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まろの都知事選分析!

2014年01月26日 | 日記

ポカポカ陽気でした。
こうあたたかい日が続くと反動が怖いです。
いきなりドーンと強烈な寒波がやって来るような気がして・・・

東京都知事選挙が公示されました。
数日前までは間の抜けた単なる背景に過ぎなかった掲示板にも
ポスターが貼られ、俄然、現実味を帯びて来ました。

10人が立候補したようです。
なぜ5人しかポスターがないのかはよくわかりませんが・・・(笑)
一言でいうと「鮮度」に欠ける顔ぶれです。
もちろん新しい顔もいますが、中心が「旧態依然」の人たちだからです。

果たして「脱原発」は争点になり得るのでしょうか?
そもそもエネルギー政策は国の専権事項で日本全体の将来に関わる問題です。
確かに東京都は東電の大株主で、最大の電力受益者でもあります。
しかし、東電株はすでに55%は国が買取り、事実上「国有化」されています。
東京都のシェアは1.2%、株主権の行使は不可能です。
もちろん「世論の喚起」という影響力はあるでしょうが、それも限定的です。
むしろ非与党勢力が「脱原発」でゆるやかなパーシャル連合を組み
国政の場で影響力を行使する方がよほど現実的だと思うのですが・・・
いずれにしても、さまざまな課題と矛盾を抱える1300万人都民の将来が
「ワン・イシュー」で判断されていい筈はありません。



亡霊復活といった印象がぬぐえませんね。
今回は亡霊二人がタッグを組むサプライズですが
私には「脱原発」を方便に使っているとしか思えません。
かつて細川内閣をつくった小沢一郎は「担ぐ神輿はパーがいい」と言ったそうですが
決断力が求められるこの時代に神輿が「パー」では困るのです。
あれほど国民に期待された細川内閣も
殿さまの気の弱さと優柔不断で混乱を極め、わずか9ヶ月で崩壊。
あの二の舞はご免被りたいものです。

親しい新聞記者によると圧勝らしいです。
むろん選挙はやってみないとわかりませんが、気に入りませんね。
マスコミがそういう安易な論調を張るから
世論が引っ張られますし、選挙に行かない人が増えます。

頭脳明晰、知名度抜群、弁舌さわやか、パフォーマンス上手。
確かに「能吏」という印象はありますが、私はこの人に「誠実」を感じません。
政治においても、私生活においても・・・(笑)

だいたい自民党もいかに候補者不足に窮したは言え
かつての「裏切り者}に頭を下げるとはどういう了見なのでしょうか。
それに唯々諾々と応じる本人の感覚も・・・
私は「不実の人」には投票しません!

消去法でいけばやはりこの人でしょうか。
人柄の高潔さも、弁護士としての実績も申し分ありません。
日本では数少ない温厚なリベラル派で、韓国や中国でさえ認めるほどです。
ただ、人柄や弁護士としての地道な活動は評価できても
あくまでも政治力は未知数です。
この人に大胆な「決断力」「突破力」があるかはやはり疑問です。
それと共産党との「距離感」が気になります。

実は私にはもう一人
一票を投じてみたい人物がいるのですが・・・
選挙前なので内緒です。(笑)

早々と投票用紙も届きました。
投票率は果たしてどれぐらいになるのでしょうか。
政治との距離がドンドン拡がっている現代。
その主たる原因はもちろん政治と政治家の不毛ですが
有権者の側にも少なからず責任があるではないでしょうかねえ。

その不毛なスマホ画面を消して
たまにはじっくり新聞でも読めよ、お前ら!(笑)