若かったですが・・(笑)
大学生の頃は私も8ミリで映画撮ったことありますよ。懐かしく思い出します。
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