まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

大浮世絵展

2014年01月15日 | 日記

昨日は番組の新年会でした。
昨日は一人ではなくて大勢の新年会でした。
三軒もハシゴしてしまって久しぶりに二日酔いでした。
今も頭がボーッとしています。(笑)

墨田区・両国国技館。
初めて大相撲を観戦してきました。
というのはウソでお隣の「江戸東京博物館」に行って来ました。

ちょうど「大浮世絵展」が開催中です。
仕事の合間をぬって駆け足で見て来ました。
単なる浮世絵展ではなく「大」と銘打っただけあって
北斎、歌麿、写楽、広重、国芳と巨匠たちの傑作が大集合でした。

私の一番のお気に入りは広重です。
この見事なまでの「牧歌」と「抒情」、ああ、いいなあ・・・♪
広重は役者絵から美人画、花鳥図など数々のジャンルを手がけましたが
やっぱり「風景画」が群を抜いていますねえ。
その代表作が有名な「東海道五十三次」シリーズです。
「世界絵画遺産」なんてものがあれば真っ先に登録されるべきです!(笑)

北斎の構図、歌麿の色彩、国芳の奇想・・・
どれも魅力的ですが、やっぱり広重の抒情ですねえ!

クリアファイル買っちゃいました。
名作「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」です。
しんしんと降り積む雪の「静寂」までが聴こえて来そうな一枚です。
さすがゴッホが心酔しただけのことはありますねえ。
うーん、好きです♪

こちらは「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」ですね。
白雨とは夕立やにわか雨のことですが
突然の強風と激しい雨に慌てふためく往来の人々の様子が
イキイキとしたタッチで描かれていて、これも広重の最高傑作の一枚です。
独特の遠近法とシルエットの描写が凄い!
うーん、好きです♪(笑)

絵葉書もちょっとだけ買いました。
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」です。
広重の絵は風景画ですが、優れた「風俗画」でもあるんですねえ。
人物たちの背景にさり気なく描きこまれる
当時の庶民の暮らしぶりや生活感にウキウキしてしまいます。

広重以外では鈴木春信がよかったです。
これも有名な「雪中相合傘」です。
この様式美、女性の体のやわらかなライン
思わず見惚れてしまうような色香が漂っていますね。

今回は駆け足でしたから
会期中にもう一度ゆっくり見に来たいと思います。
その時は2500円也の図録もぜひ買ってみたいと思います。

浮世絵、なかなかいいですよ!(笑)