毎日、公園で写真を撮っていると、いろいろ悩むことが多い。
何を撮ったらいいのか、どう撮ったらいのか・・・
曲がりなりにも写真ブログをやっているのだから
数少ない読者に「へえ、いい写真だねえ!」と言って欲しい。
欲しいけれど、いかんせん技量がないから
結果的に、似たような写真ばかりで変わり映えがしない。
例えば色づいた公園の樹木。
美しいと思うけれど、そのまま撮ったのでは感動が伝わらない。
何とかいい方法はないかと考える。
トイレの屋根に落ち葉が降り積もっている。
風情があるなあ・・・とは思うけれど、風情をどう撮ったら効果的か
どんな構図で狙ったら面白いかがよくわからない。
公園の陸橋の上から落ち葉を撮ってみた。
たまたま「犬の散歩」が通りかかって、ちょっと面白い角度の写真になった。
その時、ハタとひらめいたのである。
これは俯瞰だけれど、低い角度から撮ったらどうなのかと・・・
トチノキの葉っぱが錆色になって散り始めている。
いつも下から見上げた写真ばかりを撮っているけれど
その落ち葉を低い角度で撮ったらどうなるか・・・
しゃがみこんで、ポンコツカメラを地面に置くようにして撮ってみた。
いわゆる「ローアングル」である。
おお、妙に迫力があるし、なかなか斬新な構図ではないか!
遠くの自転車オジサンもボケて味がある。
これ、行けるかもしれないなあ、と大いに自画自賛。
私が好きなスズカケの木。
大きな葉をバサリ、バサリと地面に散らしている。
ローアングルで撮るとこんな風になる。
いいなあ、落ち葉の「質感」と「量感」が伝わって来る。
ローアングルと言えば映画の小津安二郎監督がすぐに思い浮かぶ。
畳をなめるような独特の「ローポジション」にカメラを据え
家族の淡々とした日常を描いては、人情味あふれる名画を世に送り出した。
そうだ、俺も小津になってみよう・・・
例によって公園の銀杏並木。
今まで地面の落ち葉や銀杏の写真は山ほど撮って来た。
でも、カメラポジションを変えると、今までとは全く違った世界が広がる。
うーん、なかなかいいなあ!
カメラのベテランに言わせると「笑止」かも知れないけれど
そのことに初めて気がついて楽しくなって来た。
ようし、しばらくは「ローアングル」を多用してみよう!(笑)
しゃがんでいたら、目の前を女性ランナーが走って行く。
こんなのをローアングルで撮ったら「犯罪」になってまうから、もちろん自重する。
でも、カメラに限らず、ちょっと目線を変えるだけで
人間も社会も、今までとは全く違った風景が見えて来るのではないだろうか。
そんなことも発見した一日だった。
昨日の一枚目のベランダの写真♪♪
何か伝わってきます。
銀杏並木はやっぱり素敵です。
ローアングルいいですね♪
私はいつもワンパターンになるので、面白味に欠けます(笑)
いつも朝早くからご声援のコメント、ありがとうございます。
ローアングルなんて、まあ、カメラのイロハのようなもので
ベテランの人には笑われるのでしょうが、素人には
そんな小さな「発見」も嬉しかったりするのです。
カメラは難しいですねえ・・・
いつも地べたに這いつくばってバタバタしている身としては…。
それにしてもファーストカットのお姿、相変わらず逞しい!(下ネタ)
何をおっしゃいますか!いつも大所高所に立ったご意見ご指示
なかなか十分にお応え出来ず、心苦しく思って
おります(笑)
逞しく見えるのは太陽の増幅作用で、目の錯覚でしょうね。